犬のあまがみ対策は?甘噛みする意味としつけで直すならコレ!

やっぱり子犬の甘噛みはやめさせる?

「う~ん・・・けがをする程でもないからなぁ」

愛犬の甘噛みに悩んでいる飼い主さんも多いです。

けがをするほどではないけどやっぱり甘噛みは痛いものですよね(^_^;)

そんな困った甘噛みをやめさせるには?
対策方法をご紹介します。

犬は噛みつく動物です。

特に幼いうちや、力の弱い小型犬など
甘噛みだったら大きな怪我にならないかもしれません。

でも、それがそのうち傷跡が残るくらいの
本気噛みにつながるおそれがあるのは事実。

やっぱり、甘噛みの段階で
やめさせるようしつける必要があります。

子犬の頃は特に、何にでも興味を示しますし
それを噛んで確認しています。

また、乳歯から永久歯に生え変わるのも
子犬の時期なので、歯がむず痒いんですね。

ですから、なんでもかんでも噛んじゃダメ
というのではなく、人の手だけは噛んじゃダメ
と教えるようにしていきます。

甘噛みを対策する上で重要なのは
子犬がいつまで親や兄弟犬と一緒に過ごしたか?
ということです。

子犬の社会化期でご紹介しましたが
兄弟犬同士の遊びや母犬のしつけを通して
噛む強さというのを学んでいきます。

ですから、大切なこの時期
しっかりと兄弟犬や母犬の元で学べた犬と
早くから一人になってしまった犬とでは
早く一人になった犬のほうが強く噛む傾向にあります。

できれば、社会化期を兄弟犬とともに過ごし
犬社会のルールを覚えるのが理想です。

 

犬が甘噛みをする理由とは?全ての原因を見ていきます!

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犬の甘噛みは犬にとっては自然な行動です。

犬の5大欲求でご紹介した通り
まず犬には「噛みたい」という欲求があります。

噛むという欲求を満足させる行為ですから
犬にとっては悪いことをしている訳ではないんですね。

甘噛みが特に多いのは子犬の時期になりますが、
ちっちゃい子犬でも理由や原因があって甘噛みをしています。

犬が甘噛みをする理由は8つあります。

  1. 歯の生え変わりでムズムズする
  2. じゃれている
  3. 遊びの延長
  4. 好奇心
  5. 飼い主の反応を見る
  6. 狩猟本能
  7. どちらが優位かの確認
  8. ストレスがたまっている

このような理由で甘噛みをしていますが、
1つ1つ詳しく見ておきましょう。

犬に甘噛みをやめさせるには、
まず原因・理由を知ることが大切です。

【歯の生え変わりでムズムズすることによる甘噛み】

私たち人間だと生後3か月くらいから
歯が生え始めて、約2年かけて乳歯が生えそろいます。

この時期になるとよだれが増えたり、
歯がかゆくてぐずることが多くなり
「歯ぐずり」などと呼ばれています。

子犬もやはり同じで、
生まれたばかりの子犬は歯が生えておらず、
生後3週間くらいから乳歯が生え始めて、
生後2~3か月くらいで生えそろいます。
※これは個体差があるので早い子や遅い子はいます。

子犬の乳歯の本数は、上に14本、下に14本の計28本。

人間は2年くらいかけて
合計20本の乳歯が生えるんですが、
子犬はわずか2~3か月で28本もの乳歯が生えてきます。

これは相当むずがゆいだろうということは想像できますよね。

しかもさらに、
乳歯が生えそろったと思ったら、
そのあと3か月くらいしたら(生後6~7か月)
1年くらいかけて乳歯から永久歯に生え変わっていきます。

成犬の歯は上に20本で下に22本の
計42本ですから、
乳歯よりも14本も多く
新しく生えてくることになります。

犬は乳歯が抜けてもご飯と一緒に
飲みこんでしまうことが多いので、
床に歯が落ちていることが少ないため
生え変わりがわかりにくいかもしれませんが、
歯を磨いてあげるときなどに
抜けていることを発見するパターンが多いようです。

