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ペットフードでアレルギー?愛犬の食物アレルギーの症状とは?

【この記事の所要時間:約 13 分】

犬のアレルギーの原因がフードだった!

愛犬のアレルギー症状の中でも食物アレルギーについてご紹介します。

食物アレルギーとはどんなもの?アトピー性皮膚炎との違いは?

どんな症状が出るか?など食物アレルギーの特徴を見ていきましょう。

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「おいらは、食物アレルギー無いんだから、連れてってくれていいのに・・」

 

犬の食物アレルギーとはどんなもの?

犬のアレルギーは基本的に私たち人間と同じで
体を守るための免疫機能が過敏に反応して
逆に自分の体を攻撃してしまっている状態です。

愛犬にアレルギー症状が出た場合、
アレルギーの原因(アレルゲン)は何か?
を探していきます。

犬のアレルギーの代表的な物は

アトピー性皮膚炎

ノミアレルギー

食物アレルギー

があり、食物アレルギーは
40%もの犬が持っていると言われています。

犬のアレルギーの中で、
特に私たちを悩ませるものの一つが
食物アレルギーになります。

ちなみに、アトピー性皮膚炎の場合は
約半数の犬が食物アレルギーも
併発していると考えられます。

 

普段の生活状況や血液検査などの結果から
アレルゲンが食べ物であると考えられると
除去食試験を実施して、要因となる
アレルゲンを探して特定していきます。

除去食試験というのは
一定期間特別な食生活にして
アレルゲンと考えられる食べ物を
特定するための試験です。
※除去食試験についてはこちらで詳しくご紹介しています。

アトピー性皮膚炎の時と同じように
2001年のITFCADで、

食物(食物を構成するたんぱく質)あるいは食品添加物の消化に起因する臨床症状を「犬の食物有害反応」と定義し、そのうち、免疫学的な機序を介する食物に対する副反応であり、食物や食品添加物に対する生理学的な反応ではない症状を「犬の食物アレルギー」

と定義しました。

また、

食中毒や食物に対する特異体質(食物不耐性)、薬理学あるいは代謝性の反応など生理学的な食物に対する反応であり、免疫学的な反応ではない症状を犬の『食物不耐症」

としています。

ただ、2010年のITFCADでは、
「犬の食物有害反応」も食物アレルギーとして
同一に扱われています。

ちょっと難しく書かれていますが、
要はアレルギー検査をしたときに
食物に対するアレルゲンが存在していたり
リンパ球の検査で陽性が出るなどすると
「食物アレルギー」とみなしますよ、ということです。

 

アレルギーは全般的に、皮膚に症状が出ます。

これは環境要因のアトピー性皮膚炎も
フードなどの食物アレルギーも
症状がとても似ているんですね。

だから、どうやって区別するかについて
定義づけをされています。

それでは今度は食物アレルギーの症状
について見ていってみましょう(*^^*)

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犬の食物アレルギーで見られる症状は?

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食物アレルギーの多くは、アトピー性皮膚炎と
同じような症状が出ます。

ですからまずは食物アレルギーと
アトピー性皮膚炎の違いについて見ておきます。

 

食物アレルギーとアトピーの症状の違いは?

食物アレルギーの主な症状は、

  • 皮膚に発症する
  • 体の一部や全身に症状が出る
  • かゆみや脂漏がある
  • 細菌感染や外耳炎が認められる

このような症状はアトピー性皮膚炎と
共通している症状になりますが、
じつは食物アレルギーには食物アレルギーにしか
見られない症状というのがあるんです。

それは

  • 下痢や軟便などの消化器症状が出る
  • アトピー性皮膚炎では出ない口回り、背部、肛門から陰部周囲に症状が出る
  • 外耳炎やマラセチアに感染していることが多い

