犬が臭い!?犬の臭い対策と家の緊急臭い消しで安全消臭徹底解説!

の臭いがきつくてつらい(´・ω・`)とお困りの飼主さんも多いです。

犬の体臭はある程度仕方ないにしても一緒にいることが苦になるくらい臭いのは困りものです。

尋常じゃないくらい臭いというのは病気が隠れていることも…

今回は犬の臭いについて徹底的に解明し、犬の臭いや部屋についた犬の臭いの消し方など、原因から対策までご紹介していきます。

inukusai
「もぉ~犬臭いなんて失礼だなぁ!・・おこだよ(`・д・´)」(笑) 

犬が臭い原因はなに?

犬は鼻からの情報が大変重要な動物です。

犬が臭いを発するのには
自分の臭いにより他の犬に対する強さや
異性に対してアピールをするという意味があります。

この臭いを出しているのが「汗」です。

私たち人間にも汗を出す汗腺がありますが
体温を調節する役割のエクリン汗腺と
わきがなどの原因となる強いニオイになるアポクリン汗腺があります。

犬にもエクリン汗腺とアポクリン汗腺があり、
私たち大きく違うのが、犬は
エクリン汗腺が肉球などの体の一部にしかなく
アポクリン汗腺が全身にあるということです。

「アポクリン汗腺が全身にあるんじゃ、
犬も全身から汗が出るってこと?」
と思われるかもしれませんが…

エクリン汗腺の汗は直接汗の出口がありますが
アポクリン汗腺の汗は毛穴から出てきますので
アポクリン汗腺が全身にあったとしても
体温調節をするという汗の役割は果たせません。

アポクリン汗腺から出る汗の特徴ですが
空気に触れると皮膚にいる常在菌が
汗と脂質を分解してアンモニアや
インドールとなって犬の臭い(獣臭)になり
他の犬に対してアピールする自分の臭いになるのが特徴です。

犬が体をこすりつける理由でも
ご紹介していますが、
犬はシャンプーをした後に
地面に体をこすりつけることがあります。

犬の世界ではミミズの臭いが
モテる犬の臭いなんだとか…

犬としたら大切な自分の情報源である
自己臭を消されてしまうので
早く何らかの臭いを体につけようと
頑張っている行為だったんですね(;^ω^)

犬は多くの情報をその鼻(臭い)から得ています。

犬の臭いの対策方法などを
これからご紹介していきますが
犬の本能を私達が勝手に壊さない
配慮も必要だということは
覚えておいてもらいたいと思います。

さて、一般的な犬の臭いを作るのは
アポクリン汗腺から出てくる汗が原因ですが
その他にも犬が臭くなる原因があります。

対策と合わせてみていきましょう。

犬の臭いの考えられる原因と対策は?

犬が出す臭いとして考えられる原因は

体臭

耳の臭い

目の周りの臭い

口臭

顔のしわの臭い

肉球の臭い

肛門の臭い

便臭

この8つがあります。

それぞれどうして臭いになってしまうのか
その原因と対策方法を見ていきます。

【体臭】

これは先ほどご紹介したアポクリン汗腺からの臭いが原因です。

犬の皮膚や被毛は弱酸性なので普段は雑菌の増殖を防いでいますが、運動の後の体温や温度、湿度で、皮膚がアルカリ化することがあり雑菌の増殖が増えたり、時間の経過などで常駐菌による分解が進んで体臭になっていきます。

<疑える病気>

犬の体が臭う病気としては

  • 脂漏症(マラセチア皮膚炎)
  • 膿皮症

などがあります。

>> 犬の体が匂う病気を詳しく見る

<犬の体臭対策>

  • シャンプー(3週間に一度くらい)
  • ブラッシング(毎日)

犬の本能の尊重や、皮膚のバリア機能を壊さないという観点から見ると犬のシャンプーは月に1~2度(3週間に一度くらい)がベストです。

ただ、犬種による被毛の密度や運動量、皮膚の状態などが違うので、あなたが愛犬にとって必要なシャンプーの頻度を見極めてください。

ブラッシングは毎日の日課になっていますでしょうか?

