「ミニピン」の愛称で親しまれているミニチュア・ピンシャー。
ドーベルマンを小型化したようですが全然別の犬種なんですよ♪
ミニチュアピンシャーの性格は?甘えん坊ってホント?
ミニチュア・ピンシャーの性格は自尊心が強くがんこなので、やや扱いにくい一面もありますが必要なしつけをしっかりするように心がければ大丈夫でしょう。
一般的に言われているミニチュアピンシャーの性格としては以下のものがあげられます。
- 好奇心旺盛
- 遊び大好き
- 活発でやんちゃ
- ツンデレ
- 感情表現が豊か
- きれい好き
- 甘えん坊
- 警戒心が強い
飼い主に対しては情愛が強く子供とも楽しく遊びます。
ミニチュア・ピンシャーは賢いので上手にトレーニングすると、いろいろな芸もどんどん覚えちゃうんですよ(^^)
ただ、テリア種の攻撃的な性格も備えていると言われています。
ついでに、自尊心が強くてがんこな一面も。
ミニチュア・ピンシャーは甘やかして育てたり、ひとりきりでいる時間が長いとよく吠えて、攻撃的で神経質な犬になってしまうことがあります。
飼い主には従順だし、賢い犬種なので、しっかりしつけをしてあげることが大切ですね。
お利口なミニチュアピンシャーを正しくしつけてあげるためにも、しつけのポイントも後ほどご紹介しますので最後までご覧いただければと思います。
ミニチュア・ピンシャーは、見知らぬ人には警戒心をもちますが飼い主には従順で利口という魅力的な犬種です(^^)
あまり1人にさせないよう注意して、甘やかすんじゃなく、愛情を持って接すると神経質にならないでしょう。
ペット可なマンションでも飼育できます。でも、その分お散歩での運動はさせてあげてくださいね。
- 愛犬としっかり絆を結びたい!という人
- しっかりリーダーシップがとれる人
に向いています!
ミニチュアピンシャーのオスメス別の性格の違い
オスとメスの性格の違いをほかの犬種で見てみると、オスのほうが活発だったり縄張り意識が強くて攻撃的であるということが結構あるんですが…
ミニチュアピンシャーに関しては、メスでもおてんばですし、気が強かったり運動が好きだったりと、オスとメスの違いが「すごいある!」といえるほどではありません。
ちなみにシーズーなどはオスとメスで性格が違うのでオス派とメス派に分かれていたりします。
シーズーは性格悪い?!オスメスの違いやシーズーあるある徹底解説
メスのほうが縄張り意識がある子もいますし、オスのほうが勇敢なところもありますが穏やかな性格であるという面もあります。
ですから、ミニチュアピンシャーに関してはオスだとかメスだという先入観を持たないで、その子の性格として受け入れてあげることが必要になります。
オスでもメスでも重要なのが、やはり必要以上に警戒心を強めないための社会化を十分に行うことです。
ミニチュアピンシャーは非常に頭が良い犬種ですので、甘やかして育てたり、無理矢理嫌なことをさせたりすると飼い主さんとの信頼関係を壊してしまう可能性が高いです。
元の性格は飼い主に忠実で愛情深いので、正しくしつけで導いてあげることと、その子の性格を見極めて接してあげると、ミニピンの可愛さを堪能することができます。
ミニチュアピンシャーの特徴!
ハックニー・ゲイトと呼ばれる馬のような歩き方が特徴のミニチュアピンシャー。
ドイツ産の勇ましい小型犬
ミニチュア・ピンシャーは引き締まった筋肉質の体でスタイル抜群の小型犬です!
その容姿から、「ドーベルマンを改良して小型化したの?」って思われがちなんですが・・・
実際は200年近くも先輩の犬種なんです(゜o゜;
歴史で見るとミニチュア・ピンシャーが誕生したのは1700年代でドーベルマンが誕生したのは1880年頃なので、ミニチュア・ピンシャーの方が先輩なんです。
キリッと凛々しい容姿ですが陽気で活動的な犬です♪
ネズミ狩りを目的として作出された犬種ですが、物事に動じない大胆な部分も持っているので、小さい相手だけじゃなく大きな相手に対しても平気で近寄っていくこともあります。
勇敢な性格の上に、動くものに反応しやすいので、走っている車にとびかかろうとすることもあります。
外に連れて行くときはリードと首輪をチェックして、抜けてしまうことがないように気を付けてあげてください。
ミニチュア・ピンシャーの生活での注意点
ミニチュア・ピンシャーは小さいのにエネルギッシュ!