このような症状が見られたら、
アトピー性皮膚炎ではなく、食物アレルギーが疑われます。

そして、もう一つ。
食物アレルギーの多くは3歳未満に発症しますが
4歳から10歳の比較的高齢になっても
発症するところがアトピー性皮膚炎とは違うところです。

犬の食物アレルギーの症状の特徴

アレルギーには「I型」と「IV型」というタイプがあり
「I型」はアレルゲンと接触してから
30分ほどで症状が現れる即時型のもので
「IV型」はアレルゲンと接触してから
24時間以上かかってあらわれる遅延型のものです。

犬の食物アレルギーは、「I型」と「IV型」の
どちらかのこともあれば
両方のタイプを持って症状が出ることもあります。

「IV型」のタイプも合わさっている場合は
アレルゲンである食べ物を食べてから
数日たってから症状があらわれて
その症状が数週間持続することもあります。

そして、注意したいのは
食物アレルギーを持ちながら、
アトピー性皮膚炎でもある
というケースが7~26%もあることです!

これだと、アトピー性皮膚炎の治療で
副腎皮質ステロイド剤を投薬しても
かゆみが収まらない場合が多いんですって。

アトピーと区別するどころか、
ダブルでアレルギー症状を発症しているんですから
治療にも時間がかかりますし
何より症状がつらいでしょうね(´・ω・`)

フードなどの食物にアレルギーを持つ犬は
食事のたびにアレルゲンに接触しているわけですから
通年性で、季節に関係なくかゆいなどの
症状がみられます。

食事のたびですからね・・・

どうしても症状がアトピーの慢性期のように
中~重度の皮膚症状を起こすことが多くなってしまいます。

 

コラム~食物不耐症とは?~

食物アレルギーと似た症状に
食物不耐症というものがあります。

食物不耐症(しょくもつふたいしょう)は
食物アレルギーと同じように
ある特定の食品に対して拒否反応を起こすことです。

食物アレルギーと似ていますが
食物アレルギーが免疫系が原因で
引き起こされているのと違って
食物不耐症は消化器系が原因で引き起こされます。

食物不耐症は、特定の食物を分解する
酵素が足りなくて食べたものを消化できない状態です。

私たちのなかにも、牛乳を飲むと
お腹がゴロゴロする人もいますよね?
それは乳糖不耐症で、乳糖を分解する酵素が
足りない場合に起こる症状です。

症状が似ている不耐症とアレルギーですが
食物不耐症の場合は少量なら大丈夫だけど
食物アレルギーは少量でも危険になる点が大きく違います。

 

食物アレルギーを疑える犬のしぐさや様子

食物アレルギーが原因で犬にみられる症状を
犬のしぐさや様子から判断できるように
まとめておきたいと思います。

  • お腹が鳴る(または張りがある)
  • 下痢や軟便、嘔吐
  • とにかく体を掻く
  • 体にひっかき傷や脱毛がある
  • フケが出ている
  • 1歳未満なのにひどい皮膚炎
  • 外耳炎になることが多い
  • 口回り、背中、耳、肛門、内股、足の付け根が赤い
  • 足の裏をよく噛んだり舐めている

そして、食物アレルギーの症状が出やすいところは

  • 目の周り
  • 口の周り
  • 背中
  • 肛門付近
  • 足の付け根
  • つま先や足の裏

このあたりをしきりにかゆがっていたり
気にする行動が多い場合は
皮膚に炎症が見られる可能性がありますので
愛犬のしぐさにもよく注意してあげてください。

食物アレルギーとドッグフード

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2015年にドイツにある大学で
合計297頭の犬に対して
食事性アレルギー皮膚反応の研究がされました。
※ルートヴィヒ・マクシミリアン大学を中心としたチーム

その調査結果は、他に既に出されていた論文と
ほぼ一致する結果が得られたといいます。
それによるとアレルギーを起こしやすい食材は

牛肉     102頭(34%)
乳製品    51頭(17%)
鶏肉     45頭(15%)
小麦     38頭(13%)
大豆     18頭(6%)
ラム肉    14頭(5%)
とうもろこし 13頭(4%)
卵      11頭(4%)
豚肉      7頭(2%)
魚       5頭(2%)
米       5頭(2%)