散歩から帰ってきたときなどにしっかりブラッシングすることで、フケや抜けた毛、ホコリなどを取り除けますし、被毛の奥まで空気を入れることができるので被毛のムレも解消できます。

これにより菌の繁殖を防ぎ、アポクリンの汗による菌の分解などにも効果的です。

また、外には細菌やウイルスがうようよいるので、そういった感染症の原因を取り除くこともできますので、毎日ブラッシングをするようにしてください。

超短毛の犬に対してはブラッシングをする必要が無いと思われがちですが、被毛が保護しない分皮膚に直接汚れや菌がつくので、菌が繁殖し臭いが出やすくなります。

短毛種用のこういったブラシがありますので、短毛の犬種もブラッシングをするようにしてください。

【耳の臭い】

耳からは強めの臭いがしますよね?

「愛犬の耳のにおいを嗅ぐのが好き~!!」という愛犬家さんもいらっしゃいますが、耳からの臭いが強いのには「フィラリアを予防する」という理由があるそうです。

フィラリアというのは犬糸状虫という寄生虫が心臓に寄生する病気で、屋外で暮らす犬の死因のトップを占めています。(予防薬で予防することができる病気です)

蚊を媒介として感染する病気ですが、その蚊を体内に侵入させないために耳から強い臭いを出して自衛をしているということなので耳からの臭いに対しても、私たちは理解しないといけないようです。

ただ「悪臭」というレベルや耳垢の色が黒っぽい色だと耳の病気になっている可能性もあります。
耳の病気についてはあとでご紹介しますが、

  • 耳が垂れている(コッカースパニエル、ペキニーズなど)
  • 耳の中に毛が生えている(マルチーズ、ヨークシャテリアなど)
  • 耳の中にしわがある(パグ、ブルドッグなど)
  • 耳垢が多い(ダックスフンド、ジャーマンシェパードなど)

は通気性の悪さから菌が繁殖しやすいので病気になりやすいですし、悪臭になりやすいです。

<疑える病気>

犬の耳の臭いが強くなる病気としては

  • 外耳炎
  • 中耳炎
  • 耳疥癬(みみかいせん)

などがあります。

>> 犬の耳が臭う病気を詳しく見る

<耳の臭い対策>

  • こまめな耳の手入れ(1~2週間に一度くらい)

先ほどの耳に特徴のある犬種は1週間に一度くらいはチェックをしてお手入れをしたほうがいいです。

お手入れのし方は、見える範囲で良いので、綿棒やガーゼを水やオイルで湿らせて軽くふいた後、綿棒で水けをふきます。

 

耳の洗浄剤もあるので、上手に使っていくと良いと思います。

ただ、「怖くてずっとできなかった」「耳垢が頑固」という場合は私達が無理にやると傷をつけてしまう可能性もあるので、無理にやらずに獣医さんに一度お願いしてきれいにしてもらっても良いです。

【目の周り(目やに・涙やけ)の臭い】

目やには、角膜や結膜からの分泌物、細菌、目に入ったホコリなどからできています。

目やにの多くは涙で流れますが、乾燥して目元に付着することもあります。

少量の目やにが付着していたり、一時的に涙が流れるくらいであれば大きな問題はありませんが、目やにや涙が多く出る場合はまつ毛や異物が入っていたり目の病気の可能性もあります。

マルチーズやシーズーなどによく見られる、涙が被毛を赤く染めてしまう涙やけですが、涙が多く出ることによって被毛が濡れ、細菌が繁殖しやすくなっており、細菌の繁殖によって臭いが出てしまいます。

