犬の多頭飼いは喧嘩をする?原因や止め方など仲良くさせるための注意点

犬の多頭飼いと喧嘩~喧嘩の原因~

新しい犬を迎え入れて多頭飼いが始まると、先住犬と新入り犬の間で喧嘩が始まることがあります。

そんな時、あなたはどうしたらよいと思いますか?

「もちろん喧嘩で怪我しちゃ大変だからすぐに仲裁に入るわよ!」

お気持ちはわかりますが、「とにかく喧嘩をさせないため」に仲裁に入るというのはダメです!

多頭飼い中の犬同士の場合、必ずしも相性が悪いから喧嘩になっているというわけではありません。

喧嘩が始まった時あなたが仲裁に入ることで、先住犬と新しい後輩犬はいつまでも顔を合わせると喧嘩になり、喧嘩がエスカレートしていくかもしれません。

「えっ!どうして(´・д・`)?」

先住犬と新入り犬が仲良くして欲しいためにはどうして喧嘩するのか?という喧嘩の原因を飼い主さんが理解しておく必要があるので、ご紹介していきます。

犬を多頭飼いするときの相性の良い選び方は?性別や犬種など気をつけること

多頭飼いをしている犬の喧嘩の原因
  • 順位決め
  • 飼い主さんの態度
  • 奪い合いなどその他の攻撃行動

多頭飼いをしている犬の喧嘩の原因:順位決め

多頭飼いをしている犬の喧嘩の原因で一番飼い主さんが気を付けなければいけないのが「順位決め」です。

多頭飼いを始めて初期の頃に起こる原因として多いのが上下関係がわからないという順位に関する原因です。

わたしたちはなんとなく「体が大きいほうが強そうだから大きい子が上の順位になる。」みたいに思ってしまいがちです。

でも、犬社会ではそういう決まりはないんですね。

先住犬がリーダーになることが望ましいと思うんですが(最初はリーダーであることが多い)
そのうちにどちらの地位が上か、順位がわからなくなってくる時があります。

この喧嘩が起こる時期はいつであるかはわかりません。

迎えた後輩犬の年齢にもよりますし、先住犬の性格にもよりますし、すぐに順位決めの喧嘩が始まることもあれば、しばらくたってから喧嘩が始まることもあります。

順位を決めるために、犬達は喧嘩をしてそれを明らかにしようとするため、多頭飼い初期以外でも順位による喧嘩は起こるということは覚えておく必要があります。

喧嘩をしているのは、相性が悪いからじゃなくて、順位を決めて上下関係をはっきりさせることで平和な暮らしをしようとする犬の習性なんですね。

多頭飼いをしている犬の喧嘩の原因:飼い主さんの態度

次の「飼い主さんの態度」に関しては、飼い主さんが原因となってしまうことですから、特に注意が必要でしょう。

飼い主さんの態度によってどちらかの犬に「嫉妬」のような感情が生まれてしまう場合です。

新しく迎える子が子犬の場合は、可愛らしさと手がかかることもあって、子犬ばかりかまってしまいがちになります。

そうなると、これまで飼い主さんの愛情を独り占めしてきた先住犬は戸惑ってしまいます。

「あいつが来てからかまってくれなくなったヽ(`Д´#)ノ」

その怒りが嫉妬となって、後輩犬である子犬に向かってしまうことがあります。

人間側の心理として、弱く見える犬や新しく迎えた犬の味方をしてしまったり、えらそうに見える方の犬を悪くすると叱ってしまうこともあります。

弱い立場にいる人などを応援したくなる気持ちを、心理学では「アンダードッグ効果」と言うんだそうです。

人間の心理でよくある気持ちなわけですが、犬社会のルールにはありませんし、犬は全く理解できない飼い主さんの行動(心理)です。

