*

食べ物を飛ばすように吐くのは?犬の食道拡張や詰まる病気

【この記事の所要時間:約 4 分】

べ物を飛ばすように吐く病気は危険!?

犬の食道が拡張(肥大)したり、詰まったりする病気をご紹介します。

これは一部の犬種に見られ、遺伝的に起こる犬種もあります。

症状や原因、治療方法について解説していきます。

syokudou
「ハゥッ・・ご飯が食べられないなんて考えただけでテンションだだ下がりッス」(笑)

食べ物を飛ばすように吐く?

食べたものや水分などを
遠くに飛ばすように吐き出したら・・・

 

それは

巨大食道症(食道拡張症)
かもしれません。

巨大食道症をくわしく見る前に
食道を含む消化器のしくみを少し見てみましょう。

 

わたしたち動物は、生きるために
食べ物を食べなくてはいけません。

口から入ってきた食べ物を
胃に送り、消化吸収して体内に取り込むんですよね。

この一連の器官を消化器といいます。

消化器は生命を維持する
とても重要な器官なので
日頃から食事の様子や食欲
便の状態などを観察して
異常があったらすぐに動物病院へ
連れて行ってください。

今回注目するのは、この消化器の
一番初めの食道の部分です。

食道の消化管の筋肉は
収縮と拡張をくりかえして
蠕動(ぜんどう)運動を行っています。

この蠕動運動によって食べ物を
先に送っているんですが、
ここに障害が発生すると上手く食べられない
ということになるんですね(´・ω・`)

巨大食道症(食道拡張症)とは?

巨大食道症または、食道拡張症
というのは、この食道が広がってしまい
食べ物を送るための蠕動運動が
できなくなってしまう病気です。

症状としては、食べ物や水などを
遠くに飛ばすように吐き出してしまいます。

そして、吐いた時
細かい食べ物や水分などが
肺に入ってしまうことで肺炎を起こすこともあります。

このように、肺炎を起こすと
呼吸困難や発熱がみられ
命に危険が及ぶこともある怖い病気です。

 

巨大食道症(食道拡張症)には

  • グレート・デーン
  • ゴールデン・レトリバー
  • アイリッシュ・セッター
  • ジャーマンシェパードドッグ
  • ミニチュア・シュナウザー
  • ワイヤー・フォックス・テリア

などがかかりやすい犬種で
生まれつきの遺伝が影響しています。

でも、巨大食道症は生まれつきなどの
先天性による遺伝だけでなく
筋力が低下する病気や副腎皮質機能低下症
などが原因となることもあるので
全犬種に注意が必要です。

治療方法は?

残念なことに、巨大食道症に対する
効果的な治療方法はありません。

食事を食べる方法を工夫するしかないんですね(´・ω・`)

たとえば、前足を少し高いところにのせ
重力で食べ物を胃に送るとか・・・

そのため、立ったまま(起立の姿勢)で
食事を食べさせたりします。
そして食後も15分位は立ったまま
胃に食べ物を送り込むようにしていきます。

このように、食事のしかたを工夫して
ケアをしていってあげてください。

スポンサーリンク

血液を含んだ粘液を吐く!?

次も食道の病気になりますが
よだれが多くなり、血の入った
粘液を吐くようになったら・・・

 

それは

食道梗塞
の疑いがあります。

食道梗塞とは、誤って異物を飲んで
食道につまらせてしまった状態です。

犬の歯はわたしたちと違って
食べ物をすりつぶす機能がありません。

噛みちぎって、飲み込むというスタイルなんですね。

ですから、食道を通る大きさ
のものだったら、丸飲みをするんです。

しかも、口に入れたものを取り上げよう
とすると、急いで飲み込もうとすることもあります。

このため、食事以外の
異物を飲み込んでしまうケースって
日常に転がっています。。。怖いですね(T_T)

 

飲み込んだ異物の大きさから、
食道の一部を詰まらせていて
少しの食べ物なら入っていく場合と
完全に食道を塞いでいる場合があり
病気の症状としてもさまざまになります。

食道梗塞の時の治療は?