<疑える病気>

犬の涙や目やにが増える病気としては

  • 角膜炎
  • 結膜炎
  • 流涙症
  • ブドウ膜炎
  • ジステンパー

などがあります。

>> 犬の涙や目やにが増える病気を詳しく見る

<目の周りの臭い対策>

  • ガーゼで拭き取る
  • 専用クリーナーでケア

お湯で湿らせたガーゼで拭いたり、目やにが頑固な時はしばらく湿らせたガーゼを目に当てておいて、目やにを柔らかくしてから拭き取れば取れることが多いです。

もし固まってしまってなかなか取れないときは、無理にとろうとすると目の周りの皮膚を傷つけてしまうため、動物病院で取ってもらうようにしましょう。

涙やけに対しては、目まわりの被毛を短くカットし、涙やけ用のクリーナーで一日数回優しく拭きとってください。

子犬や老犬、皮膚の弱い子にも使える天然成分100%の目と顔まわり全体のお手入れができるクリーナーもあります。

【口臭】

犬は食べ物をみたり、そのにおいを嗅いだりしたとき、体温や水分量を調節するときによだれを出します。

でも、いつもよだれが口にたまっていたり、大量によだれが流れている場合は病気である可能性もありますので、気になったらすぐ病院で受診しましょう。

犬の口臭が強くなる原因のほとんどは、歯周病などの口腔の病気が原因になっています。(正常な犬の口は無臭です。)

しかしなんと、3歳までに80%の犬が歯周病やその予備軍などの口腔の病気になっているといいますので、デンタルケアは欠かすことができません。

犬は私たち人間よりも、歯垢や歯石がつきやすいんですね(´・ω・`)

歯石の原因は、食べ物のカスがばい菌の温床となって石灰化している状態です。

歯石がたまりやすくなるのは一般的に2歳くらいからですが、子犬のうちから歯に触られることに慣れさせておくようにしましょう。

<疑える病気>

犬の口臭が強くなる病気としては

  • 歯周病
  • 虫歯
  • 歯根膿瘍
  • 口内炎
  • 舌炎
  • 口唇炎
  • 腎炎

などがあります。

<口臭対策>

  • 歯磨き(1日1~2回)
  • デンタルケアグッズでのケア

子犬のうちは、最初にガーゼを指に巻いて歯をこすります。慣れてきたら歯ブラシに変えて行うようにしましょう。

子犬の頃から慣れさせることができなかった犬や、どうしても歯を触らせたがらない犬には、歯磨き用のデンタルガムを使うほか、飲用水でもマウスケアができる商品などもあります。

磨かせてもらえないから諦めるという方もいらっしゃいますが、歯はケアをしなければ虫歯になり、歯周病になり…と悪化する一方です。

犬のデンタルケア商品はたくさん開発されていますので、ぜひあなたの愛犬に合った商品を見つけてケアをしてあげてください。

【顔のしわの臭い】

ブルドッグやパグ、シーズーのように、顔や体にしわのある犬は、しわになっている部分の通気性の悪さから細菌などが繁殖しやすく、垢もたまりやすくなっています。

また顔のしわには食べ物のカスもたまってしまうことがあるので、かすが腐敗して強く臭う場合もあります。

<しわの臭い対策>

  • 蒸しタオルをしてからふく(最低でも一日1回)
  • ブラッシング

タオルをお湯につけて絞り、蒸しタオルをした後、しわの間を丁寧に拭いてあげましょう。そのあとは乾いた布でもう一度しわの間を優しく拭いて水分を残さないように気をつけます。

ブラッシングをするときにも、しわを伸ばしながら丁寧にブラッシングをしてください。

 

こういった臭いケアをしながら、被毛やお肌を健康にしてくれるグッズもあります。

これ一本あると、体中のスキンケアができるので、体臭や顔、耳、目元などに使えて便利かもしれません。

天然成分100%でノンアルコール、無添加、防腐剤フリーだから、子犬から老犬、お肌が弱い子まで安心して使うことができます。

皮膚炎になりやすい、かゆみが出やすい、肉球がひび割れしやすいなど、皮膚や被毛でトラブルがある場合には特におすすめなので、ぜひ一度こちらでケアをしてみてください。

【肉球の臭い】

犬の肉球は数少ない体温調節としての汗をかく場所です。

>> 犬の肉球大解明!