という結果になっています。

ドッグフードには牛肉などの肉類、
乳製品、大豆、卵などのタンパク質や
小麦やトウモロコシなどの炭水化物
が入っていることが多いので、
ドッグフードがあげられないってこと?
と戸惑ってしまうかもしれません。

もちろん症状が重症化している場合や
獣医師の診察を受けている場合は
治療として指定のドッグフードをあげたり
指示されていることを守らなければなりません。

でも、食物アレルギーの疑いがあるとか
症状が軽度、食物アレルギーを予防したい
という場合はドッグフードを変えるというのも
一つの方法になります。

というのも、食材自体が原因というより
肉類でも飼育過程の飼料に
多くの抗生剤が使われていたり、
穀類に化学肥料や除草剤が使われていたり
食いつきを良くして美味しそうに見せるために
多くの添加物が使われていたりと
それらの成分が原因となる可能性もあります。

添加物として使われている防腐剤には
エトキシキン、亜硝酸ナトリウム他
発がん性のあるもの使っているフードもあります。

添加物は体に悪い

というのは私たち人間の間では
かなり浸透されている情報ですが、犬にとっても
免疫システムを狂わせてしまったり
抵抗力を弱める原因になります。

実際にアレルゲンが鶏肉と言われた犬が
手作り食で鶏肉を食べても
症状が出なかったという例もあるそうです。

このように、アレルゲンの食材そのものに
注目をしがちですが、原因となるのは
食材そのものだけではないということです。

毎日同じ種類のドッグフードを食べていると
食物アレルギーの発症率が
高くなる傾向にあるとも言われていますので
ドッグフードを変えることで

症状が軽くなる

予防ができる

という可能性があるといえます。

 

おすすめのドッグフードは?

モグワンドッグフード

モグワンドッグフード愛犬の健康と食いつきにこだわりぬいた
非常にスペシャルなドッグフードです。

アレルゲンに多い食材を極力避け
小麦や大豆などの穀物も不使用の
グレインフリーであり、
着色料や香料、人口添加物も使っていません。

公式サイトでその徹底したこだわりと
最後の方に原材料が明記されているのでご確認ください。

>> 「モグワンドッグフード」の詳細はこちら

 

アランズナチュラルドッグフード

アランズナチュラルこちらもこだわりの天然素材のみで
健康を考えて作られたプレミアムフードです。

アレルゲンとなる食材や添加物を避け
アレルギー対応されているのも特徴です。

こちらの原材料はよくある質問の
アレルギーに関する質問のところに
全てが明記されているのでご確認ください。

>> 「アランズナチュラルドッグフード」の詳細はこちら

 

 

原因は?食物アレルギーの仕組みとは

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食物アレルギーになる原因は
遺伝もありますし、環境的な要因もあります。

全てのメカニズムが解明されていないので
犬が食物アレルギーになる原因は
はっきりとしたことは言えませんが
犬の免疫力が低下することによる
免疫バランスの異常だと言われています。

食物アレルギーを発症する原因としては

  1. アレルゲンと接触頻度が多い
  2. ヒスタミンの摂取
  3. 消化管粘膜の損傷

によって起こります。

 

犬の食物アレルギー対策決定版!

アレルギーの治療をするにあたって
大事なのがアレルゲンを特定することです。

動物病院では、症状や年齢などから
食物アレルギーの可能性を疑う状況になると、

  1. どの食べ物に反応しているのか?
  2. アレルゲンは何なのか?

