ウェルシュ・コーギー・ペンブローグの性格とは?
コーギーの愛称で親しまれているウェルシュ・コーギー・ペンブローグ。
イギリスのウェールズ地方で、牛追いなど家畜のコントロールに使われてきた牧羊犬です。
とてもかわいらしい見た目に反して、コーギーは「飼いにくい犬」と言われることがあります。
本当に飼いにくい犬なのか、まずはコーギーの性格を見ていきたいと思います。
ウェルシュ・コーギー・ペンブローグは、人間が大好きで温厚従順な友好的な犬種です。
さすが牛追いの牧羊犬だっただけあって状況判断能力に優れていて訓練能力も高く、一度興味をもったことには自分から積極的に取り組んで、あっという間に習得してしまう優秀さがあります。
フレンドリーでいて、大胆で従順。意志が強くて活発でスタミナも豊富です。
見かけが小さいので、か弱い犬かと思ってしまうことがあるかもしれませんが、ところがどっこい!
元気でパワフルな犬なんです。
コーギーが優れているのは番犬としても立派なところ!!
コーギーは人間(飼い主さん)のことが大好きなんですが・・・甘えん坊で飼い主さんがいないとストレスになるという性格ではないんですね。
ですから、長時間でも留守番ができますし、自分の縄張りや家庭を守ろうという意識が人一倍強いです。
なんて優秀な番犬なんでしょう(T_T)
ご覧いただいてお分かりになる通り、コーギーの性格は「温厚」で「友好的」で「優れた状況判断能力」があるとても賢い犬です。
ただ、こんなに優秀なコーギーですが、飼いにくい犬と言われる理由もあるのは確かなんですね。
コーギーが飼いにくい犬と言われる理由をご紹介する前に、オスとメスの性格の違いというのも確認しておきたいと思います。
コーギーのオスとメスの性格の違いは?
コーギーにかかわらず犬はオスとメスで性格が違うことが多々あります。
コーギーの場合はオス派とメス派に分かれるほど全く違うというほどではなく、一般的な犬種と同じように性ホルモンの影響を受けるくらいの違いです。
オスは男性ホルモンの影響で縄張り意識が強く、攻撃性が高い傾向が強いです。
子犬のころはメスよりやんちゃをすることが多く、メスよりも甘えん坊で、飼い主さんのことが大好きな分寂しがり屋さんなことが多いです。
成犬になっても、オスはメスよりも留守番など一人になることを嫌がる傾向があります。
責任感が強いことが裏目に出ると物品に対する執着が強く出ることも。
対してメスは、活発で明るい性格ですがオスよりも比較的落ち着きがあり、しつけもしやすいといわれています。
しつけがちゃんとできると飼い主に従順ですし、初対面の人や犬に対しても警戒することなくトラブルにもなりにくいです。
しかし!
しつけなどを通して信頼関係を築いておけないと実は気が強いのはメスの方で、好き嫌いがはっきりしていて頑固な一面で手を焼くこともあります。
今までコーギーの性格を見てきましたが、コーギーが飼いにくいといわれている理由が少~し察しがついてきたかもしれません。
でももっと重要なポイントがあるんです!
コーギーって……飼うのに全く向いていない人が飼ってしまうと、ちょっと飼いにくいというか頑張らないといけない部分がありますので、飼いにくいといわれている理由についてご紹介していこうと思います。
コーギーが飼いにくいといわれる理由
最初に言わせていただきたいのが、決してコーギーが悪いわけではなく、むしろ優秀だからこそ「飼いにくい」なんて言われてしまうということです。
コーギーが飼いにくいといわれている理由としては
- 勇敢(自己主張が強い)
- 吠えやすい
- 噛む習性がある
- 体力がある
この4つがあげられますが、これはすべて元々「牧畜犬」として作出された歴史を持ち、長年人間のために活躍してきてくれたという背景を忘れてはいけません。
まず自分の体の何倍もある牛を追いかけて誘導するためには、相当勇敢でないと怖くて牛の群れと一緒に走り回ることはできません。
勇敢であり、さらに堂々としている分、それが直線的な性格となり自己主張が強いとみられることになっています。
例えば…遊びたい!食べたい!吠えたい!気に入らない!などの気持ちが強くなってしまうと、それをストレートに主張するため自己主張が強いとなるんですね。
しかもストレートに主張する際の方法ですが、ここにも牧畜犬ならではの特徴があります。