で詳しくご紹介していますのでそちらをご参照ください。

【肛門(お尻)の臭い】

肛門嚢とは、肛門の両側にある小さな袋です。

ここには、マーキングに使うにおい成分が分泌されている場所なので、特に強い臭い成分で作られている分泌液がたまっています。

マーキングで中の分泌液を使い切らなくても、通常は排便の時の圧力で肛門嚢内の成分は押し出されますが、便の小さい小型犬は便の圧力で押し出されにくいため、臭い成分がたまりやすくなっています。

肛門付近に不快なにおいがしたり、肛門をしきりに気にして舐めていたり、地面にこすりつけながら歩いていたら、分泌液がたまっている場合が多いです。

また生殖器が細菌などに感染して膿んでしまうと、尿道や外陰部から膿が出てきて、その膿が悪臭を放つ場合もあります。

<疑える病気>

犬のお尻の臭いが強くなる病気としては

  • 肛門膿炎
  • 子宮蓄膿症(メス)
  • 前立腺膿瘍(オス)

などがあります。

>> 犬の肛門(お尻)が臭う病気を詳しく見る

<肛門の臭い対策>

  • 肛門嚢の分泌物を絞る
  • 肛門からお尻部分を拭く

ティッシュを数枚重ねて肛門部分を覆います。

肛門嚢の分泌物は臭いも強く、他についたらなかなか落ちないのでしっかりとティッシュでおおっておいた方が良いです。

肛門を中心に、少し下の部分の左右にある肛門嚢を、親指と人差し指で挟み、奥から手前に引き上げるようにして絞り出します。

どうしてもうまくできないという場合は、動物病院の他、サロンでも肛門絞りをしてくれます。

定期的に肛門嚢の分泌物を押し出して内部を空にしておくことで、臭い対策の他肛門嚢炎対策にもなります。

肛門絞りをするときに、肛門をチェックするついでに尿道や外陰部からも分泌物が無いかを確認しましょう。気になることがあったら、病気も疑えるのですぐに病院で相談してください。

肛門のトラブルで意外と多いのが、毛足の長い犬種の毛が固まって肛門部分に付着することです。
ひどいときには、肛門を覆ってしまって排便ができなくなることもあります。

被毛が固まっていたら蒸しタオルでかたまりをとって、肛門周辺を拭いて清潔を保つようにしてください。

【便臭】

体に不調があると便に変化があらわれます。普段からどんな便をどのくらいするかを把握しておくことが大切です。

フードを変えると便は変化します。

動物は腸で食べ物を消化しますが、犬の腸の長さは犬の体長の5~6倍の長さです。(猫は体長の4倍)
草食動物の羊の腸の長さは体長のなんと25倍です!

このように、犬は雑食ではありますが体の作りで考えると「肉食」なんですね。

犬は植物(穀類)を消化することが非常に苦手な体の構造をしていることが分かると思います。

消化できないものは便として排泄されるので、食糞の原因にもなります。
また、上手く排泄されずに腸に残った未消化の食べ物から悪臭が発生して便が非常に臭くなる傾向にあります。

<疑える病気>

犬の便臭が強くなる病気としては

  • コロナウイルス感染症
  • ジアルジア症

などがあります。

>> 犬の便臭が強くなる病気を詳しく見る

<便臭対策>

いつもと違う便だったリ、下痢をしているなどがあったら、便を持って動物病院を受診して病気かどうかの検査をしてみてください。

特に病気ではない状態だったら、食べ物を変えるのが一番確実な方法です。

その時、選ぶフードは必ずグレインフリーのドッグフードにしてください。

また、安価なドッグフードに使われている添加物や質の悪い油脂も便臭を悪化させる原因になります。

実際にフードをグレインフリー(穀類不使用)の物に変えたら便臭が気にならなくなった、体臭がなくなったと感じる方が大変多いそうです。

便臭が気になったら、質の良いグレインフリーのフードに切り替えてみてください。

>> 質の良いグレインフリーのフードとは?