とにかく子犬にとって、
生後3週間から1年くらいまで
歯が猛烈な勢いで生えたり抜けたりしているんですね。

このかゆさを紛らわせるために
何かを噛みたくなることが増えます。

ムズムズした時に
そこに飼い主さんの手があれば、
その手もカジカジと甘噛みしちゃうわけです。

【じゃれている時の甘噛み】

子犬はじゃれ合いながら、
噛まれたときの痛さを覚えたり、
犬社会のルールを学びます。

兄弟犬がいると、
ケンカしているのかな?と思うくらい
かみ合ってじゃれているのを見たことがあるかもしれません。

この時期は子犬の社会化期
(生後4週間から13週間ごろ)と呼ばれ、
社会化期にじゃれ合う相手がいない子は
内向的な子になったり、
噛む加減を覚えられないので甘噛みが痛かったり、
成犬になっても噛んでしまうようになる可能性が高くなります。

だから子犬にとって、
この社会化期というのは非常に大事な時期なんですが
ペットショップなどに売られている子は
生後8週間ほどで母犬や兄弟犬と
引き離されてしまうことが多いので、
犬同士のコミュニケーションが十分とれていな可能性が高いです。

【遊びの延長での甘噛み】

子犬は遊ぶのが大好きです。

少しもじっとしていないで、
寝ているか遊んでいるかで毎日を過ごしています。

飼い主さんと遊ぶときは、
ピョンピョン跳ね回りながら
遊ぶことも多いでしょう。

遊びが楽しくて興奮してしまっているから
目の前に出てきた指などを
パクッと噛んでしまうことも増えます。

だからといって、遊びを禁止することは
子犬にとってかなりのストレスになるので
こちらが上手にコントロールしてあげる必要があります。

【好奇心による甘噛み】

犬は多くが好奇心旺盛ですが、
子犬の時には特に好奇心のかたまりです。

何でも触ってみたり、
口に入れてしまう時期なので、
怪我をしたり異物を飲みこむことが多いので注意してください。

子犬は口に入れ噛んでみることで、
それがなんなのかを調べようとしています。

子犬には噛んでよいものや悪いものの判断が
まだ学べていませんから、
とりあえず目につくものは
全て噛んでみるという勢いでとりあえず噛みます。

飼い主さんの手は他のものとも
噛み心地が違うので、
好奇心の対象になりやすいかもしれません。

【飼い主の反応を見るための甘噛み】

子犬があなたの手を噛むのは
あなたにかまってほしい心の表れでもあります。

犬はもともと大昔は群れを作って
生活していた動物なので、
1匹でいると不安になりやすい所があります。

そして子犬の時は、母犬も兄弟犬もいない場合
とても寂しがりやさんだったりするんですね。

ですからあなたにかまってもらうことが嬉しいと感じます。

ここで問題なのが、
子犬があなたの手を噛んだとき、
「イタイ!」と声を上げて
リアクションをとることを子犬側からしたら
かまってもらっていると勘違いしてしまうということです。

