おとなしいってどういう性格?
ワンちゃんにもわたしたちと同じように
その子その子の性格があります。
当サイトでもご紹介していますが
犬種やその犬がたどってきた歴史
によっても性格があるんですが・・・
それは性格というより特徴に近いかもしれません。
でも、「元気がいい」と言われている
犬種のワンちゃんだって、なかには
とてもおとなしくて引っ込み思案の子もいます。
やんちゃやわがままなのも困るけど、
おとなしすぎるのも困りものですよね。
おとなしい性格の愛犬と上手く付き合って行きたい!
3つの性格診断からおとなしいタイプをチェックしてみます。
それに、そのワンちゃんの小さいころの
家庭環境でも性格は変わってきます。
ここらへんは、犬の性格は?で
詳しくご紹介しているので参考にしてください(^^)
このように、実際に飼ってみると
改めて愛犬に性格があるということ
に気付かされると思います。
おとなしい子だったら、あまり吠えないで
手がかからない子なんじゃないか?
そう思っていませんか?
それはちょっと間違えています!
どういうことかというと、
おとなしい犬というのは育て方によって
怖がり犬になってしまうおそれがあるんです!
おとなしいということは性格が内向的
ともいえますから。
また、せっかく愛犬をかわいがっているのに
おとなしすぎて喜んでくれていない?!
そう感じてしまうのも寂しいものです(´・ω・`)
ということで、あなたの愛犬は
どんなタイプのおとなしさなのかを
まず見ていきたいと思いますo(`・ω・´)o
おとなしい性格?性格診断
おとなしい性格と一口に言っても
2つのタイプがあります。
それは
- 怖がりでひきこもりタイプ
- あきらめがちでテンションが低いタイプ
今回は、フレンドリーさと順応性の
性格診断をしてもらって、愛犬のおおらかさ
がどのくらいなのかを判断したいと思います。
それぞれの質問に当てはまるものの数を
数えていってください。
人に対してフレンドリー?
◯あなたと目が合うとうれしそうなしぐさをする。
◯あなたが頭や体にさわろうとした時いやがることはない。
◯あなたが他所の犬をかわいがっているとやきもちを焼く。
◯家族のことはみんな好き。
◯はじめて会った人に吠えたりしない。
◯散歩中に急に誰かに向かって吠えたりしない。
◯家に来た人(来客)に対して吠えることはない。
◯散歩中に会う人にさわられても嫌がらない。
◯誰からでも話しかけられると嬉しそう。
◯今までにあなた(家族)を含めて噛みついたことは一度もない。
犬に対してフレンドリー?
◯仲の良い犬友だちがいる。
◯犬がたくさんいるところを見ると嬉しそうに近づく。
◯急に他の犬が近づいてきても逃げない。
◯鏡を見て吠えたり、おびえたりしない。
◯お散歩に行きたがらないことはない。
◯知らない犬に会った時、威嚇をしたことがない。
◯ほかの犬におしりに匂いを嗅がれても平気。
◯ドッグカフェなどで、ほかの犬に向かって吠えたことはない。
◯犬同士で遊ぶ回数は多い。
◯一度も犬同士で喧嘩したことがない。
順応性は高い?
◯つねに好奇心は旺盛な方だ。
◯大きな音にパニックをおこすことがあまりない。
◯小さい子供に体を触られても平気。
◯バイクの音や踏切など、特殊な音に怖がらない。
◯怖い時などに隠れる隠れ場所というところはない。
◯新しいおもちゃを見ると興味津々。
◯どこでもすぐリラックスできる。
◯車で出かけるなどのお出かけが大好き。
◯急に音がしても、あまり動じない。
◯来客が会っても自分のいる場所から動かない。
愛犬のおとなしさの性格診断結果
さていかがでしたか?
それぞれ、いくつ当てはまったでしょうか?
8~10個をAタイプ
4~7個をBタイプ
0~3個をCタイプ
として、診断結果をご覧ください。
人に対してフレンドリー?
<Aタイプ>
とっても人に対してフレンドリーな性格ですね(^^)
人懐っこい性格なので、みんなから
可愛がられるワンちゃんです。
その上甘え上手で人間が大好き!