犬の臭いなんでもQ&A

犬の臭いについて素朴な疑問をQ&Aでご紹介していきます。

Q : ペットショップにいる犬が臭いのはなぜ?

ペットショップで売られている犬は子犬である場合がほとんどです。

子犬を始めてシャンプーする時期というのは、獣医さんの間でも意見が分かれるようですが、多くの場合は感染などを考慮してワクチンを接種後1~2週間経過してからであることが多いです。

始めてシャンプーするまでは、犬の体臭としての臭いがどうしてもあります。

ペットショップの場合は、ワクチンを摂取していない子が多いうえ、ケース内にトイレがあるためおしっこやウンチの臭いもしてしまうため、臭いと感じる人が多いようです。

ちなみに、子犬は生後6~7か月くらいで乳歯から永久歯に生え変わりますが、その時に少し口臭があることもありますが、それも含めて子犬特有の臭いと感じる人が多いです。

Q : オスとメスではどちらが臭いの?

オスはメスよりも臭いが強くなる傾向にあります。

オスはメスよりも縄張り意識が強いため、もともとマーキングをして自分のテリトリーを主張する本能が備わっています。

このマーキングの時のおしっこは、なるべく長くテリトリーを主張する臭いを残す必要があるために、特に臭いが強いおしっこになっています。

ただ、メスは室内でマーキングする子もいるため、犬の体臭というより室内が臭くなる可能性はあります。

Q : 毛の色が濃いと臭いが強いってホント?

毛の色が濃い方が白い犬よりも臭いが強くなると言われています。

その理由は、犬の毛色は毛根の部分にある「メラノサイト」という色素細胞で作られて、毛を作る角化細胞に送られ毛に色素が沈着することで毛色になります。

このメラノサイトで色素が作られるときに、アンモニアなどの老廃物を作ってしまうため、それが体臭として犬の体から匂ってしまうため、白い毛の犬よりも毛の色が濃い方が臭いの原因が多くなります。

Q : 臭いが強い犬種って?

体の面積が大きければ、それだけで臭いの範囲が多くなるため、臭いが強くなります。またしわが多い、耳が垂れ耳などの特徴のある犬種はしわの間や耳から臭う可能性が高まります。

被毛の密度も濃いダブルコートの方が通気性が悪くなりますし、蒸れやすく雑菌も繁殖しやすいので臭いの原因になります。

以上のことから、
臭いが強くなる傾向が強い犬種というと

  • コッカースパニエル
  • ビーグル
  • パグ
  • シーズー
  • ブルドッグ
  • シャー・ペイ
  • ヨークシャテリア
  • ジャーマン・シェパード・ドッグ
  • セントバーナード

などがあげられます。

Q : あまり臭いのない犬種はある?

臭いはケアや個体差などで変わってくるものです。
ただ、臭いが強くなる傾向にある犬種の逆で、比較的臭いが少ないと言われている犬種もあります。

  • プードル
  • マルチーズ
  • パピヨン
  • チワワ
  • ウィペット
  • シュナウザー
  • ボーダーコリー
  • ミニチュアピンシャー
  • ダルメシアン

などは、臭いが少ない傾向にあると言われている犬種です。※といっても全く臭いが無いわけではありませんし、お手入れによっても犬の臭いは変わります。

家には犬の臭いがついている

犬を飼っているんだから犬臭いのは当たり前!