ミニチュア・ピンシャーは小さいながら筋肉質のがっしりした体格で、休むことを知らないくらいよく動きます。
まぁ~スタミナがあるんですね~♪
この体ですからね(^^)運動神経も優れていて、ジャンプ力もあります。
飼い主さんが驚く高さまでジャンプで登ってしまうこともありますので、「これくらいなら平気かな~」という油断は禁物です。
なんでもブリーダーの間では「脱走の芸術家」と言われているそうで…運動能力の高さやジャンプ力は決して侮らないほうが賢明です。
スタミナがあるがゆえに、運動不足は大きなストレスになってしまいます!
お散歩の量に関しては個体差があると思いますが、一日2回のお散歩は必要ですし、一回のお散歩時間も目安として20分としていますがそれでは足りない子もいます。
お散歩から帰ってきても落ち着きがなかったり、すぐ遊びたがって元気が有り余っているようなら、様子を見てお散歩の時間を長くするなど調節してみてください。
もう一つ気を付けたいのが好奇心の高さです。
ミニチュアピンシャーは成犬になっても好奇心が強目ですが、子犬の時は好奇心のかたまりといっても過言ではありません!
誤飲には特に注意をして、飲み込んでしまう恐れのあるものは子犬がいる部屋には絶対に置かないようにしてください。(届かないだろうと思って棚の上などに置いておいてもジャンプで届いてしまう恐れがあります)
あと、好奇心故に飼い主さんからするとイタズラと思われる行動も多いかもしれません。。。
イタズラはされることに腹を立てるのではなく、イタズラができない環境を作ってあげるのも飼い主さんの大切な役割の一つです。
フリーで放し飼いにしている部屋にはごみ箱を置かない、観葉植物は置かない、洗濯物を置かない、コードは保護するなどできる限りの対策をあらかじめ施しておいてあげるとよいと思います。
ミニチュアピンシャーのけがへの注意点
なんといってもミニチュアピンシャーはこの細さでしょ?
筋肉質であるといっても骨折や脱臼の心配はあります。
ジャンプ力が凄いからって、あまりやらせすぎてしまうと、思わぬ大怪我をすることもありますので注意してくださいね♪
床はコルクを引いたりカーペットを引くなど滑らないように対策をとってもらって、高い場所に上らないような工夫もしてほしいところです。
その他は特に病気にかかりやすいとかはないそうです。
ミニチュアピンシャーのケアでの注意点
そして、被毛も短くて滑らかなのでお手入れが簡単なんですね♪
被毛はスムースコート(短毛)でシングルコートなので、軽くブラッシングをしたり、絞ったタオルで拭いたりするくらいで清潔を保てます。
ですが、毛の生え変わりのサイクルが短いため、「意外と抜け毛がある」という注意点があり、短い被毛を掃除するためのコロコロは手放せないかもしれません。
ちなみにミニチュアピンシャーの毛色は、単色とブラック&タン、チョコレート&タンがあります。
見た通り、短毛種で皮下脂肪が少ないため、寒さには非常に弱く、寒さから体調を壊してしまうこともあります。
室内環境としては、適正温度の20~25度・適正湿度の40%~60%は保つようにし、お散歩のときなどはお洋服を着せる配慮が必要です。
お洋服を着るのが嫌いな子にならないように子犬のころから練習をしておきましょう。
ミニチュアピンシャーの食事での注意点
基本的に年齢に合わせたフードの一日量をあげるのでかまいませんが、小さい体で食欲が旺盛な子が多かったりします。
ミニチュアピンシャーは、やはり肥満にはさせたくない犬種です。
食事の量は、与えた食事を一気に食べてまだ少し食べたそうな様子を見せるくらいがちょうどいいんですって。
お腹いっぱいにしてあげたい気がしちゃいますけど健康のために、そこはグッと我慢なんですね(T_T)
食事の量が適当かどうか次の日の便を見るとわかります。
取り上げた時、下に少し跡が残るくらいがちょうどいい状態。
それより柔らかい時は食事をあげすぎで固い時は食事が足りていない状態です。
ミニチュア・ピンシャーの運動量も考えて食事の量を決めていくといいですね♪
運動はたっぷりさせてあげたい犬種なので散歩中に少し走らせてあげるくらいの気持ちで取り組むといいでしょう(^^)
飼い主さんの運動にもなりそうですね(笑)
飼いやすさの目安
体高 | 25~30cm |
体重 | 4~6kg |
価格 | 15~25万円 |
原産国 | ドイツ |
運動量 | 20分×2回 |
状況判断がよい⇒☆☆☆☆
社会性・協調性がある⇒☆☆☆
健康管理がしやすい⇒☆☆☆☆
訓練されるのが好き⇒☆☆☆☆
友好的⇒☆☆☆
ミニチュアピンシャーをしつける時のポイントは?