特に女性が高い声を出すと、
それが怒っていたとしても、
子犬からしたら「かまってもらって楽しいな♪」
と考えて甘噛みしてしまうことが多いです。

【狩猟本能からの甘噛み】

大昔の犬は群れで狩猟をして生活していました。

狙う獲物はそれぞれだったと思いますが、
自分より小さくて素早く動く動物などを
捕食していたことが多かったようです。

ですから、子犬とはいえ
遺伝子に残された狩猟本能というのがあり
つい本能的に噛みついてしまうことがあります。

例えば成犬が自転車に向かって吠えてしまったり
逃げると追いかけてくるというのが
その狩猟本能の名残なわけです。

狩猟本能のキホンは、
動くものを追いかけるということです。

犬の前で手をひらひらさせる動作をしたり
洋服でも長くてヒラヒラするものだと
犬の噛む本能が刺激されて、甘噛みしたり
甘噛みより強く噛むことがあります。

【触られたくないところアピールの甘噛み】

犬には敏感な部分があります。

例えば、鼻の先やしっぽ、内太もも周辺
前足の先などはとても敏感な場所なので
あまり触られたくない場所です。

犬は基本的に飼い主さんとの
スキンシップは大好きなので、
体をなでてもらいたがるんですが、
敏感な部分を急に触られると
びっくりして噛んでしまうことがあります。

成犬になるまでに、
これらの敏感な部分も少しずつ慣らして、
触られても平気な子にしたほうが良いのですが
子犬の頃はまだ難しいかもしれません。

犬が甘噛みをしたり、
甘噛みよりも少し強めに噛んだときは
触った場所が嫌だった可能性もあります。

【どちらが優位かの確認のための甘噛み】

犬はその昔、群れの中の強いリーダーの元で生活をしていました。

その習性は今だに色濃く残っていて、
自分が置かれている状況の中で誰がリーダーなのか?
自分の順位はどうなのか?ということを常に考えています。

犬を1匹で飼っている場合は、
家族の中で順位をつけようとしますので
その基準の一つに甘噛みをすることがあります。
※基準は甘噛みだけではありません。

甘噛みをする理由というのはたくさんありますし
特に子犬の頃だとどんな理由で甘噛みをしているのか
の判断をするのは非常に難しい部分ではあります。

しかし、
今後のしつけにも重要になってくるので、
もしかしたら優位性を主張していたり、
そもそも順位の確認のための甘噛みかもしれない
ということは覚えておいてほしいと思います。

【ストレスがたまっている甘噛み】

ストレスがたまると私たち人間も心や体に不調をきたします。

ストレスがたまったらかわいそうだから
甘やかしたり、言うことを聞いてあげてほしい
ということではありません。

犬は人間と生活してくるようになったとき
何かの仕事を与えられ、
それができるとほめてもらったり
ご褒美が与えられたリしていたので、
何かの役割をしたいという欲求があります。

例えば牧羊犬なら羊を追う仕事という役割があり
その役割をこなせるだけの運動量を身につけました。

でも、最近では警察犬や盲導犬など
一部の犬以外は、愛玩犬として飼われています。

なので、十分な運動ができていないとか
何もすることがないといったことも、
犬のストレスになります。

子犬の場合は、寂しいとか
かまってもらえない、
お留守番をするなどもストレスになります。

甘噛みの原因を探るとき、
ストレスになるようなことは無いかな?
と考えてあげることも必要です。

犬が甘噛みをする意味を考えると
犬としてはごく自然な行動である
ということが言えるんですね。

しかし、やはり甘噛みといえど痛いですし
噛みつく癖にしてしまう場合もあります。

犬が甘噛みをする意味をよく理解したうえで
しつけでその甘噛みをさせないようにしていきましょう!


犬の甘噛み対策!しつけで甘噛みをやめさせる方法とは?

 

犬の甘噛みの原因は、
単純ではありますが多くの原因が
潜んでいることがわかりました。

原因を取り除くことが
甘噛みの対策になるので、
わが子の原因については思い当たるものが無いか
を考えていただきたいと思います。

ただ、原因を取り除きにくいものも
あったと思いますし、
やはり甘噛みをやめさせることもしつけの1つです。

原因にもよりますし、
その子の性格にもよって
しつけの効果は変わってきますので、
ここではいくつか効果的なしつけ方法をご紹介していきます。

正直に言ってどれがあなたの愛犬にとって
効果があるとは断言できませんので、
いくつか試してみて、
一番効果が高かった方法で甘噛み対策をしていってください。

実際にしつけ方法に入る前に、
私達の方で注意してあげることで
甘噛みが改善することがあるのでそちらから見ていきます。

  • 口腔内のケア
  • 室内の管理
  • 噛んでよいものを用意

この3つに分けてみていきます。

【口腔内のケア】

犬が甘噛みをする原因に歯がかゆいから
というのがありましたが、
歯茎のかゆみに対しては歯ブラシをしてあげると
おさまることがあります。

子犬の場合、すぐに抜けてしまう乳歯だし
虫歯にならないだろうから
歯を磨かなくても良いと思われるかもしれませんが
子犬の頃から歯のお手入れをする
習慣をつけておかないと、
成犬になってから急に歯に触られると嫌がることが多いです。

