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犬は耳の動かし方でも気持ちを表しています。
犬の耳のしぐさから、今どういう気持ちなのかを分かってあげられるように詳しくご紹介します。
また、犬種によって、耳の病気になりやすい子がいます。
どんな犬種が耳の病気になりやすいか?どんな病気があるのか?ケアの方法や注意点など見ていきましょう。
犬の耳について知ってみよう
犬は鼻がいい(嗅覚が優れている)
ことは有名ですが、耳(聴覚)もとても優れています。
犬にとって聴覚は、周囲の情報を得るための
とても重要な感覚の1つなんですね(^^)
その聴覚の情報を得る器官が耳です。
犬の耳の構造と耳に気持ちがあらわれる理由
犬の耳は外耳と中耳と内耳の3つに分けられます。
<外耳>
頭から飛び出ている部分が耳介
耳介から鼓膜までの部分が外耳道です。
<中耳>
外耳と中耳を仕切る鼓膜
骨でできた耳小骨があります。
<内耳>
中耳のさらに奥にある蝸牛(かぎゅう)や
半規管などからできているのが内耳です。
犬の耳はわたしたちと同じように
- 音を集める耳介(いわゆる耳)
- 入り口から鼓膜までの外耳道
- 鼓膜の奥の中耳
- 脳への伝達部分である内耳
になっていて、バランスを保つ半規管や
かたつむりのような形の蝸牛が内耳にあります。
耳の仕組み自体はわたしたちとそれほど
変わらないんですが・・・
犬の聴覚はわたしたち人間の
4~5倍もあるんですよ(゜o゜;
しかもどの方向で音がしたのかを
聞き分ける能力もかなり優秀です。
立ち耳の場合だと、32方向の判別を
瞬時にできるそうです。
聞こえる周波数帯も2万ヘルツ以上の
超音波を聞くことができるんですね!
そして、耳を動かすのは
耳介筋(じかいきん)という筋肉です。
私たちも耳介筋を持っているので
退化しているとはいえ本当は
あなたも耳を動かすことができるはずなんです。
ただ、動かす必要もないので
脳が動かし方を忘れていることはありますが(笑)
犬はこの耳介筋がとても発達していて、
よく動くので感情までが表れてしまいます。
そもそも犬は耳が立っている種類だけだった!?
犬と暮らしていた古代人は、
彼らの耳の動きから危険を察知したり
獲物の方向を知ったりしていたそうです。
犬の祖先はオオカミ説がありますし…
もともと犬は耳が立っている種類しかありませんでした。
垂れている耳の犬っていなかったんですね(゜o゜;!!
そのうち、犬は人間の狩りの手伝いをするようになりました。
狩猟犬の場合、
余計な音に気をとられず獲物の臭いに集中できる
穴を掘って地面の中にいる獲物を追う
という2つのメリットがあるため
垂れ耳の犬が誕生しました。
例えばダックスフンドでいうと
ヨーロッパのアナグマやキツネ、
カワウソ狩りで活躍していたのが
スタンダード・ダックスフンドです。
それからウサギやテンなどの小動物の
狩りに利用するために小型化したのが
ミニチュア・ダックスフンドです。
この大きさは狩りの際に、
どの大きさの穴に入るかによるもので
ヨーロッパではそれぞれ
胸囲のサイズで分けられているそうです。
穴に入るときに立ち耳よりも
耳が垂れている方が都合が良かったんですね。
じゃ、耳が垂れている子は気持ちを
表していないか?というとそうでもありません。
よ~く注目していると、ピクッと動いていたり
力が入っているのがわかります。
耳の動きだけでなく、表情や
しっぽの動かし方など総合的に見て
判断していくと垂れ耳でも気持ちがわかります。
それでは犬の耳について色々と分かったところで。
さっそく犬の耳のしぐさによる
感情表現を見ていきましょう(^^)
犬の耳のしぐさからわかる犬の気持ちは?