それが2つ目と3つ目の「吠えやすい」と「噛む習性がある」という点で、文字通り吠えたり噛んだりして主張しやすいという特徴が、飼い主としては困ったことにつながりやすくなっています。。
コーギーは牛を追っていた時の習性があるので声が太く、非常に大きな声で吠えることができます。
ストレートに主張するためだけではなく、テリトリー意識も高いので番犬として優秀ではあるんですが、しつけ方がよろしくないと何かあると吠えて要求しまくる犬になりやすいと言えます。
さらに噛む習性ですが、コーギーの牛の追い方は家畜のかかとを噛んで誘導する「ヒーラー」という方法なので、「噛む」という行為が絶対的に必要だったんです。
ですからコーギーにとっては噛むという方法は自分が取れる手段として当たり前に行うことが本能的に刻まれています。
これらのことから「自分の思い通りにするために吠えたり噛んだりしやすくなる」場合もあり、飼いにくい犬と言われてしまうんですね。
あとコーギーが飼いにくいといわれる理由として一番大切で忘れてはいけないのが「コーギーは体力がある」という点です。
コーギーは小型犬とはいえ元牧畜犬ですからね。
本当にタフです!運動量でいえば大型犬と変わらないくらいの運動量が必要な犬種になっています。
成犬では1日朝夕の2回、それぞれ30分から1時間のお散歩時間の確保が必要になります。
30分から1時間と時間に開きはありますが、それは個体差が大きいため愛犬に必要な運動量に関しては飼い主さんが見極めてあげる必要があります。
コーギーのような豊富な運動量を必要とする犬種を運動不足にしてしまうと、体力が有り余ってしまってストレスが溜まり室内で暴れたりイタズラが増えたり、悪化すると問題行動につながってしまいます。
攻撃的になって、吠える・威嚇する・噛み付くといったことが増えるんですね。
これは攻撃的なコーギーが悪いのではなく、飼い主さんの見極めが不足していてその犬に会った運動をさせてあげていないことが原因です。
お散歩でもゆっくりウォーキングするだけではなくダッシュを取り入れるなど少しは知らせてあげる工夫をしたり、週に1度はドッグランに連れて行って思い切り走らせてあげることも必要です。
コーギーを飼うのに向いている人はこんな人!
コーギーは走るのに適しているようにしっかりとした筋肉が付く体が特徴ですから、小型犬に分類されていますが体重は中型犬に近いくらい重いです。
しかもご紹介したように豊富な運動量が必要なので、シニアの方がまったりと飼う犬としては向いていません。
コーギーは非常に賢く、従順で訓練能力も高い犬なので、早い時期からしっかりとしつけができるのであれば子供がいる家庭でも大丈夫です。
頭が良いので教えたことの呑み込みも早いため、初心者でも飼うことができる犬種ですが、飼う前からしつけの仕方などについてはよく勉強してから飼うことがおすすめです。
その都度調べながらしつけをしているようだと、賢いコーギーに信頼される飼い主になるのは少し難しく、「飼いにくいコーギー」にしてしまう恐れがあります。
ちゃんとしつけができなければ吠えやすく、基本的に落ち着きがなく、突然スイッチが入って興奮しだすこともありますから、問題行動も起こしがちな犬種と言えます。
散歩中なども、急に引っ張って別の方向に進もうとしたり、他の犬や人に対して攻撃的になってしまう恐れもあります。
リーダーウォークができるようにしておく・オスワリなどをさせて愛犬の意識を飼い主に向けられるようにするなど、愛犬をコントロールできるようにしておく必要があるんですね。
コーギーを飼うにはしつけの仕方や考え方などをしっかり知ったうえでしつけに取り組んでいただくことがとても重要です。
そうじゃないと、「しつけをしているけどうまくいかない」「しつけをしているのにいうことを聞かない」と思ってしまい、コーギーは飼いにくい犬だと判断されてしまいます。
ですので、コーギーを飼うのに向いているのは「しつけの方法を知ってしつけができる人」ということになります。
飼いにくいコーギーにしないための飼い方の注意点
本当はとても利口なコーギーを飼いにくい犬にしないための飼い方の注意点としては
- 子犬の時からしつけをしっかりと
- パワフルを楽しむ
- 肥満には要注意!!