わたしたちはもう慣れてしまっていますから、家に犬の臭いがついていても全く気になりませんよね(^^)

これぞ愛犬家! ( ̄+ー ̄)ドヤ

ということで普段は何の問題もありません。

ですが・・・

大切な来客のときなどはちょっと気になったりしますよね(^^;)

例えば、家庭訪問で学校の先生が来るとか、めったに会えない友達が遊びに来るとか、ボーイフレンド(ガールフレンド)を初めて家に呼ぶなんていう特別な来客のときは少し配慮したほうがいいかもしれません。

そんなときの、家の臭いを減退させる緊急臭い消しの方法をご紹介します♪

臭いを消すからと言って市販されているシューっと空気を洗う消臭芳香剤なんて使ってしまうと、犬は嗅覚がいいですからとても嫌がってしまいます。

ですから、今回は食品を使って家の中の消臭をする方法をご紹介したいと思います♪

洗剤や芳香剤を使わなくても良いので愛犬がいても安心して使えます(^^)

臭い消しに使える食品たちとは?

それではさっそく臭いを消していきましょう。

一番臭いが気になるところと言えば愛犬のトイレまわりですよね?

愛犬のおしっこが飛び散るなどでどうしても汚れがちなのがトイレ周辺です。

トイレまわりの消臭や除菌には『酢』を使いましょう。

アルカリ性の汚れに強い酢はトイレまわりの掃除には最適です。

汚れが落ちるのと同時に、消臭や除菌までできます。

お酢の臭いが気になる場合にはレモンを使っても消臭、除菌の効果があります。

玄関にも抜け毛が落ちていたりほこりが落ちているのでお掃除の重要スポットですよね。

玄関をお掃除するときはお茶殻を使うといいでしょう。

湿ったお茶殻を玄関に撒いてほうきで掃くとほこりもたたないし、細かいゴミや抜け毛も楽に取れます。
もちろんお茶の消臭効果もありますΣb( `・ω・´)グッ

じゅうたんやカーペットのお掃除には以前ご紹介したように、塩か重曹を使ってください。

また、コーヒーの粉も使えます。

インスタントコーヒーじゃなくてレギュラーコーヒーの粉です。

コーヒーを淹れ終わった後の粉は捨てずに乾燥させて取っておくと便利です。

コーヒーの粉は多孔性で脱臭効果があるため置いておくだけでも消臭効果があるんですね♪

ゴミ箱に振りかけておくと嫌なごみの臭いも消臭します。

また、掃除機をかけていると排気のほうから犬の臭いが出るようになったら、重曹を小さじ一杯吸い取って入れておきましょう。

あ、先ほどのコーヒーの粉でもいいです♪

掃除機をかけると前回吸い取った抜け毛やゴミが本体内で回るので、どうしても臭いが出てしまいますが、掃除機の中に重曹やコーヒーの粉を入れておくと中のごみの臭いを吸着してくれます
(サイクロン式でも紙パック式でも使えます)

最後の仕上げにこんな方法もある

一通りお掃除が終わって臭いのもとを消臭できた後に、いいにおいをプラスする方法をご紹介します。

タオルを濡らして固く絞った後、お好みのアロマオイルを1~2滴つけてタオルを振り回すと部屋いっぱいにいい香りが広がります。

たばこの臭い消しや料理の後にも消臭する効果があってグッドですΣb( `・ω・´)グッ

また、オープンタイプのキッチンなら、陰干ししておいたオレンジやレモンの皮を網にのせて弱火であぶり、香りがしてきたら火を止めて置いておきましょう。

柑橘系のいい香りが気持ちいいです。

お客さんがダメでなければ、飲み物をレギュラーコーヒーにすれば消臭が期待できますし、コーヒーのいい香りが
お部屋を満たしてくれます。

あまり手をかけたくないという方は

犬の臭いを消すために色々やるのは嫌!