こんな人間が大好きなワンちゃんは
間違えてもスーパーなどで
入り口につないでお留守番などさせないでください。
かわいいゆえに誘拐される危険もあります。
<Bタイプ>
そこそこフレンドリーに接することができる性格です。
ただ、誰にでも愛想を振りまく
というほどではないでしょう。
愛犬の心を許した相手に対しては
友好的に接することができる
飼い主にとっては「たまらん!」
と思えるタイプのワンちゃんです。
<Cタイプ>
とても警戒心が強い性格です。
人間に対して恐怖心を抱いているか
もともととても臆病なのか・・・
どうにかその不安を解消してあげたいところです。
犬に対してフレンドリー?
<Aタイプ>
たいへん社交的な性格です。
犬仲間の人気者的な存在で
争い事などを回避しながら
仲良くして、犬友達がたくさんいるタイプ。
公園やドッグランなどの犬が集まる所
にも安心して連れていけるワンちゃんです。
<Bタイプ>
相性によって社交的になれる性格です。
全く社交的じゃないわけじゃないけど
相性が悪いワンちゃんからは逃げてしまいます。
飼い主であるあなたがしっかり見ていて
相性が悪い子がいる時は近寄らないよう
気をつけてあげたほうがいいでしょう。
<Cタイプ>
犬に対してとても臆病な性格です。
犬社会のルールがわかっていないか
非常に内気な性格のため
他の犬と仲良くしにくいです。
犬の集まっている場所も避けてしまうでしょう。
順応性はある?
<Aタイプ>
非常に大らかで順応性が高いです。
いつでもどっしりと構えていられて
ちょっとのことでは慌てないでしょう。
<Bタイプ>
そこそこの順応性があります。
慣れないことには警戒しますが
一度慣れてしまえば大丈夫なことが多いでしょう。
<Cタイプ>
繊細で臆病なところがあります。
色々怖いことがいっぱいで
ストレスをためやすいといえるタイプです。
総評
全てがAタイプだった場合は
普段はおとなしいかもしれませんが
物事に動じないおおらかな性格といえますので
何の問題もありません。
人にも他の犬にもフレンドリーにできるなら
普段はいざという時の英気を蓄えているのかもしれませんので
ゆっくりとさせておいてあげて大丈夫です。
ちょっと問題が出てくるのはそれ以外です。
すべてがBタイプだった場合は
あきらめがちでテンションが低いタイプ
すべてがCタイプだった場合は
怖がりのひきこもりタイプ
と言えます。
両方ともおとなしい性格といえるんですが
どちらのタイプかがわかっていないと
間違えた育て方をしてしまうおそれがあります。
それでは、この2つのタイプの
いいところと注意したいところを
まずはざっくり見ていきたいと思います。
両方ともBタイプ
人に対しても犬に対しても
フレンドリーに接するように見えます。
そして、あまり物事に動じないため
落ち着きがあり、順応性にもそこそこ優れている
というのが特徴になります。
このタイプのいいところはとても我慢強い所。
自分のおもちゃを取られても
特に奪い返しには行きません。
だから、他の犬と一緒にいても
比較的トラブルにならないことが多いです。
そして、わたしたちが忙しくて
ちょっとかまってあげられなかったとしても
忍耐力がありますから、ひとりでも
平気で過ごしてくれる手がかからない性格です。
逆に気をつけたいのは、
いつもやる気がなくてクールなんですね。
テンションも低く、まるで何かを悟っているかのよう(笑)
表情も乏しいので、気持ちを察してあげにくく
何を考えているのかわからないところもあります。
一緒に遊ぼうと思っても、その遊びに
すぐ飽きてしまうし、投げ出してしまうこともしばしば。
両方ともCタイプ
人に対しても犬に対しても、
積極的に接していかない引っ込み思案なところがあります。
新しいことに順応するのが苦手なタイプ。
こう見ると悪いところが多いように
見えてしまいますが、そうじゃありません。
このタイプのいいところは
無謀や無茶なことを決してしないため、
とても落ち着いた生活ができます。
脱走しようとか逃亡しようとすることもなく
おとなしくて静かな生活が至上の喜び
というおとなしい性格のワンちゃんです。
食べてはいけないものを食べてしまったり
公園で暴走してしまったり
家の中で大暴れして何かを壊す
ということもほとんどしないので
飼い主が慌てたり手を焼くことが少ないです。
でも、やはり気をつけたいところもあります。
それは非常に怖がりな所があるということ。
初めて見るものには緊張しますし
はじめてやることに対してはとても不安になります。
ですから、とても怖がりな性格なんです。
そのため、ストレスを貯めてしまいやすいんですね(´・ω・`)
危険を感じるものがあると、情緒が不安定になり
ストレスから心の病気にもなりやすい
ので注意が必要になります。
おとなしい性格の方がいい?