多頭飼いをする以上、犬社会のルールを飼い主さんは学び、それを受け入れなければ犬は非常に混乱しますし、飼い主さんに不信感を抱くようになります。

多頭飼いをしている犬の喧嘩の原因:奪い合いなどその他の攻撃行動

奪い合いに関してですが、犬にもいろいろな部分で「お気に入り」があります。

好ましい食べ物・食べたい場所・好きな休憩場所・好きなおもちゃなど、その犬にとってこだわりたいものがあることは普通のことです。

犬の性格によって、そのこだわりは強弱がありますし、寛容さによってはこだわりがあっても譲れる犬もいます。

しかし、今までは好きに暮らしてきた先住犬にとって、そのお気に入りを脅かされる行動に対しては、守りたいという気持ちが働くことは理解できると思います。

食欲が旺盛な犬だったら、自分のものを早く食べてしまった後は、まだある食べ物を奪いたい(食べたい)という気持ちが働くことも当然です。

このように自分の好きなものや興味がひかれたものを奪い合うことは、多頭飼いの喧嘩のあるあるとも言えます。

多頭飼いによって犬が攻撃行動をしてしまう原因は、この奪い合いだけではなく、何らかの恐怖や、ストレスなどもあります。

このように多頭飼いをしている犬同士には、喧嘩になってしまう原因がいくつもありますが、いざ喧嘩になってしまったとき、喧嘩を止める必要が出てきますよね。

次は、喧嘩になってしまった時の飼い主さんの対処法や具体的な喧嘩の止め方についてご紹介していきます。

多頭飼いではなく、お散歩中に会う犬など他に飼われている犬との喧嘩については下の記事を参考にしていただけます。

犬の喧嘩を止めるには?上手に仲裁する方法!
犬同士が仲良くなる方法は?あいさつのしかたで性格がわかる?!

犬の多頭飼いと喧嘩~喧嘩の止め方~

新しい子を迎え入れて、先住犬と喧嘩をした時にどうしようか?というところがご心配される点だと思います。

多頭飼いの犬同士の喧嘩について大切なのは、

  • 飼い主さんの対処の仕方
  • 喧嘩の見分け方
  • 喧嘩を止める時のコツ

この3つを知っておくことで、いざ喧嘩を始めた犬同士に対して適切な行動を落ち着いてとることができます。

犬が喧嘩をしている時というのはかなり激しい興奮状態になっています。

飼い主さんが慌ててしまうと、犬の方は余計に興奮をあおられてしまい、エスカレートしてしまう傾向にあります。

普段から飼い主さんがしっかりと犬と信頼関係を築き、すべての愛犬をコントロールできる状態にしておき、何かあっても慌てず落ち着いて適切な行動が取れることが理想です。

そのためにどうすればよいのかをそれぞれご紹介していきます。

多頭飼いの犬の喧嘩の止め方:飼い主の対処

多頭飼いの犬同士がけんかを始めた時に、まず飼い主さんがとる行動というのは「下手に仲裁に入らない」ということです。

喧嘩の原因のところでご紹介しましたが、多頭飼いをしている犬同士は順位が決められなければ落ち着けないという習性をもっています。

犬は平和主義です。

昔群れで生活していた時、犬同士で順位を決めることで、余計な争いを避けて生活をしていました。その時の名残が残っているんですね。

ですから多頭飼いをしている犬同士が喧嘩を始めたら、やみくもに犬達を引き離すということはしちゃダメです。

見守りましょう(^^)

これはなぜかというと、上下関係がはっきりしないままであり犬達にとってストレスが溜まってしまうからなんです。

ここで、もしあなたが先に喧嘩を仕掛けた方に対して叱りつけたり、罰したりするのはもってのほかです(`・д・´)