犬のお母さんは子供を叱るとき、
子犬の口をくわえて低い声で唸ります。

これは子犬よりもお母さんの方が強い
ということを分からせて、
してはいけないことを教えているんですね。

しつけの方法にマズルコントロール
というものがありますが、
マズルコントロールを行うと
子犬より強いことを主張できて、
主従関係が作れるとともに、
強いリーダーをアピールすることになるので
子犬は「この人に守ってもらえる」と安心感を与えることができます。

マズルコントロールは犬の口を
両手で挟み込んで上下左右に優しく動かします。

急に挟み込まれると嫌がりますので、
徐々に慣らして口の周りに触られることを
嫌がらないようにすると歯磨きをするときにもやりやすくなります。

【室内の管理】

子犬には、噛んでよいものといけないものの区別はつきません。

基本的に噛まれては困るものなどは
子犬がいる部屋から撤去しておきましょう。

あと、観葉植物なども置かないでください。

小さいもの(ボタンなどの小物や電池類、
アクセサリーなど)も他の部屋に
置くようにしておいた方がいいです。

ちゃんとしまっておいたとしても、
目を離している間に引っ張りだしてしまっていた
ということはよくあります。

また届かないと思っていたのに
どうやって取ったの?ということもあるので
できるだけ子犬がいる部屋には
噛まれたくないものや危険なものは
置いておかないようにしましょう。

【噛んでよいものを用意】

これは字のごとく、おもちゃなどの
もともと噛んでよいものを部屋に用意しておきましょう。

犬は、靴下やスリッパなどを
噛んだり隠したりすることが好きですが、
噛んでよいものとして古くなった靴下や
スリッパを用意するというのはお勧めできません。

というのも、新しいとか古いというのが
犬には判断ができないため、
スリッパ全部を噛んでいいものと
認識してしまう可能性があります。

そういうものではなく、
噛むおもちゃなどを数種類
用意しておくと良いでしょう。

こういうものですね(^^)

コングやガム、他にも噛んで大丈夫なおもちゃを
複数用意して犬の「かじりたい」という欲求を
満たしてあげるようにしましょう。

同じおもちゃだと犬も飽きてしまいますからね(;^ω^)

飽きないように色々なおもちゃで遊び
「これは噛んでいいよ」というものを
与えてあげるようにしてください。

>>犬が楽しく遊べる噛むおもちゃ達
たくさんの種類が出てきますので、
見てみてもらうといいかもしれません。

犬の甘噛みを簡単にやめさせるしつけ方法

 