犬の気持ちを理解するということは
犬とのコミュニケーションで重要なことです。
犬が怖かったり嫌な気持ちなら
それを取り除いてあげることで
犬とのきずなが深まり、犬に信頼されます。
犬のしつけをする上でも
犬からの信頼があるととてもスムーズに
しつけをすることができますので
ぜひ犬の気持ちを考えてみましょう。
犬の耳のしぐさから
リラックスしているとき
注目しているとき
好意を示しているとき
警戒しているとき
威嚇をしているとき
怯えている時
考えている時
これらの感情がわかります。
これらの気持ちを
犬の耳のしぐさを中心としてみていきます。
耳は立っている+特別な力が入っていない
穏やかな表情をしていて
耳は立っているけど
特別な力が入っていないときは
リラックスしているときです。
口が閉じていたら人間のほほえみに
近い表情だと思ってください。
幸せでのんびりした気分です。
耳は立っている+前に傾け気味
ピクッと耳が動いていたり、
前に少し傾いているときは
注目しているときです。
何か近くに興味をひかれるものがあり
「あれは何だろう?」と注目しています。
何か面白いものを発見して
少しワクワクして興味があるときの表情です。
耳を後ろに伏せる+特別な力が入っていない
耳を後ろに伏せた状態で
特に特別な力が入っていないで
口が穏やかに開いているときは
好意を示している時です。
好きな人や気の合う犬友達に
会った時に多く見られます。
さらにしっぽの動かし方が
しっぽを下に向けて付け根から
左右に振っている時は好意の気持ちです。
もしあなたの愛犬がこのようなしぐさをしたら
あなたと愛犬の関係がとても良好で
しつけもうまく言っていると考えていいでしょう(^^)
少し控えめに遊びを誘っている時も
このようなしぐさをしますから、
できるだけ相手をして素晴らしい関係を築いてください♪
耳を後ろに伏せる+耳をやや両側につき出す
耳が後ろになっていますが
倒れているというより後ろに引いている
という感じの時は警戒しているときです。
表情をよく見ると、
緊張や不安な感じの表情をしていると思います。
「なんか胡散臭いぞ…」と
周囲の状況に緊張し不安を感じています。
もし耳を後ろに倒して
しっぽを上向きにして
先を激しく振っていたら
全力で警戒しています。
例えば、車に乗せようとした時に
このようなしぐさをしたら、
クルマに乗ることを拒んでいるということです。
耳が前に傾いている+鼻にしわを寄せている
耳が前に傾いて鼻にしわが寄り
口が開いて歯を見せているのは
威嚇をしているときです。
口が開いているのは
「いざとなったら闘うぞ!」という
攻撃ができている合図でもあります。
戦闘態勢に入っているときなどは
背筋の毛が逆立っていることもあります。
お散歩中などにこのような表情の
犬を見かけたら近づかないほうがいいです。
室内でこんな表情をしたら
そこにあるもの(見慣れない置物など)
を取り除いてあげると落ち着きます。
耳が後ろに倒れている+歯をむき出している
頭にくっつくくらいに両耳が後ろに倒れ
歯をむき出しているときはおびえている時です。
歯がむき出しているため
怒っている、または戦闘態勢かな?
と思ってしまうかもしれませんが
実はこれ必至で防御しているサインです。
かなり怯えている状態で
「攻撃してこないで!」「こっちに来ないで!」
と思っているので、犬がおびえている
対象物から距離をとってあげましょう。
耳の位置が定まらない
もし、耳の位置が定まらないで
前や後ろ、下などに動かしていたら
どうすればいいのか考えている最中です。
愛犬の考えがまとまるまで
見守ってあげるといいです。
今ご紹介した中で、
耳が立っている時と前方に傾けている時
はわかりやすいですし特に問題はありません。
でも、耳を後ろに伏せている時は
「好意」と「警戒」という正反対の気持ち
の表現なので注意が必要です。
この場合はご紹介したように愛犬の表情と
しっぽの動かし方も合わせて判断をしてください。
さて、犬は耳の仕草で
どんな気持ちでいるのかがわかりました。
もう一つ耳の仕草で気になるのが
犬の耳に何らかの異常が起きている時に
犬が見せるしぐさです。
犬の耳への気になるしぐさ!病気の可能性も
もしも、あなたの犬が
頭を強く振る
足で耳を掻く
壁に耳をこすりつける
片耳だけ傾ける
このようなしぐさを見せたときは
耳に何らかの異常が起きているサインです。
犬の耳の構造は複雑で、通気性も悪いです。
しかも立ち耳のほかに、垂れ耳や
耳の中に毛が生えていたり
しわがあったりといった犬種もあります。
ケア方法についてはあとでご紹介しますが
こまめなケアをしていないと耳の病気になりやすいです。
耳の病気になりやすい犬種は?
耳には耳垢がたまったり、
細菌が繁殖することで
耳が炎症を起こしたり、病気になる
ということがよく起こります。
犬の耳は犬種によって
いろいろな形をしていますよね?
耳の病気になりやすい犬種と
その特徴をご紹介します。
【耳が垂れている犬種】
耳が垂れていると通気性が悪くなります。
それが原因で耳の中に細菌が繁殖しやすくなってしまいます。
<犬種>
コッカー・スパニエル
ペキニーズ
シー・ズー など
【耳の中に毛が生えている犬種】
耳の中に毛が生えている犬種です。
通気性が悪いことによる細菌の繁殖が起こりやすいです。
<犬種>
マルチーズ
ヨークシャー・テリア など
【耳の中にしわがある犬種】
耳の中にしわがあると、耳垢がたまりやすいです。
耳垢が刺激となって皮膚が炎症を起こします。
<犬種>
パグ
ブルドッグ など
【耳垢が多い犬種】
耳垢が多く出やすいと、炎症が起きやすいです。
耳垢に細菌が繁殖することも。
<犬種>
ダックスフンド
ジャーマン・シェパード など
犬の耳の病気と症状は?