順位決めの喧嘩の場合、どちらが上かが決まればよいので、ケガをさせるような喧嘩になることはほとんどありません。

飼い主さんはその喧嘩がどのように決着がつくのか少し遠くから静かに観察し、喧嘩が終わった後どちらにも声をかけないで見守ってあげましょう。

そしてどちらが上の順位になったのかを見極めて、そちらを優先してあげることが大切です。

その他、後輩犬が子犬の場合は先住犬が指導しているケースもあります。

例えば甘噛みと本気噛みの痛さを教えていたり、身を引かなきゃいけないタイミングについてなど犬社会のルールを指導してくれていることもあります。

この指導時は人間側からみると喧嘩をしているのかな?と思われる行動もありますが、ここも観察して見極めることが必要になります。

犬同士で必要な喧嘩をしているにもかかわらず、飼い主さんが勝手に喧嘩を止めようとするのは当然NGな行動です。

現在どの犬が順位的に優位なのかを知るためには、「陰から彼らの行動を観察する」ことが有効です。

チワワやテリア種などは、とても気が強いので後からきた子が大型犬であっても、地位を譲らないことも多いです。

これは性別も関係なくて、メスでも気が強い子だったら自分の地位を主張して地位を逆転させません。

逆に大型犬だと穏やかで優しい子が多いので、簡単に地位を奪われる場合もあります。

ですから、違う犬種や性別の犬を多頭飼いする時はよけいに、彼らの間でどう上下関係をつけるのか、しっかり注目しておく必要があります。

多頭飼いの犬の喧嘩の止め方:喧嘩の見分け方

喧嘩を始めたら見守るわけなんですが、やはりケガをしないか心配ですよね(´・ω・`)

上下関係を確認するための喧嘩では、相手に怪我を負わせるのが目的ではないのでどちらかが「参りました!」と降参したらそこで終了します。

そして、喧嘩が終わるとどちらかの犬がマウンティングなどをして上下関係を確定させます。

そうしたら、あなたはその結果を尊重してあげないといけません。

ただし、子犬の社会化期を十分に過ごせていない子や、ケンカの手加減がわからない子、すでにストレスが溜まって攻撃的になってしまっている子などが喧嘩をすると・・・

もう一方の犬が大怪我をしてしまうことがあります。

そこで止める喧嘩の見分け方ですが、激しく吠えて興奮している時などは止める喧嘩に発展する可能性が高いです。その他にも

  • 噛んだまま首を振るような興奮している噛み方をしている
  • 歯茎が見えるほど牙を剥いている
  • 耳を前に向けて鼻の上にしわがある
  • 背中のあたりの被毛が逆立っている
  • 相手の犬がキャン!と鳴いても攻撃する

これらの状態になっていたら、本気の喧嘩体勢になっているため、攻撃側の犬を引き離すようにします。

逆に、どちらかの犬が

  • 震えて逃げ回っている
  • 部屋の隅やソファーの下に隠れようとする
  • 耳が寝て低い姿勢をしている

といった状態になっていたら、本気で嫌がっていたり、負けを認めて恐れている合図です。

本気の喧嘩を始めたらすぐに止めに入ってください。

本気の喧嘩を続けていると致命傷を負わせかねません。

多頭飼いの犬の喧嘩の止め方:止める時のコツ

本気の喧嘩をしている時は高い興奮状態ですから、飼い主さんの言葉が耳に入らない状態になっていることが多いです。

犬も喧嘩に集中しないと、目の前の相手にやられてしまいますからね。仕方ない状態だと思います。

しかし本気の喧嘩になったら一刻も早く喧嘩を止めなければいけません。

犬の喧嘩を止める時は飼い主さんも大怪我を追う可能性があるので、一応噛まれても大丈夫なように犬用の皮手袋などを用意しておくのも一つの方法です。

その他だと

  • 水を犬にかける(水飲み食器に入れてある水など)
  • 大きな音を出す(床を新聞紙などでたたいて大きな音を出すなど)
  • 犬と犬の間に物を入れる(ほうきなどの掃除道具やバッグなど)

このように、他のもので犬を驚かせて冷静さを取り戻させたり、物理的に犬同士を引き離すようにします。

安全にできるようなら、犬の後頭部の首周りの皮をつかめば、犬も痛みを感じませんし犬の歯も届かないので直接犬に接触することができます。

しかし、相手の犬に噛み付いてしまっている場合は無理に引き離そうとすると、離されまいと強く噛んで傷が深くなることもありますし、傷が広がる恐れもあるので気を付けてください。