この3つの注意点を抑えていただければ大丈夫です。
子犬の時からしつけを
「自己主張が強い」「気が強い」という性格を持っているコーギーは、子犬の時からしっかりとしつけをしなければいけないというのはお分かりいただけると思います。
「子犬のかわいらしい姿を見たら、怒るなんてかわいそうでしつけができないわぁ」とおっしゃる飼い主さんがたまにいらっしゃいますが、しつけは怒ることではありません。
人間社会で生きていくうえで、犬が安心して怖い思いをしないで余計な警戒をしないで過ごすために、人間社会のルールを教えることというのがしつけです。
人間社会で犬がストレスなく生活していけるように、「正しい行動」がとれるように犬を導き、成功体験をたくさんさせていく中で、信頼関係を築いていく。
そして余計な警戒心を抱かせないように、知らない人や犬にたくさん会わせたり、様々な景色を見せたり、音・匂い・動く物に慣れさせるなど、色々な経験をさせることも大切なしつけの一つです。
このいろいろな経験をさせることというのが「社会化」と言われるもので、特に子犬のころに力を入れて行いたいしつけになります。
コーギーは頭が良くて訓練性も高いので、ちゃんとしつけられればとても飼いやすい犬になりますから、安心して飼ってあげてください。
パワフルを楽しむ
先ほども運動量として触れましたが、コーギーは小型犬としてご紹介していますが「小さな中型犬」とか「背の低い中型犬」くらいのパワフルさがあります。
ドッグランなどに連れて行くと、3,4時間走り回っても平気なくらいタフです!
ですからインドア派の人はちょっと厳しいと感じてしまうかもしれませんが、アウトドア派であれば愛犬と走り回る楽しさを堪能できると思います。
ここで注意点として、たくさん運動をさせてあげるのは必要なんですが、フライングディスクのような急激に腰をひねるような運動は向いていません!腰を痛めるので。
ボール遊びなら大丈夫ですからしっかり走らせてあげてください。
あと、育ち盛りの1歳くらいまでの時期は、過度な運動はダメージとなりますので、ちょうどよい運動量を見極めてあげてください。
肥満には要注意!!!!
実は多くのコーギーが肥満なんです!!でも、コーギーを肥満にしちゃいないんです。
コーギーは食欲が旺盛です。
だから、つい食べさせてあげたくなるかもしれませんが、肥満になると病気になりやすくなります。
ミニチュアダックスフンドと一緒で胴長の体ですから、太ってしまうと腰に負担がかかり背骨を痛めて椎間板ヘルニアになりやすくなってしまいまし、骨や関節のトラブルも起きやすくなっちゃうんですね。
例えば、最近ちょっとあまり運動ができなかったのに、いつもと同じ量をあげていては太ってしまいます。
飼い主さんからすると運動させてあげられていない負い目のようなものを、食欲を満たすことで解消させてあげたいと思ってしまう気持ちもわかりますが、それは肥満に直結します。
運動量と食事量のバランスも考えてあげるようにして、肥満にならないようコントロールしていきましょう。
足の短い犬種は背骨への負担が大きいため、若いうちからヘルニアを起こしやすいものです。
ソファーなどに飛び乗ったり落ちたりするのも大きな負担になりますので、犬用の階段などの設置を考えてください。
また滑る床も負担になりますので、コルクやカーペットを引くなどの対策が有効です。
椎間板ヘルニアになってしまった場合は、脊椎の固定が重要ですが、犬を安静にさせることが難しいため、治療に犬用コルセットを使うケースもあります。
獣医師がサイズを測るオーダーメイドなので体にフィットして負担を軽減できます。痛みが減り症状の進行が抑えられ生活の質を維持できます。
コーギーがかかりやすい病気
椎間板ヘルニアについて少し触れましたので、コーギーがかかりやすい病気についてもご紹介しておきたいと思います。
飼い主さんがすぐに気づけるものだけではありません。
愛犬を病気にさせないよう定期的な健康診断は大切ですので、ぜひ受けるようにしてください。
定期的な健康診断の頻度やどんなことをするかなどは、下の記事の後半部分で詳しくご紹介していますのでご参考にしてください。※目次の部分から飛んでいただけます。
<椎間板ヘルニア>
背骨の脊髄が圧迫され足の神経がマヒして足がもつれる、歩けないなど歩行に異常が見られます。
痛みがあるため触られるのを嫌がります。抗炎症薬を使て症状を和らげたり重症の場合は手術で圧迫部分を開放したりします。
<股関節形成不全>
先天的な要因や肥満などで股関節やひざ関節が障害される病気です。
成長するにしたがって腰が左右に触れたり、後ろ足をそろえて飛ぶようにして歩いたり座れなくなったりします。
<緑内障>
眼圧が高まり視神経が障害を受けて視野が狭くなる病気です。
初期には見た眼に変化はありませんが、進行すると瞳が緑や赤に見えるようになります。視野が狭くなっているので犬は見えにくい状態になっていますが、ただこれは飼い主さんにはわかりにくいものです。
<尿路結石症>
腎臓から尿道までの尿路のどこかに結石ができ、尿路が詰まったり痛みが生じたりする病気です。
結石ができた場所などによって症状は異なりますが、結石は動くと壁を傷つけてしまうために強い痛みを引き起こします。結石を取り除く手術を行う意外に根治療法はありません。
コーギーの特徴と種類について
飼いやすさの目安
体高 | 25~30.5cm |
体重 | 10~12kg |
価格 | 13~25万円 |
原産国 | イギリス |
運動量 | 30分×2回 |
状況判断がよい⇒☆☆☆☆
社会性・協調性がある⇒☆☆☆☆
健康管理がしやすい⇒☆☆☆
訓練されるのが好き⇒☆☆☆☆
友好的⇒☆☆☆
コーギーのしっぽは何で短い?