しつけにおいて犬と人間の間で「どちらが偉いなんてことは考えない!」そう思う人もいるかもしれません。※たまにいらっしゃいます。
確かに、私たちと愛犬は家族であり、愛情でつながった関係ですから、どちらが上とか偉いとか考えたりはしないでしょう。
でも、私たちが犬と暮らすということは、犬に人間社会のルールを教えてあげないといけません。
ルールを教えることが「しつけ」なんですね。
このしつけを行うときに、安心して信頼できる飼い主か?ということが大切になってきます。
というのは、犬は大昔に野生で暮らしていたころから群れで強いリーダーの下で生活をしていました。
群れの中のリーダーに安心して信頼しながら生活していました。
あなたとの生活でも、信頼関係が必要ですから愛犬は「この人を信頼してよいか?」と自然と考えています。
あなたが信頼できる人ではないと思ったら自分がボスにならなければいけないと考えるのは犬の本能です。
自分がボスなんですから、もちろんあなたの指図は受けたくないと思いますし、ましてやしつけしようとしても素直に聞くはずがないんです。
これでは、しつけができませんから人間社会の中でルールに従って幸せに生きていくことが難しくなるということなんですね(´・ω・`)
まず、自分がボスだと思っている時の犬のしぐさをご紹介します。
リラックスしているときこんなしぐさをされたら要注意!だと思ってください。
ボス意識を持っている犬のしぐさ
ボス意識を持っている犬は次のようなしぐさが見られます。
- 相手の体に肩をぶつける
- 相手の体に前足をかける
- もたれかかってくる
<相手の体に肩をぶつける>
すれ違いざまに、肩や腰をぶつけてきたら「俺は偉いんだ!」と自分の優位性を主張しています。
「俺様が通るんだから道を開けろ!」って合図をしているんです。
この時は、自信に満ち溢れていますから、正面きって立つとか、目をじっと見つめるとか、尻尾を高く上げるとか、耳もぴんと立っているなどの優位アピールをしていることが多いです。
<相手の体に前足をかける>
これは一緒にソファなどに座っているとき自分の前足をあなたの足の上などにちょこんと乗せるしぐさなどになります。
私たちから見ると、「私に触っていたいのかしら。なんてかわいいの♪」と思ってしまいがちですが、これは前足をあなたの上に乗せることで「ねぇ、僕のほうが優位(上)なんだよね?」とあなたに同意を求めているしぐさです。
これは要注意したいしぐさナンバーワンかもしれません。
この時、あなたはそのままにしておいてはいけません!そうじゃないと、あなたが愛犬のほうが自分よりも優位(上)だと同意したことになります。
この時は、必ず優しく振り払ってください。
振り払っても同じことをする場合は「ダメ!」と伝えましょう。
ソファの下でお座りをしながらあなたの顔を見上げた状態で前足をあなたにかけてきたら、それはあなたに何かを求めているサインです。
この場合でも、すぐにおやつをあげたり散歩に連れていったりするとクセになってしまうことがありますので、待たせてから要求に応じてください。
<もたれかかってくる>
これも相手の体に前足をかけるのと同じような意味になります。
ソファであなたにもたれかかってきたら「俺のほうが偉いんだから、そこをどいてよ」と思っています。
もう、あなたより自分のほうが上だと思っていると考えられるんですね。
もたれかかられて、あなたが少しでも体の位置をずらしてしまうと・・・あなたは服従したことになります。
あなたが愛犬に対して「私はあなたより下です。あなたがご主人です」と言っているのと同じことなんですね(゜o゜;!!