犬の甘噛みをやめさせるしつけ方法には
いくつかの種類があります。

順番に試してもらったり、
いくつか組み合わせて行ってみてください。

犬のしつけで鼻の先を叩くという方法を
見かけたことがありますが、
これは体罰ですので絶対にやらないでください。

体罰を行うと、人の手を怖がってしまう子になります。

そうすると、甘噛みをやめさせるどころか
恐怖心から本気で噛むようになってしまうので
逆効果になりますから、体罰はやめてください。

  • オーバーアクションで伝える
  • ひと言で伝える
  • 他の部屋へ行く
  • 天罰方式

この4つをご紹介していきます。

【オーバーアクションで伝える】

これは犬に甘噛みをされたときに、
それほどいたくなかったとしても
大げさに痛がるふりをして、
噛んだらいけないことを伝える方法です。

まず注意してもらいたいのが、
犬の習性として噛んだものを引っ張られると
離さないようにしようとします。

これは条件反射のようなものですので、
手を噛まれたときに手を口から離そうと引くと
余計に強く噛むことがあります。

甘噛みをされたときに慌てて手をひかず
かえって少し口の中に押し込むくらいにしながら痛がってください。

痛がるリアクションをするときは、
なるべく低い声で、嫌な顔をしながら
大げさくらいにアクションをしてください。

そして子犬が自分から噛むのをやめたら、
大げさにほめてあげます。

ただし、この方法はもしかしたら
子犬をよけい興奮させてしまうかもしれません。

子犬の状況を見ながら判断して行ってください。

【ひと言で伝える】

今後のしつけにおいても必要になりますが
犬がいけないことをやったときに叱る一言を決めておきます。

よくあるのが「ダメ」「ノー」などの言葉です。
※これは必ず一つの言葉に統一させてください。

犬が甘噛みをしたとき(現行犯)に、
犬が少しびっくりするくらい大声で、
なるべく低く「ダメ」「ノー」などの言葉で注意します。

特に女性の場合は、元々の声が高めなので
少しドスをきかせるくらいの言い方を心がけてください。

イメージとしては、母犬が
子犬に怒るときに出す唸り声を表現する感じです。

そして、やはり犬が甘噛みをやめたら
しっかりと褒めてください。

【他の部屋へ行く】

犬が甘噛みをしたら、「ダメ」などの
してはいけないときに言う言葉を告げてから
他の部屋に行ってしまいます。

他の部屋がなければ、一定時間子犬を無視します。

これはどちらにしても、子犬に
噛んだら「楽しい時間が終わってしまう」
ということを教える方法です。

犬にすると、飼い主さんにかまってもらえなくなる
ということはとても嫌なことなんですね。

せっかく今まで楽しく遊んでいたのに
急に飼い主さんが自分の元から去ってしまったり
何をしても無視されるのは辛いことです。

甘噛みをしたタイミングで
いけないことを伝えれば、犬は
「噛む = かまってもらえなくなる」
と学習するので、甘噛みをしなくなります。

【天罰方式】

これも犬に学習させる方法です。

犬が甘噛みをしたら、その瞬間に大きな音を出します。

すると、犬はびっくりして
甘噛みをやめるので、やめたら褒めてあげましょう。

犬は「噛む=不快な音がする」
ということを学習して、噛まなくなります。

ただ、この方法を行うときは、
あなたがその音を出していることを
犬にわからせないようにやる必要があります。

名前の通り、あくまで
噛むと天罰が下るようにしないといけません。

天罰方式は即効性がありますが、
犬が甘噛みしたその瞬間に
犬にわからせないように音を出す
ことがなかなか難しいです。

天罰方式で甘噛みをやめたらしっかり褒めて
甘噛みをしてはいけないことを教え、
グッズを使わなくても甘噛みをしない子にすることが重要です。

犬の甘噛みを意味としつけ方法から考える予防策

 

子犬が甘噛みをしたらいけないことだ
と教える方法を見てきましたが、
そもそもできるだけ甘噛みしないように
予防してあげることも大切です。

私達が何気なくしている行動が
犬の甘噛みを誘導しているかもしれません!

ちょっと気をつけてあげるだけで
犬の甘噛みが減ることがあります。

エネルギーが有り余っている

手や足で遊ばせない

犬の前でヒラヒラさせない

興奮させない

ボス意識を持たせない

食事中にかまわない

 