という方には、消臭効果がある空気清浄機が良いかもしれません。

犬を飼っている愛犬家さんは、基本的に空気清浄機をお使いの方が多いんじゃないかとは思いますが…

ペットの消臭対策を考えて作られた空気清浄機はやはり効果が高いです。

ペットの消臭効果が高いと評判なのは富士通ゼネラルの脱臭機のようです(地道な口コミチェックより)。

東芝やシャープ、アイリスオーヤマといった大手メーカーの脱臭機も、口コミをチェックしたところ評判が良いものもあるので、部屋の大きさや価格、デザインで気に入るものを選ぶと良いと思います。

 

「ペット 空気清浄機」で探すより「犬 脱臭機」で検索したほうが脱臭機能が優れている製品がヒットしました(^^)

病気かも?犬が臭う病気一覧

犬の臭いの原因と対策のところで疑える病気というのがありました。

もし病気によって臭いが発生していたらまずその原因となる病気を治療することが大切です。

どんな病気なのかをざっくり見ていきましょう。

気になることがあったら、すぐに動物病院に行ってくださいね(^^)

犬の体が臭う病気

<脂漏症>

皮膚の角質化が極端に進んだり、皮脂腺から飼上に脂が出たりする病気です。
被毛が脂っぽくなってべたついた感じになります。
体臭が強くなり、脱毛やフケが落ちたりします。

<膿皮症>

細菌が異常繁殖して皮膚に炎症が起きる病気です。
最初は赤い発疹が出るくらいですが、かゆみが強くなっていき脱毛が起きます。
進行すると皮膚が膿んで悪臭や痛み、発熱があることも。

犬の耳が臭う病気

<外耳炎>

耳垢に細菌が繁殖して、外耳道の皮膚に炎症が起きる病気です。
かゆいので足で耳を掻いたり耳をものにこすりつけたりします。
外耳道に褐色あるいは黄色っぽい悪臭を放つ耳垢がたまっています。進行すると耳の外にまで分泌物が流れ、耳の周りが汚れることもあります。

<中耳炎>

外耳炎が進行して、炎症が中耳にまで広がった状態です。
中耳炎になると難聴を起こす傾向があり、鼓膜に穴が開いていることもあります。
耳を掻いたり耳を触られるのを嫌がります。

<耳疥癬(みみかいせん)>

ミミヒゼンダニという耳垢を食べるダニが寄生して、外耳道で繁殖する病気です。
強いかゆみがありしきりに耳の後ろを引っ掻いたり、ものにこすりつけたり、頭を振るなどのしぐさをします。
悪臭のする黒褐色の耳垢がたまっています。

犬の涙や目やにが増える病気

<角膜炎>

外傷や感染症などで角膜が炎症を起こす病気です。
最初はほとんど痛みはありませんが、進んでいくと痛みが起きるので前足で目をこすったり床などに目をこすりつけたりします。
涙や目やにが増えて目の周囲が目やにで汚れるほど多くなります。

<結膜炎>

細菌感染やアレルギー、目の周りの毛やシャンプーによる刺激、異物などが原因で結膜に炎症が起きる病気です。
結膜のあるマグ他の裏に痛みやかゆみを感じるため、前足で目をこするなどが見られます。
まぶたの周囲が赤くなり、涙や目やにの量が増えます。

<流涙症>

結膜炎や角膜炎などで涙の量が増えることや涙を排出する管が詰まって涙があふれる病気です。
涙と一緒に目やにも流れるため目の周りや鼻の脇に被毛が汚れ湿疹が出ることもあります。

<ブドウ膜炎>

外傷や感染、免疫異常などでブドウ膜に炎症が起きる病気です。
目が濁ったり、目が真っ赤に充血したり、痛みでこするため涙や目やにが増えるなどの症状があります。

<ジステンパー>

イヌジステンパーウイルスに空気感染して起こる病気です。
症状としては高熱や食欲低下、鼻水や咳、嘔吐下痢が見られますが、それらの症状と一緒に涙が多くなり目やにが出ることがあります。