このような本気の喧嘩になってしまった後は、それぞれ1日は離して生活をさせて、十分に落ち着けるようにしましょう。

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犬の多頭飼いするときの注意点

ここまで多頭飼いについてのことをご紹介してきた中に、ちょこちょこと注意点もあったわけですが、犬の多頭飼いをするコツとして注意点をまとめておきたいと思います。

多頭飼いの注意点
  • 最初は先住犬を優先する
  • 喧嘩を見極められるようにする
  • 生活環境を整える
  • それぞれの犬に注目する
  • 最初は先住犬を優先する

多頭飼いのコツ1:最初は先住犬を優先する

まず、新入り犬と先住犬が同じ犬種で同じ性別の場合です。

この場合は、先住犬の地位が上ですから、食事も遊びも可愛がるときもすべて先住犬を先にします。

とにかく先住犬を尊重することを厳守してください。

これによって、犬同士の上下関係がしっかりするので、無駄な争いもなく問題行動に悩まされることも少なくなると思います。

次に、先住犬と新入り犬の犬種や性別が違う場合です。

こちらはちょっと気を使う所です。

先住犬がメスで小型犬であり、新入り犬がオスで大型犬等の場合地位が逆転することもあります。

先住犬の気の強さが関係してくるんですね。

この場合は、犬達に任せてください。

このように先住犬と後輩犬の犬種の違いや性別、年齢、性格によってどのようになるかはわかりません。

犬同士で上下関係を決めるので、あなたはそれを尊重するのが一番いい方法です。

このように多頭飼いをする場合、最初は犬同士の上下関係を重視すると、犬達も落ち着いて上下関係を守り関係が落ち着くのが早まります。

もし喧嘩になってしまったとき、順位が上である方の犬を怒ることもしないでください。

なぜなら、喧嘩の理由が変化してしまう可能性があるからです。

最初は上下関係を決めることが目的だったのに、ストレスが溜まることで「腹が立つから相手を攻撃する」という理由に変わってしまうおそれがあります。

また間違った仲裁はどちらかの犬を嫉妬させ、嫉妬の気持ちが凶暴性を助長させることもあります。

こうなると、喧嘩がエスカレートしてしまいます。

犬同士の喧嘩は上下関係が確定するまで口出ししてはいけません。

多頭飼いのコツ2:喧嘩を見極められるようにする

犬同士がじゃれあうのは犬同士の大切なコミュニケーションですし、犬同士の遊びです。

しかし、犬は楽しい時でも興奮して唸り声を出すんですね。

飼い主さんと引っ張りっこ遊びをしている時に唸る犬は多いですが、これは自然なことであり、唸っちゃダメと怒ることではありません。

犬同士のじゃれあいは「プロレスごっこ」と表現されるように、思った以上に激しいので、初めて見る飼い主さんやなれない飼い主さんは心配して焦ってしまうでしょう。

さらに順位を決めるための喧嘩となったら、じゃれあいではなく喧嘩ですからさらに焦るしどうしようか不安になるかと思います。

でも下手に喧嘩を仲裁してしまわないようにするわけですから、目を養うためにも犬たちを観察して本気の喧嘩を見極められるようにしていただきたいと思います。

多頭飼いのコツ3:生活環境を整える

多頭飼いのデメリットのところでケージやクレートは分けるというお話をしましたが、ケージやクレート、ベッドなどは共通にしないで1頭ごとに分けてください。

例えば兄弟犬のように、一緒にいたがる様子がある場合は無理に引き離さなくてよいですが、基本的に別々にします。

ケージは犬の縄張りです。犬はそれぞれの縄張りにいる時が最も安心できますし、リラックスできます。

「大きいケージだから大丈夫よね」と思って1つのケージに複数の犬を入れると、犬はストレスをどんどんためてしまいます。

ケージなどは分けるようにし、おもちゃや食事も別々にするようにしてください。

食べるスピードがとても違う場合は、食べる場所もそれぞれで変える必要があるかもしれません。(そうしないと早食いの子がほかの子のご飯を食べてしまうため)

多頭飼いのコツ4:それぞれの犬に注目する

多頭飼いしている犬に対しては、とにかくストレスをかけないようにすることが重要です。

1頭の場合はストレスがかかることでイタズラが増えたり、荒ぶるようになったりしますが、1頭だから他には迷惑は掛かりません。(飼い主さんには迷惑になりますが…)