この5つはあなたが犬にかむ行動を
促してしまっているかもしれないことなので
当てはまっていることは無いか見直してみてください。

【エネルギーが有り余っている】

エネルギーが有り余っているというのは
運動不足や退屈が甘噛みの原因になることもあります。

大型犬や中型犬は、その犬種にとって
必要な運動量をしっかり取らせてあげてください。

本サイトでも、犬種による十分な運動量を
ご紹介しているので参考になさってください。

また、小型犬や子犬だからといっても
やはり運動量は必要です。

室内でできる遊びで、運動をさせる
散歩に連れ出すなど、エネルギーを発散させてあげましょう。

【手や足で遊ばせない】

子犬の時は、おもちゃも家具もスリッパも
人の手も同じ「遊ぶもの」として認識します。

ソファーやフローリングに座って、
あなたの手や足にじゃれつかせて遊んでいると
あなたの手や足も子犬にとっては
おもちゃと一緒になってしまうんですね。

子犬はかわいいですし、
例え噛まれてもそれほどいたくないので
手や足にじゃれついてきた時、
そのまま手や足で遊んでしまうことがあったら…
それはあなたが甘噛みを誘導していたことになります。

特に、社会化期を母犬や兄弟犬と
過ごしていない子だったら、
噛むことに対する学習ができていないので
甘噛みでは済まなくなる可能性が高いです。

手や足で遊ぶのはやめましょう。

【犬の前でヒラヒラさせない】

これは犬の狩猟本能を刺激します。

手のひらをヒラヒラさせて
子犬にじゃれつかせて遊ばせるなんて厳禁です。

ヒラヒラする洋服の素材や、
女性で長い髪の方はなるべく束ねる
などにも気をつけてください。

子犬の狩猟本能を刺激しないようにしましょう。

【興奮させない】

子犬は興奮しやすいので、
全く興奮させてはいけないわけではありませんが
興奮すると甘噛みが増えたり、
甘噛みの力が強くなる傾向にあります。

興奮しているときに甘噛みをしようとしたら
まずその興奮を冷ますように心がけてください。

興奮を冷ますには、遊びをやめて、
あなたが落ち着いた態度と声で
よしよしと言いながら背中をゆったりなでるようにしてみます。

興奮がおさまると甘噛みをしようとしなくなることが多いです。

【ボス意識を持たせない】

犬はどうしても順位をつける動物なので
ボス意識を持たせないことが大切です。

兄弟犬でじゃれて遊んでいるときも、
どちらの方が上か?ということは意識されています。

力で見たら当然あなたの方が強いんですが
ボスを決める要素は力だけではなく
日常の生活で判断されます。

例えば、子犬があなたの近くで
おとなしくしているとき、
なにげに前足をあなたの体に
ちょこんと乗せていたとしたら、
「かわいい~~!!」
とあなたは思うかもしれませんが、
子犬にとっては「君より僕の用が優位だよね」という意味です。

払いのけないと、
ボス意識を持ってしまいますので、
細かいことなんですが注意が必要です。

【食事中にかまわない】

食事中にかまわれると、
餌をとられると思ってしまいます。

こちらは攻撃するつもりはなくても、
犬は食事をしているときに無防備な状態になるため
非常に緊張しながらご飯を食べています。

食事中に体を触ったり、なでたりすると
手に対してよいイメージが持てなくなる
ことがありますので、食事をしているときは
静かに放っておいてあげましょう。

最後に

犬の甘噛みをやめさせるために、
どうして甘噛みをしてしまうのか?原因や理由と
甘噛みをやめさせるための解決策を見てきました。

犬に何かを教えるということは、
飼い主さんの根気も必要になりますし、
正しい行動ができているか?という点が大きなポイントになります。

甘噛みも、知らずにやっていた行動が
甘噛みを誘導していたということがありましたよね(;´・ω・)

今回最後まで読んで下さったあなたは
もう甘噛みに関しては間違えないで
子犬をしつけてあげることができると思います。

しかし、これからがしつけの本番です!

できるだけ間違った方法でしつけをしたくない。

効率良くしつけをしたい。

という方は、多くの愛犬家の方達を幸せにした
しつけ術がおすすめです。

問題行動を持つ成犬も驚くほどよい子になる
と評判なので、
初めから失敗しないで子犬のしつけを行いたい方は
正しい主従関係を築くことで
どんどん愛犬が良い子になるという
しつけ方法をご確認してみてください。

>>驚くほどお利口犬になるしつけ方法とは?

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