おとなしい性格=手がかからない
そう思ってしまうのはもちろんなんですが
表面的なことだけを見ていると
急に困った犬に豹変する可能性があります。
先ほどのいいところと気をつけたい所
でご紹介したように、2つのタイプがありましたが
共通して言えるのは「ストレスをためやすい」
という点です。
大人しくて手がかからない子だから・・
と放っておきやすいんですが
それではストレスがかかってしまうんです。
たとえば、両方ともBタイプの子は
我慢強いということで、我慢をすることで
ストレスを貯めていることがあります。
普段はテンションが低くて「大丈夫?」
と思ってしまうくらいおとなしいんですが
我慢が限界になったり、激しくすねること
があったりすると、ストレスが爆発して
驚くほど豹変することがあります。
急に大暴れをしたり、部屋を荒らしたり
物を壊したり・・・
普段おとなしい性格だからこそ、
こんな豹変をされると飼い主としては
非常に驚いてしまいますよね?
でもそれは、今まで我慢強く
ストレスを貯めこんできたことの反動なんです。
また、両方ともCタイプの子は
ご紹介したように、無茶をしないんですが
それって臆病だからなんですね。
新しい刺激などなく、安心できる空間で
落ち着いていられれば、本当に思慮深い
優等生なワンちゃんなので
飼い主の手を焼かせることはめったにありません。
でも、ちょっとした刺激に弱く
危険を感じたらパニックになりやすいです。
パニックになると、普段のおとなしさからは
考えられないような行動をします。
そして不安に感じたり、緊張するたび
ストレスを感じてしまうので
おとなしい子だったのに、急に問題行動
をおこしてしまう子に豹変することがあります。
どちらも、ストレスを貯めこんでしまうことで
大人しくて手がかからない子だったのに
豹変してしまうおそれがあるということです!!
ですから、おとなしい子だからこそ
愛犬の心理や特徴を知って、
ストレスをためないように注意しながら
良い方向に育てていってあげないと
いけないということなんです。
これからおとなしい性格の中でも、
テンションが低いタイプの育て方をまずご紹介します。
なんでもすぐあきらめてしまい、
つねにテンションが低い。。。
どうしてそんなに悟ったような態度を
していられるんでしょう?
落ち着きすぎるテンションが低い愛犬の
心理や育て方を見ていきましょう。
大人しすぎるテンションの低い犬
いっぱい抱え込んでいたストレスが
大爆発して豹変しないように
愛犬の様子を観察していきましょう。
テンションが低いというのは
何に対してもあきらめモードってことなんですね。
どうしてこんなにあきらめモードなのか?
それは・・・
あなたと愛犬の間に気持ちのズレ
ができているからかもしれません。
落ち着きすぎて大人しすぎる愛犬の心理は?
我慢強くて自己主張が少ないため
自分の欲求を表現しないタイプですから
誰かに迷惑をかける事もしないし
わたしたちから見たらおとなしくて
手がかからなくていい子だと思うかもしれません。
平気で一人で留守番をさせることもあるでしょう。
だって、騒がないで寝ていることが多いから
お留守番だってへっちゃらに見えますもんね(^^)
「きっと寝ていることが大好きなんだね」
と思うんじゃないでしょうか?
でも、本当にそうなんでしょうか?
じつは、愛犬の方としたら
- 「期待をしてもいいことなんかないんだろうなぁ」
- 「ってゆーか、自分も期待されていないもんなぁ」
- 「みんな僕のことは気にしてないみたいだし」
- 「散歩と食事以外は寝てればいいんだよな」
- 「どうせ、みんなボクの気持ちなんて考えてくれないだろうから」
こんなふうに考えているかもしれません(´・ω・`)
飼い主に対する依存度が低く
あなたにも自分にも期待をしないから
あきらめモードでテンションも低く
落ち着きすぎておとなしすぎる性格になっています。
これは愛犬のこころの健康状態として
良好な状態といえるでしょうか?