しかし多頭飼いをしている場合は、ストレスがかかることによっておこる攻撃性の増加は、他の犬への攻撃となってしまいます。

順位が決まらないことのストレス、自由にお散歩ができないことへのストレス、ちょっかいを出されることへのストレス、飼い主さんの関心が薄れることへのストレスなどなど、多頭飼いの犬はストレスがたまることが多いと言えます。

これは先住犬だけが感じるストレスではなく後輩犬もストレスを感じることはあります。

留守番中に先住犬に追い回されても反撃できず、若い後輩犬がストレスをため込んで元気がなくなったり病気になったりすることもあります。

多頭飼いをする飼い主さんは、それぞれの犬を観察し配慮し時に優先しつつじっと見守って、環境を整えストレスのない生活をさせてあげることが必要です。

犬の多頭飼い中に起こる喧嘩について見てきましたが、どうしても喧嘩になってしまって愛犬がけがをしてしまうこともあるかもしれません。

怪我をしてしまう前に喧嘩を止めることが望ましいですが、どうしても怪我をしてしまった場合、動物病院に連れて行く前にしておくとよい応急処置の方法もご紹介しておきます。

犬が喧嘩をした時の応急処置の方法

怪我をして出血がある場合、まずあなたが落ち着くことが一番大切です。

耳や爪などの先端部は出血量が多くなりがちなんですが、すぐに命の危険ということはないので落ち着いて対処してください。

応急処置をする前に出血しているところを確認します。

出血した部分に大きな異物が傷口に刺さっている時は、抜かずに動物病院へ行ってください。

出血した時の処置1.傷口をきれいにする

まず、傷の大きさや深さ、傷口の様子を確認します。

長毛種の場合は、被毛に隠れて傷口が把握しにくいので、傷口にかかる被毛は切ってしまいましょう。

傷口を流水で洗って異物を取り除きます。

流水で摂れないものはピンセットなどを使って取り除ければ取り除いたほうが良いですが、無理はしないでください。

暴れた拍子にピンセットを差してしまうなどの危険がありますので、絶対に無理をしないでください。

流水で洗えない場所の傷は、水を含ませた布で拭けるだけ拭いてください。

出血した時の処置2.止血する

流水で綺麗になった傷に、食品用のラップフィルムを巻きます。

足の怪我の場合は、ラップで巻いた後、傷から見て心臓に近い部分を、伸縮性のある包帯などでキツめにしばって止血します。

背中など胴体の場合は、胴体ごと大きめの食品ラップをグルグルと巻きつけます。

少しきつめに巻いて傷口を空気に触れさせないようにしてください。

どうして食品ラップ?