犬の口臭が強くなる病気

<歯周病>

歯の根元に細菌が繁殖し、炎症が起こる、ほとんどの犬が生涯のうちに一度はかかると言われている病気です。最初は歯肉(歯茎)が腫れたり赤黒くなり、やがて歯の根元に膿がたまって口臭がひどくなります。
ご飯を食べるのに時間がかかるため、食欲がないように見えることもあります。

<虫歯>

食べかすについていた菌が繁殖して、歯のエナメル質を溶かします。
放置すると深部に進んで歯髄までおかします。
進行すると痛みが出て、物が食べにくくなり口臭も強くなります。

<歯根膿瘍>

歯が折れたり、他の歯の病気などによって歯の根元に細菌が感染し、膿がたまる病気です。
見た目にはわかりませんが、激しく痛むので食欲を失ったり、硬いものを噛まなくなります。
熱が出て元気がなくなり、よだれが多くなり強い口臭があります。

<口内炎>

口の中にできる炎症の総称です。
口の中が痛いのでご飯を食べようとしなくなり、大量のよだれを垂らします。口臭がきつくなることもあります。

<舌炎>

何かを口にしたときのケガや、歯に挟まった異物の刺激、歯の病気などで下に炎症性の赤や白いできものが出来る病気です。
下にただれなどが見られ、痛みや違和感のため口の周りを足で引っ掻きます。よだれが多くなり口臭もきつくなります。

<口唇炎>

異物の刺激やアレルギー、細菌感染などで唇に起きる炎症です。
唇の角が乾燥してひび割れが見られます。下唇が垂れたコッカースパニエルやパグなどの犬種では襞に炎症を起こし赤くなります。
口臭がひどくなります。

<腎炎>

腎臓に炎症が起きる病気です。
大きな特徴は尿の量が減ることと、アンモニア臭の口臭がすることです。
他に、食欲低下、嘔吐や脱水が見られ、痙攣することもあります。

犬の肛門(お尻)が臭う病気

<肛門膿炎>

肛門嚢にたまった分泌物に細菌感染して肛門嚢が大きく腫れる病気です。破裂することもあります。
肛門付近に不快なにおいがして、床や地面にこすりつけながら歩いたり舐めたりします。
進行すると痛みが激しくなり、排便が困難になったり、苦しくて泣き続けることもあります。

<子宮蓄膿症(メス)>

子宮に細菌が感染して膿みがたまる病気です。
子宮に膿がたまるので、腹部が膨れたように見えます。
便秘や嘔吐も見られ、外陰部が腫れて臭いの強い膿が出てくることもあります。

<前立腺膿瘍(オス)>

細菌感染して前立腺に膿がたまる病気です。
尿道から膿のような分泌物が出たり、血液が混じったり、濁った尿が出ることもあります。
発熱や食欲低下の他痛みもあります。

犬の便臭が強くなる病気

<コロナウイルス感染症>

イヌコロナウイルスが主に腸内で増殖して起こる病気です。
元気がなくなり下痢と嘔吐があらわれます。下痢はオレンジ色で悪臭が強いです。

<ジアルジア症>

ジアルジアという腸菅の中を泳ぎ回る寄生虫による病気です。
目立った症状はありませんが、腸の不調によって便の量が多くなり、便が牛の堆肥のような悪臭があります。
慢性的に続いたり断続的に起こったりします。

 

さて、いかがだったでしょうか?

犬の臭いを解消するための情報をいろいろと見てきました。

悪臭は放っておいても改善しませんしもしかしたら病気の可能性もありました。

犬とのコミュニケーションをとりながら清潔に保つためのケアはとても重要です。

しかし、犬には犬の臭いがあります。

「犬臭くないように」と思って人間がいいにおいと思うニオイをつけるのは犬にとっては嬉しいことじゃありません。

犬の本能や習性もありますので、犬の臭いについてはあまり敏感にならず犬社会についても理解しながら犬の臭いケアをしてもらえればと思います!!

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