わたしたち人間でもそうですよね。
自分に自信のない人ほど
おとなしいというより覇気(はき)がなく
元気がない状態になると思います。
落ち着きすぎる犬も、この性格のままだと
何でもやる前から避けてしまう
覇気のない犬にしてしまうかもしれません!
落ち着きすぎる犬に対する対処法は?
あなたにも自分にも期待をしないで
つねにあきらめている落ち着きすぎる愛犬。
どうして「あきらめてしまう」のか・・・
それは犬自身に自信がないのが原因です!
自分に自信が持てない性格の愛犬に対しては
飼い主に愛されているという実感
これが不可欠です!!
もう一度言います。
飼い主に愛されているという実感です!
超大切な部分なので2回言いました(`・д・´)
ここを覚えておきながら、まずは
どうして自信を失ってしまったのか?
見ていきますからあなたも今までを
ちょっとだけ振り返ってみてください。
大人しすぎる犬はどうして自信を失ったの?
自信を失ってしまう原因として
考えられるのは
- 過去に叱られた経験がとても多い
- 叱られる時、たまに体罰などもあった
- 力で従うよう強制されてきた
- 家族から疎外される環境が多かった
- あまり一緒に遊んであげられなかった
これがすべてではありませんが
このような環境だった場合は
自信を失ってしまうことが多いです。
叱り方も、一言ビシッと注意するのではなく
叱る時間が長いというのも原因になります。
もちろん、愛犬の元々の性格というのは
大きく影響します。
だから、後天的な原因だけじゃなく
先天的な性格ということも考えられます。
おとなしい性格というのは
消極的な性格ということですからね。
もともと自信を持ちにくい子だったのかもしれません。
元気な犬にするための対策
落ち着きすぎる愛犬の
原因は、自分に自信が持てていないからで
対策は、飼い主に愛されていると実感させる
ここがポイントになります。
あなたが今までよりもより深い愛情
を持って接することで、飼い主の愛を
実感することができます。
また、愛犬のモチベーションをあげると
だんだん愛犬が「楽しい」と思うことが
増えてくるんですね♪
自分に自信がついてきて、楽しいことがいっぱいある
こうなってきたら、イキイキとした
元気な犬になってくるでしょう(^^)
さて、そうするための方法ですが
そんなに難しいことはありません。
あなたがなにか指示を出すときに
愛犬のやりがいとなる励ましや
ほめる動作(表情も含め)を
しっかりやってあげてみてください。
最初のうちはご褒美のおやつを使っても
いいかもしれませんね。
指示に従ったら、いっぱいほめられた!
指示に従ったら、いいことがあった!
指示に従うのって楽しい♪
このように、少しでもたくさん
愛犬が楽しいと思うことを経験させてあげてください。
きっと、徐々にやる気が出てきて
表情にも変化が現れてくるでしょう(^^)
さて次はおとなしい性格の中でも、
とても臆病な子の育て方をご紹介します。
何もなければとてもおとなしくて静かな優等生タイプ。
慎重派なんですがとても怖がりで
手を焼いてしまうこともあります。
そんな臆病な性格の愛犬には
どう付き合っていけばいいんでしょうか?
おとなしいけどすごい臆病な犬の育て方
慎重で臆病な性格の子は、無茶をしたり
無謀な行動をとらないので、飼い主としたら
「何もないときは」あまり手を焼かないで済む
優等生と言えるんじゃないでしょうか(*^^*)
危ないことは自ら避けるので
食べちゃいけないものを食べることもしないし
好奇心に任せて暴走するということもありません。
たとえ、ドアが開いていたとしても
脱走なんてとんでもない!
そんな危険はおかしません。
こうみてみると、思慮深い優等生で
とてもいい子なんですね(*^^*)
ただ・・・
慎重は裏を返してみると怖がりということです。
そう!
このタイプの子は本当に憶病なんです。
人に対しても、犬に対してもフレンドリーには接しません。
いつも警戒してますからね。。。
順応性もあまりありませんから、
急に聞きなれない音が聞こえてくると
それだけで怖がってしまいます。
怖がりということは、それだけでストレスをためるので
いつもストレスの脅威にさらされている状態です。
さて、優等生なんだけどかなりの臆病な子とは
どうやって育ててあげたらよいのでしょうか?