桃尻とかコギケツなど、あのぷりぷりしたコーギーのお知りに魅了される飼い主さんも多いと思います。
コーギーのしっぽは、本来であれば長いふさふさとしたしっぽを持っていますが、生後1週間以内に断尾(しっぽを切られること)されているので短くなっているんですね。
そもそもなぜコーギーのしっぽが断尾されるようになったかは諸説あります。
一番多く知られている有力な説は、牛追いの仕事をしていたため、牛にしっぽを踏まれないよう、仕事の邪魔にならないように切ったという説です。
その他だと、
- 昔のヨーロッパでは断尾をすれば狂犬病にかからないと信じられていた説
- ジョージ王朝時代にしっぽのついた犬は課税対象になったため節税対策として説
- キツネと間違われて狩られないようにするため説
- 足が短く膀胱炎などになりやすいため衛生上の問題説 など
ただ世界中で(もちろん日本でも)動物愛護の観点から断尾をすることが問題視され、断尾をしていないコーギーを多く見かけるようになりました。
しかし、今でもしっぽが短いか、もしくはしっぽがないほうが売れるのだとか…
今の時代、コーギーを断尾する必要はありませんので、ふさふさなしっぽにも魅力を感じて呉れる飼い主さんが増えてくれると嬉しいですね。
コーギーの被毛や毛色について
コーギーはアンダーコートがびっしりとつまっている「ダブルコート」の被毛です。
春と秋の換毛期には想像以上にごっそりと毛が抜けます。
普通に歩いているだけで毛が抜け落ちるほどです。
しかも足が短いのにお腹の毛が長めなため、お腹の部分が汚れやすく菌が繁殖して匂いがしてしまうこともあります。
そのため毎日のブラッシングは欠かせませんし、換毛期には普通のブラシではなくスリッカーというブラシでブラッシングをする必要があります。
ちなみに毛色は単色ではレッド、セーブル、フォーン、ブラック&タンがあります。
コーギーの種類・カーディガンと第三のコーギーとは?
コーギーは「ウェルシュ・コーギー」と呼ばれ、そこからさらに「カーディガン」と「ペンブローク」の2種に分かれます。
歴史的にみると、カーディガンのほうが紀元前1200年には存在したといわれていてとても古い歴史を持っています。
ケルト民族がウェールズに移住する際に一緒に連れてきた犬が祖先と言われています。
ペンブロークの方は8~9世紀ですから西暦700~900年ころ、バイキングがスウェーデンからウェールズ地方に連れてきたと言われていて、もとは全くの別の犬種だったようです。
しかし、どちらもウェールズ州にいる胴長短足体型の牧畜犬であることから、同一種として考えられています。
ちなみに日本での飼育率は圧倒的にペンブロークが多いです。
最近は毛の長い『フラッフィー』というコーギーも存在していて、第三のコーギーと呼ばれています。
希少な犬種ですが日本でも見受けられるようになっています。
ペンブロークもカーディガンもフラッフィーも全て胴長で短足の体型をしています。
ご紹介してきました通り、コーギーはこの体型のために人一倍じゃなくて犬一倍「肥満」に関して気を付けてあげないといけません。
しかも食欲が旺盛で太りやすいので、すでに多くのコーギーが肥満体であるといわれています。
肥満の犬は病気になるリスクが跳ね上がるので、肥満にならないための予防法やチェック方法についてもう一度詳しくご紹介していきます。
全犬対応!肥満になるとかかりやすい病気は?
さて、いきなり怖い話から始めます((((;゚Д゚)))
コーギーのかかりやすい病気はご紹介しましたが、それとは別で全犬について言えることですが、肥満になってしまうとどんな病気にかかってしまうんでしょう?