ミニチュアピンシャーはとても賢いので、信頼関係を築ければ無理なくしつけがはかどり、とてもお利口さんになります。
しつけを行っていくと、一生懸命に号令を覚えさせようとしているのに覚えない。または、一度覚えたはずなのに忘れてしまった?など「しつけの壁」にぶつかることがあります。
どうしてしつけがうまくいかないのか理由をご紹介しておきたいと思います。
ミニチュアピンシャーのしつけがうまくいかない時の理由
愛犬のしつけはわたしたち人間と共生をするために必要な知識です。
ですから、トイレのような生理現象についても必要ですが、わたしたちの号令を聞くというのも重要なしつけになりますよね?
愛犬におすわりや待て、伏せを教えているけどできないと悩んでいる飼い主さんも多いです。
どうしてできないんでしょうか?
「教えたのにできない」ということに関しても、理由があります。
それは
実は覚えていなかった。
わかっているけどやりたくない。
という2種類が考えられるんですね。
それぞれの教えたのにできない理由をもう少し掘り下げてみていきたいと思います。
できないのは覚えていなかったから?
愛犬に号令を教えているのは誰ですか?
あなた1人で教えている場合と家族みんなが教えている場合があると思います。
あなた1人で教えていても言えることなんですが・・・
一生懸命に「おすわり」を教えているとします。
でも、その号令は一貫していますか?
たとえば「おすわり!」で教えていたはずが途中で「すわれ!」「すわって!」など違う言葉が出てきてしまうと、とても混乱します。
犬は言葉の意味がわかるの?でご紹介したように言葉そのものの意味を理解しているわけではありません。
ですから、ちょっと違う言葉になるとすぐ混乱してしまうんですね(´・ω・`)
まず大切なのは、必ず決まった言葉で号令を教えることです。
また、何回か号令の通りにできた!といっても、それはたまたまできただけで完全に覚えたか?というとそうでもないんです。
犬はいろいろな経験を何回も積んで少しずつ身についていきます。
犬のしつけは、本当に根気が必要で何度もくりかえしくりかえし教えてあげないとできないものなんです。
ですから、この間はできたから覚えたというのは間違いで、何回も何回もちゃんと出来るようになったらようやく覚えたと思っていい状態になるわけです。
おすわりや待て、伏せという号令ができないのはもしかしたらまだ覚えられていないという原因かもしれません。
できないのはやりたくないから?
犬は生活の中でいろいろな経験を覚えていきます。だから号令もできるようになるわけですよね?
でも、この時悪い経験も一緒にインプットしています。
というのも、「オイデ!」と呼ばれた後に嫌いなシャンプーをされたり、嫌いな動物病院に連れて行かれたりすると「オイデ!」=嫌なこととインプットされるのでやりたくない!と思ってしまうんです。
また、「待て」や「伏せ」も言われたからやったのに、あなたにちっとも褒めてもらえなかった(T_T)こんな経験もできなくなる理由の1つです。
ワンちゃんにとって、号令を覚えるのは楽しい体験ができるからなんです。
あなたに褒めてもらえたり、
笑顔で話しかけてくれたり、
美味しいものがもらえたり・・・
楽しい経験もしっかり覚えますから「号令=いいこと」とインプットさせることが大切です。
ミニチュアピンシャーのしつけが上手くできない時の注意点
「待て!」や「おすわり」などの号令をできない時って、あなたはどうなっていますか?
怒っていませんか?
ムキになって、何度も号令を出していませんか?