ひきこもり犬じゃなく落ち着いた子にするには?
とてもいろいろなことを怖がる子というのは
いろいろな経験が不足していることが考えられます。
臆病な性格だと、ちょっとしたことでも
すぐに「怖い!」と感じてしまうため
強い恐怖心が芽生えてしまって
それに関連することは全て「怖いもの」
になりますから、拒否してしまうことがあります。
これって、おもちゃに対しても言えるんですね(@_@;)
急に音が出るおもちゃや、形が怖いおもちゃなど
一度怖いと感じてしまうと、そのおもちゃを見るだけで
ストレスをかけてしまうんです。
これって、愛犬にとってとてもかわいそうな状況じゃないですか?
ストレスというのは、たくさんたまると
体に悪影響を及ぼします。
体が病気になることもありますし
心の病気になることもあります!
ですから、臆病な性格の愛犬が未知のものに
遭遇した時に、あなたが「心配しないでいい」
ということを教えてあげてください。
そして、少しずついろいろな経験を積ませて
怖いものばかりじゃないということを教えれば
心も安定して落ち着いた犬になることができます。
怖がりのおとなしすぎる犬を怖がらせない対策
「心配しないでいいということはどう教えるの?」
と悩んでしまうと思うので、具体的に
考えていきたいと思います。
臆病な性格の子はとてもナイーブな心の持ち主。
ちょっとしたことに傷つきやすくて
心がいつも不安定な状態です。
ですから、まずはあなたが信頼できる存在になりましょう。
臆病な愛犬にとって、あなたのことを
しっかり信頼できれば、心が安定してきます。
あなたのそばにいれば、痛いことや苦しいことが
起きないと思わせるようにしてください。
愛犬が何に怖がっているのかを把握して
その原因から遠ざけてあげましょう。
そして、この臆病な性格の子には
たいてい「自分の隠れ場所」があります。
隠れているときは?でご紹介したように
愛犬が隠れ場所で隠れているときは
絶対に無理に出そうとしないでください。
愛犬が大丈夫!と納得して、自分から出てくるまで
そおーっとしておくようにしましょう。
私たち人間でも、引っ込み思案なタイプ
という性格の人はいると思います。
幼少期に友達と遊ぶ経験が少なかったり
友達とあまりかかわらないで大きくなると
大人になっても人とかかわるのが苦手な人になりますよね?
犬も同じことが言えます。
兄弟犬との経験や、人との触れ合いの経験が
ほかの犬より少ない場合や、
何かトラウマを抱えている場合など
色々なことに経験不足になり
苦手意識を持ったり、不安を感じてしまうんですね。
それじゃ、怖がるから誰とも接しなければいいか?
というとそういうわけではありません。
まずはあなたを信頼してもらうこと!
それから、少しずついろいろな経験をさせて
世の中には楽しいことやうれしいことが
いっぱいあるんだ!ということを
ゆっくり教えて行ってあげましょう(^^)
臆病なタイプのわんちゃんにはあせりは禁物です。
気を長く持って、常にやさしく接することを徹底させてください。
それでは次に、臆病すぎる愛犬の
ほめ方としかり方など生活で注意すること
をご紹介したいと思います(*^^*)
臆病でおとなしい愛犬を、
落ち着いた性格に変えていきましょう(^^)
たくさんのストレスを抱え込まずに
ちょっとのことでは動じない。
そんな落ち着いた性格に変えていくことは可能です♪
臆病犬と暮らす生活のコツをご紹介していきます。
臆病でおとなしすぎる犬を落ち着いた性格にする
何もなければ優等生な愛犬ですが
初めて見るおもちゃや、耳慣れない音には
敏感に反応して怖がってしまう。
たとえば・・・
お散歩途中に逃げて帰ろうとしたり
クレートやハウスの中、机の下や
ソファの裏など、自分の居場所にひきこもる。
また、体を触られるのを嫌がるなど
何かにおびえていることが多い
という生活になっていないでしょうか?