肥満は病気のリスクを高めるだけでなく治療の妨げにもなるってご存知でしたか?
代表的な病気が、コーギーがかかりやすい病気としてもご紹介しました
股関節形成不全と椎間板ヘルニア
これは肥満が、腰や膝の骨に負担がかかるために起こる病気でしたね。
また、体が大きくなる分
心臓病
にもなりやすいんですね。
大きな体に血液を流すため心臓に負担がかかるためおこります。
そして、心臓の機能が悪くなると全身に酸素が回らなくなるため呼吸器にも害が及んできます。
脂肪に気管がつぶされて
気管虚脱
になる可能性も出てきます。
無駄についてしまった脂肪によって体温調節もうまくできなくなって免疫力が低下しますから、
感染症
にもかかりやすくなります。
この他にも、
皮膚病
ホルモンの異常
腎臓病
肝臓病
になってしまうおそれがあります(T_T)
病気になってしまったら早く治してあげたいですよね?
しかし・・・
もし手術するということになったら肥満になっているワンちゃんは
麻酔が効きにくくなる!
これはかわいそすぎます・・・
しかも手術の際も、脂肪が邪魔で手術をしづらいそうです。
こんなことにならないようにまず愛犬は肥満になっているかチェックをしてみましょうo(`・д・´)o
肥満?やや肥満?チェックポイント!
愛犬を上から見て、
くびれがなかったら肥満の可能性が大!!
シャープな体つきじゃなく、背中が広がっているように見えたら限りなく肥満の可能性が高いです。
見た目でほぼチェックは出来てしまいますが、体を触った時
- 骨が感じられない
- 肉が簡単につまめる
- 余分な膨らみがある
という場合も肥満と考えていいでしょう。
当サイトの犬種別の飼い方でご紹介しているのは「標準体重」です。
犬種によって標準体重はあるんですが、「理想体重」はその子によって違うので獣医さんに確認してください。
その子の体を触診すると、経験の豊富な獣医さんだったらどれくらいの体重が理想かを教えてくれます。
理想体重よりも15%以上太っている場合は肥満なのでご注意ください!
現在、成犬の3割以上が肥満・やや肥満になっています。あなたの愛犬は大丈夫ですか??
コーギーを含む「犬を肥満にさせない」予防方法!
今は肥満じゃなかった!という場合も、将来肥満になる可能性があります。
予防方法をご紹介しますので、このまま肥満にさせないよう管理してあげてください(^^)
犬の肥満は飼い主の間違った健康管理が原因と言われています。
一番多いのは、愛犬の必要カロリーを知らない状態で、フードをあげたりおやつをあげているうちに摂取カロリーが多すぎてしまい肥満になるということです。
愛犬の食餌の必要カロリーを把握しましょう。
これは運動量や年令によっても変わってきます。たとえば、1歳を過ぎているのに子犬用のフードを与えていたらカロリーオーバーです。
この他にも
- 室内飼いの小型犬で運動不足になっているのにかかわらず通常の量のフードをあげている。
- 加齢によって運動量が減っているのにフードの量を変えていない。
- 避妊や去勢で、必要カロリーが少なくなったのに、減らしていない。
なども、肥満にさせてしまう原因です。
コーギーのように犬種として食欲旺盛な場合もありますが、他にも食欲旺盛な子もいますので、どうしてもかわいい顔やしぐさでおねだりをされることがあると思います。
また家族のなかで「お腹すいてはかわいそう」と思って、こっそりとおやつやフードを上げてしまうというケースは結構多いものです。
こういったおねだりに負けてしまって肥満にしてしまうというのが要注意です。
しつけでフードを使うこともあるでしょう。
そのような時は、おやつにあげたフード分を差し引いて考えて、食事をあげないといけません。
その子の運動量や生活のしかた、肉の付き方や遺伝的に太りやすいかどうかなどを、獣医さんとよく話し合って愛犬の必要カロリーを出してもらうのが一番確実な方法です!
愛犬の必要カロリーと摂取カロリーのバランスを崩さないことが、肥満にさせない予防法になりますのでぜひ、今あげているフードはカロリーオーバーしていないか見なおしてみてください。
肥満予防のために、しつけ用のフードや普段のおやつを、お砂糖が使われていなかったり、ダイエットをサポートするようなおやつに変えるのも一つの方法です。
コーギーを含め、愛犬が肥満になって病気で苦しまないで済むように、体重のコントロールはしっかりとしてあげましょう!