号令ができない愛犬に対して腹を立てていないでしょうか?
あなたがこのような状態になると愛犬は号令が「できなく」なります。
というのは、号令よりもあなたをなだめることで頭がいっぱいになってしまうんですね。
すると、カーミングシグナルをだします。
たとえば、あくびをしたり、ゆっくり歩いたり地面のにおいを嗅いだり・・・
こんなしぐさを見たら、あなたはよけい腹が立ってしまうかもしれませんがこれはあなたを落ち着かせようとして愛犬が送っているサインになるんです。
しつけは根気よく、何度もやさしく教えることが大切です。
ただ、ネットなどで調べながらなどの独学でしつけを行っていくと、うまくできないときなどは特にどうしてもそのしつけ方法が正しいものなのか?という不安や迷いが出てしまいます。
飼い主さんが不安や迷いを感じているとどうしても犬はそれを感じとってしまうので、よけいに教えようとしてもうまく覚えられないということが起こります。
しつけを行う前には、できれば「この方法」というしつけの方法を1つに決めて、自信を持ってしつけをしていくことがおすすめです。
あと、わたしたちがコマンドを言う時はわたしたちの都合によるものですよね?
今、おすわりをしていてほしいから「おすわり」と号令をかけると思います。
でも、愛犬の方にしたら愛犬なりの理由があってコマンドが聞けない状態の時があります。
たとえば、ヒート中のメス犬がそばを通った時はオス犬であれば頭のなかはそのフェロモンの臭いのことでいっぱいになります。
また、たとえば猫が目の前を通ったら追いかけたい衝動で頭がいっぱいになります。
また、ボールがコロコロと転がっていたら拾いに行きたいという気持ちでいっぱいになります。
また、たくさんの犬がいるところに行ったら興奮して頭がいっぱいになります。
また、急に大きな雷がなったら恐怖心でパニックになってしまいます。
これらはほんの一例なんですがこのように愛犬がほかのことで頭がいっぱいになってしまう状況って結構たくさんあるんですね。
犬には大昔からの習性があり、犬種ごとにも作られた目的から特徴や特性があります。
どんなにしっかりしつけをして訓練をした犬であったとしても本能や習性というのは消すことができません。
犬は頭がいっぱいになっている時はわたしたちの号令やコマンドを聞ける余裕がありません。
でも、わたしたちはどんな状況であっても愛犬には号令に従って欲しいと思っています。
ここに、わたしたちと愛犬の間にちょっとしたギャップがあるのは覚えておきましょう。
愛犬が本能や習性に基づく行動をしている時は号令をかけても聞けないかもしれません。
もしも、いつでも号令に従って欲しいと思うのならば、愛犬にいろいろな体験をさせ多くの状況に慣れさせてあげる必要があります。
賢いミニチュアピンシャーといえど、犬は一度では覚えることができないので少し面倒でも、何度もあらゆる状況に慣れるようトレーニングをしてあげるようにしてください。
ただ、このようなトレーニングをしていても本能の強い欲求があったり多くのストレスがたまっているときなどは号令を出しても聞けないこともあるでしょう。
犬はロボットではありませんからね(^_^;)
わたしたちの号令やコマンドは絶対ではないということを理解しておかないといけません。
警察犬の訓練では試験の中で、待てをした状態で目の前を猫に歩かせるというものがあります。
それでも、犬が猫を追わないで待ての姿勢を保っていないといけないんですがこれは何度も何度も訓練されたものです。
最初からできるものではありません。
プロの訓練士が訓練した犬でもこれに合格できない子もいるわけです。
わたしたちはプロではないですよね(^_^;)
ですから、いくら賢い子でもいつでもちゃんと号令を聞くはずとは思わないでいましょう。
そうじゃないと、あなたも腹が立ちますしあなたが怒りながら号令をかけているとその号令が嫌なものとして、愛犬にインプットされます。
そうなると余計号令を聞かない子になってしまいますからね。
愛犬の状況を的確に判断し、愛犬をコントロールしてあげられるように、飼い主であるわたしたちも気をつけていきましょう(^^)