という特定する作業を行います。

この作業が
「除去食試験」と「食物負荷試験」
といい、
これまでに食べたことのない食材
を使った除去食と呼ばれる専用フード
を与えて様子を見ていきます。

もし、これでアレルギーの症状が治まったり
緩和されてきたとすると、
今出ている症状は食物アレルギーである
とほぼ特定されます。

食物アレルギーの場合は、どの食物に
アレルゲンがあるか?がわかれば
アレルゲンを遠ざけることができるので
症状を抑えてあげられる可能性が高まります。

このように食生活を見直したり
アレルゲンと接触する頻度を減らすことが
主な治療法になりますが、
膿皮症や外耳炎などの
他の状態が併発している場合は
抗生物質などの投薬治療をすることもあります。

また、皮膚炎の状態によっては
かゆみ止めや抗炎症薬など
薬で症状を抑える場合もあります。

要注意!注意が必要な食材とは?

犬の食物アレルギーのアレルゲン
となる食材は先ほどご紹介しました。
これらのタンパク質を極力普段から
摂取しないようにすることが大切です。

しかし、犬の健康に摂って
タンパク質を全く摂らないことも良くないんですね(´・ω・`)

 

食物アレルギーの特徴として
今まで食べたことがないもの
消化吸収が良いもの
はアレルギーが起こるリスクが少ないです。

 

植物性タンパク質は消化に悪いので
なるべくグルテンフリーにするとか
今までに食べたことない肉
(フードに入っていなかった肉)を
使っているフードに変えてみるなども効果が望めます。

意外と落とし穴なのがおやつです。

食物アレルギーに気遣ったフードにしたのに
おやつでアレルゲンを与えてしまうこともあります。

おやつは少量だから…

とは思わずに、おやつの原料も確認してください。

間違えやすい?食物以外の犬のアレルギー

前半でもお伝えした犬のアレルギーで
食物アレルギーと間違いやすいのが
アトピー性皮膚炎とノミアレルギーです。

 

アトピー性皮膚炎は最近非常に増えていて
生後6ヵ月から3歳くらいまでの子犬が
皮膚炎の症状があればアトピーが疑われます。

またアトピー性皮膚炎の原因は
ハウスダストやダニの死骸、カビ
などがアレルゲンとなるので
室内犬に発症することが多いのが特徴です。

治療は抗炎症薬やかゆみ止めの
投薬治療がメインとなり、
対策としては室内環境の清潔を
心がけるのが大切になります。

 

ノミアレルギーは、犬の体に寄生する
ノミ自体にアレルギー反応を起こすため
外飼い犬に多く発症します。

ノミが寄生しやすい背中やお尻、しっぽなどに
発疹や抜け毛がある場合には
ノミアレルギーが疑えます。

ノミを駆除する皮膚に垂らすタイプの薬で
ノミを犬に近づけないなどの対策をとり
病院で出される、かゆみ止めや抗炎症薬を
投薬して治療していきます。

犬の食物アレルギーのまとめ

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最後までご覧いただきありがとうございました!

犬の食物アレルギーに対しては

アレルゲンに接触させない

ということが大きな対策となります。
アレルゲンは特定できている場合は
過去のフードを含む食生活を見直して
アレルゲンを与えないことはもちろん
安易に添加物を使ったフードは避け
リスクの低い、今まで食べたことない肉や
消化に悪い植物性たんぱく不使用の
グルテンフリーのフードに変えてみてください。

おすすめのドッグフードはこちら

 

ただし、
重症の場合や、すでに獣医師に
診ていただいている場合は
指示や約束を守って治療することが重要です。

 

私たち人間の場合もそうですが
犬の食物アレルギーも長い目で見て
一生かけて付き合わなくてはいけないものです。

もともと食が細い子などはフードを変えることで
さらに食べなくなってしまう場合もあり
あなたも気が気ではないと思います。

ドッグフードをやめて手作り食にしようかしら…
と考えられるかもしれませんが
毎食の手作り食は栄養が偏りがちになったり
時間がない時など困難も多くなります。

諦めずに色々なフードをあげてみると
食が細い子でも喜んで食べてくれるものが
必ずありますから、基本的にはドッグフードで
考えていった方が良いと思います。

 

 

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