こちらの食道の病気は治療法があります。

異物が塞いでいるんですから
その異物を取り除くんですね。

入口に近い場所に異物が詰まっている
という場合なら、麻酔をかけ
口から鉗子(かんし)を入れて
異物を取り出します。

でも、鉗子で取れない(届かない)
場所に詰まっている場合は
手術で取り除くようになります。

 

 

このように、食道の病気になると
食べたものを吐き出す
という症状があるため
食欲が低下して元気もなくなります。

痩せてくることもあります。

食事を1人(一匹)だけでさせている
ということはないと思いますが
愛犬の体調管理をする上で
食事の様子を観察するのは大切なことです。

そして、嘔吐があり、
よだれが多いとか、元気が無い
食欲が無いなどの症状があったら
様子を見ていないで、すぐ動物病院で
診てもらうようにしてくださいね。

sponsord link

sponsord link


おすすめの関連記事

メルマガはじめました(´ω`*)



いつもご覧いただきありがとうございます(^^)

>>くわしくはこちら

関連記事

犬の癌(がん)の症状と発見方法は?部位別のご紹介

大切な愛犬の命を脅かす病気である癌(がん)。 あなたの愛犬に対する愛情と、犬の医療の進歩により

記事を読む

愛犬の口臭・出血の原因は?!口腔の癌(がん)や病気について

愛犬の口臭がとても強くて気になる・・・ 口臭の原因ですぐ考えられるのは口の中の病気ですよね?

記事を読む

犬の鼻水や鼻血の症状!どんな病気が考えられる?

鼻に関する病気をご紹介します。 鼻水や鼻血の症状が出ている時ってなんか病気なの? 人間だ

記事を読む

犬の目(眼球)の病気 | 白内障、緑内障、ブドウ膜炎ほか

犬の目のうち、眼球の病気についてご紹介します。 眼球の病気というと白内障、緑内障、ブドウ膜炎、

記事を読む

愛犬が突然攻撃的になった!襲うようになった理由は?

愛犬が突然、他の動物や人間に対して激しく攻撃的になった場合 たぶんあなたはものすごくびっくりす

記事を読む

犬の鼻(鼻腔)と肝臓など腹腔にできる癌の症状は?

犬にできる癌(腫瘍)についてご紹介します。 癌はいろいろな場所にできてしまいますが、その中でも

記事を読む

犬の皮膚にできるがん(腫瘍)の症状は?悪性・良性どっち?

現代病として犬も気をつけたいがん(腫瘍)。 今回は皮膚にできるがん(腫瘍)についてご紹介します

記事を読む

犬の目の病気 | 結膜炎と角膜炎の症状と治療は?

目は角膜、強膜、結膜でおおわれています。 その角膜と結膜に起こる炎症が角膜炎と結膜炎です。

記事を読む

愛犬を動物病院に連れて行く時、持っていく物と伝えるべきこと

犬を動物病院で診察してもらう時に持っていくものと 最低限伝えるべきことをご紹介します。

記事を読む

愛犬の病気予防!体型や特徴別のかかりやすい病気は?

あなたの愛犬がどんな病気にかかりやすいか? これを知っておくことで病気の予防もできますよね(^

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です



犬のしつけ!吠える成犬はもう手遅れ?大切な主従関係とは?

犬のしつけでみなさん深刻に悩まれているのが「吠える」のをいかにやめさせ

犬のしつけで吠える犬を叩くのは効果ある?ビシッとしつけるべき?

犬のしつけで吠える犬に対する対策に頭を悩ませている飼い主さんは多いです

犬のしつけで「吠えるのをやめさせる首輪」があるってホント?効果はある?

犬のしつけで困っている人が多いのが「吠える」ことに対する対策です。

no image
犬が吠える理由は進化の過程?犬種別吠えやすさをご紹介!

現代の私たちの社会では、犬がやたらに吠えると「無駄吠え」としてとらえて

犬が吠える理由を性格で判断!残りの3つをご紹介!

犬が吠える理由を性格から判断していきましょう。 前回の犬が吠える

→もっと見る

PAGE TOP ↑