これは、愛犬が何か怖いものに遭遇した時
とってしまう行動です。
ここで大切なのは、あなたが愛犬を観察し
おびえているのか、警戒しているだけなのか
見極めてあげることです。
もし、おびえているのなら
その怖いものをなるべく排除してあげましょう。
排除ができない場合は、愛犬が落ち着くまで
しばらく待ってあげるようにします。
また、体を障られるのを嫌がるのは
人間の手にトラウマがある可能性があります。
特に叩かれた経験のある子は
人間の手が近づいただけで恐怖を感じる
ということがあります。(ハンドシャイ)
まずは、あなたの手からおいしいものを
食べさせるなど、人間の手は怖くない
ということを教えていってあげてください。
それでは今度は、ほめ方と叱り方を見ていきます。
臆病でおとなしすぎる犬に対するほめ方と叱り方!
おとなしくて臆病な性格の子には
ほめ方や叱り方にも注意が必要です。
おとなしすぎる犬のほめ方
あなたが望む行動を犬がした時には
わかりやすいほめ方をしていきます。
わかりやすいほめ方というのはおやつを与える
という方法です。
「食べ物でしつけるのはいやだわ!」
と思う人も中にはいるかもしれませんが
臆病なタイプの子は、言葉だけで褒められても
半信半疑で疑ってしまうんですね。
「・・・いいのかな?・・」
こんな感じでほめられた実感を持ちにくい
のが臆病な性格の子の特徴です。
ずーっとじゃなく、あなたと愛犬の
信頼関係がもっと深くなれば
言葉だけのほめで大丈夫になるので
最初のうちはおやつを使ってみてください。
もちろん、あなたの笑顔と言葉かけも
一緒に行ってあげましょう(*^^*)
よく、犬に伝わるようにオーバーアクションで
わかりやすいようにスキンシップをとりながら
ほめるという方法もあるんですが、
実は臆病なタイプの子にオーバーアクションで
ほめてしまうと、愛犬がビビッてしまうんですね(^^;)
できるだけ静かに、だけどほめられたという
実感が得られるように気を付けてほめてください。
叱り方
いけないことをしたときは叱りますよね?
もちろん臆病な子でもいけないことをしたら
叱るんですが・・・
臆病な子を叱るときは、ちょっと注意が必要なんです。
基本的に、犬は信頼している人から
叱られたとしても、その人を嫌いにはなりません。
でも、残念なことに臆病な性格の子は
厳しく叱ってしまうと、傷ついて
心を閉ざしてしまうことがあります(´・ω・`)
ですから、体罰は厳禁ですし
叩くふりというのも絶対にやめてください。
あなたの怒っている態度を見るだけで
きっと怯えてしまうと思います。。。
ということで、とても難しいとは思いますが
基本的に憶病な子に対しては
叱らないほうがいいでしょう。
いけないことができないように
あなたが対策を練るようにしてください。
臆病な子ですから、拾い食いをすることも
ゴミ箱をひっくり返すことも、
カーテンを噛んでびりびりにしてしまうことも
ほかの性格のわんちゃんからすると少ないと思います。
ですから、叱らないといけないことも
少ないと考えられますから、
もし、いけないことをしてしまったら
なるべく穏やかに「ダメ」と注意して
以降いけないことができないように対処します。
とにかく、もっと深く信頼関係を築く
ということに集中していきましょう!
大人しすぎる犬~最後に
あなたが叩いたことがあるわけじゃなくても
人間の手を怖がることはあります。
たとえば、あなたの家に来る前に(ペットショップなど)
叩かれたことがあることもあります。
人間の手を怖がることを「ハンドシャイ」
といいますが、ハンドシャイの子は
開いた手が近づいてきただけで
逃げ出してしまったり、逆に威嚇したりします。
怖さのあまり噛みつくこともあるんですね(´・ω・`)
かわいがっている愛犬にかまれると
あなたとしてはショックが大きく
精神的にブルーになってしまうかもしれません。
でも、愛犬のほうはすでにトラウマなこと
を経験してしまっているためなので
どうかその恐怖感を理解して接していくようにし
恐怖を感じないで過ごせるよう
気を配ってあげてください。
ほかの犬に対してもフレンドリーに
接することが少ないですが、
何度も接して安心していくと
その中の相性があった犬となら
フレンドリーに遊ぶこともあるかもしれません。
とにかく気長に、長~い目で見てあげる
ここにポイントを置いて生活していってくださいね♪