以前は怪我をした場合、傷口に布を当てていました。

でも、これだと血液中にある血を固まらせる成分まで一緒に布で吸い取ってしまいます。

するとなかなか止血することができないんですね。

ですから、食品用の清潔なラップフィルムを巻いてしまうことで、傷口から細菌が入るのを防ぎ血液の働きを生かすことができます。

早く治療をするための方法なので、ぜひラップを使ってもらって速やかに動物病院に連れて行って下さい。

次は傷だけではなく、冬などストーブの前で喧嘩をした時にやけどをしてしまったというケースもあるかもしれませんので、やけどの応急処置もご紹介しておきます。

犬はやけどをしていても、皮膚が見えにくいために飼い主さんが気づきにくいかもせれません。

もし、体をかばう様子を見せたり、被毛が焦げている部分があったら皮膚の状態を確認して下さい。

やけどの応急処置

やけどの応急処置は重度か軽度かによって変わってきます。

この見極め方法は

  • 皮膚や毛がこげたり腫れたりしている⇒重度
  • 皮膚の表面が赤くなっている⇒軽度

こちらで判断をしてください。

重度の場合

患部が焦げていたり、腫れ上がっていたり、範囲が広いという場合は何もせずに刺激を与えないようにします。

あれば、油紙などで患部を保護し、動物病院へ連れて行ってください。

軽度の場合

赤くなっているくらいだったら様子を見ていても大丈夫です。

患部の状態が落ち着くまで氷水や保冷剤、氷のうをつかって冷やします。

5~15分程度冷やし続けてください。

犬が怪我ややけどをしてしまったときの注意

出血しているのを見たらそれだけでパニックになってしまいますが、応急処置の方法を知っていれば少し慌てないで処置ができるかもしれません。

あなたが慌ててしまうと愛犬も興奮してしまうので、飼い主さんは落ち着いて対処してくださいねo(`・д・´)o

そして、動物病院へ連れていき、獣医さんの指示に従ってその後の生活を送りましょう。

犬の多頭飼いの喧嘩~最後に

犬の多頭飼いをしている時の喧嘩について原因や止め方などご紹介してきました。

喧嘩をさせないためには、とにかく飼い主さんに十分な気力や体力が必要不可欠なんですね!

犬を多頭飼いするということは、相性も心配ですし、喧嘩も心配と色々な心配があると思います

しかし、たくさんの飼い主さんが多頭飼いに成功していますし幸せを感じています。

ぜひあなたも素敵な多頭飼いライフを送れることを願っています!

2 COMMENTS

あまの すみえ

新しい子を迎えて最初は良かったのですが。2ヶ月半ほど経った頃から先住犬が新しい子をひどく襲う様になり(前からたまには怒ってはいました)今では全く同じ空間にフリーではおくことが出来なくなってしまいました。最近こちらのサイトを発見して「・喧嘩する!仲裁した方が・・」まさしく仲裁してしまっていて。全く喧嘩になりそうな状態で止めていて。先住犬を抱いてしまったり抑え付けてしまっていました。今ではもう上下関係を付ける状態を超えていて見ただけで興奮状態です。新しい子も怖いので唸ってしまうのでいっそうスイッチが入ってしまいます。 先住犬が2kのヨークシャーテリアの女子9歳(保護犬我が家に来て3年4ヶ月)新しい子が1kのスムースチワワの女子(我が家に来て4ヶ月20日)新しい子が1kと小さいので喧嘩させて良いのか現在どうしてよいか心が折れそうな毎日です。アドバイス戴けると嬉しく思います。宜しく御願い致します。

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yabuki1

はじめまして

管理人の神楽と申します(^^)
コメントいただきましてありがとうございます。

しっかり拝見させていただきました。
ケンカの域を超えている状態で、ご心配ですね(´・ω・`)

>>どうしてよいか心が折れそうな毎日です。

心中お察しします。。。小さいとはいえ犬歯だってありますし怪我をするんじゃないかと
ご心配される気持ち、痛いほど伝わってきます。

とても詳しく状況を教えていただいたので、とても理解しやすくて助かりましたが、
新しい子のスムースチワワの女子は、あまの様の家に来て4か月20日ということですが、
今の年齢が何歳なのかがちょっとわかりません。

なるべく、お役に立てるようなお返事をしたいと思いますので、
できれば何歳なのか教えていただけないでしょうか?

といいますのも、現在の状況を見る限り、やはり上下関係の決定がこじれた状態だと思われます。

この時、一番のリーダーであるあまの様の権限で、どちらが上かを選んでしまうこともできます。
現在は先住犬の子が襲う側のようですから、「先住犬の子を上」として徹底させると
この争い自体が少し治まるのかもしれません。

ですが、先住犬の女子の年齢が9歳ということですから
正直微妙なところなんですね。

ヨーキーは小型犬だから寿命は大型犬より長いですが、
やはり10歳になるとシニア扱いするかどうかのラインになります。

2匹の間で、どちらが上なのか?というのは、変わるものです。
先住犬が最初は上のことが多いですが、年齢や性格などにより
上下関係は途中から変わることは多々あります。
この途中で上下関係が変わることは全然問題ありません(^^)

あまの様のわんこさん達が、なるべくスムーズに上下関係を作れるよう
一緒に考えてみたいと思うので、年齢を教えてください。

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