犬の耳の病気で一番多いのが外耳炎です。
その他に、中耳炎、内耳炎、耳血種
耳疥癬などがあります。
また病気ではないですが、異物が入ることもあります。
症状や治療法などを1つ1つ見ていきます。
【外耳炎】
耳垢が刺激になって外耳の皮膚に炎症が起きてしまう病気です。
<外耳炎になりやすい犬種>
柴犬
ミニチュアダックス
ゴールデンレトリーバー
ラブラドールレトリーバー
コッカースパニエル
シーズー
フレンチブルドッグ
などの垂れ耳や皮膚が弱い犬種
※なかでもアメリカン・コッカ-・スパニエルは重症になりやすいので注意です
<症状>
べとべとして臭いのある耳垢がたまります。
かゆみや痛みを伴うため、しきりに耳を掻いたり、頭を振ったりします。触られるのを嫌がることもあります。
炎症が慢性化すると、皮膚が腫れたり、厚くなったりして外耳道がふさがれてしまうこともあります。
<原因>
細菌や真菌の繁殖やミミヒゼンダニの寄生など、原因は様々です。
犬アトピー性皮膚炎や脂漏性皮膚炎などの、全身性の皮膚炎から併発して起こる場合もあります。<治療>
耳毛がある場合は耳毛を抜き、消毒薬やオイルなどを使って外耳道の耳垢をしっかり掃除します。そのあと、抗生物質や抗菌薬などを塗ります。
慢性化や再発しやすい病気なので、根気よく治療を続けることが大切です。
【中耳炎】
外耳炎の炎症が進行し、中耳にまで炎症が広がった状態です。
<中耳炎になりやすい犬種>
ミニチュアダックス
ゴールデンレトリーバー
ラブラドールレトリーバー
コッカースパニエル
シーズー
などの垂れ耳の犬種
<症状>
痛みが強いため、耳に触られるのを嫌がります。発熱したり咽頭が腫れることも。
さらに悪化すると、膿がたまって鼓膜が破れ、難聴などの聴覚障害を起こすこともあります。また、神経麻痺などになる可能性もあります。
<原因>
外耳炎を放置するなど、炎症が悪化して広がることで起こります。
またほかの原因で、鼓膜に穴が開いたり、風邪のウイルスなどが原因で炎症が中耳にまで広がることもあります。
<治療>
外耳を清潔にして薬を塗るなどの、外耳炎の治療を行うことで中耳炎もおさまっていきます。
【内耳炎】
鼓膜のさらに奥の内耳に炎症が起こる病気です。
<内耳炎になりやすい犬種>
中年齢から高齢の犬に発症することが多く、緊急性が高い
<症状>
発症してすぐは嘔吐や食欲の低下などが見られます。
聴覚の神経で炎症が起きていると難聴になり、飼い主の声や周囲の音が聞こえにくくなっています。並行漢管区の神経で炎症が起きると同じ方向にグルグル回ったり、頭を病気の耳の方に傾けたりします。
重症の場合、眼球が左右に揺れたり、歩くことができなくなって転がってしまいます。
<原因>
細菌感染によるものが多く、外耳炎や中耳炎から波及して起きることが多いです。慢性の外耳炎や、歯科疾患を患っている犬に多く発症します。
<治療>
内耳炎が起きている原因をまず治療します。その後投薬による治療を行います。
【耳血腫(じけつしゅ)】
耳介に血液などがたまって、腫れ上がってしまう病気です。
<耳血腫を起こしやすい犬種>
柴犬
ミニチュアダックス
ゴールデンレトリーバー
ラブラドールレトリーバー
コッカースパニエル
ダルメシアン
など
<症状>
耳がものすごく腫れ上がるのですぐに気づきます。
腫れた耳は熱を持ち、かゆみや痛みがあるため、頭をしきりに振ったり、耳を引っ掻いたりします。
耳に触られるのを非常に嫌がります。
<原因>
耳介は軟骨でできていて、細い血管が通っています。
耳を何かにぶつけたり、ケンカをするなどケガによって血管が切れて内出血し、血液を含んだ体液が耳介にたまって腫れることがあります。
その他外耳炎などの耳にかゆみがある病気にかかり、耳を掻いたり頭を強く振ることで血管が切れる場合もあります。
免疫の異常やアレルギーが原因となることもあります。
<治療>
耳介に針を刺して吸引などで耳にたまった液体を取り除きます。外科手術で耳介を切開して液体を取り除くこともあります。
その後感染を防ぐために抗生物質などを投与する場合もあります。
【耳疥癬(みみかいせん)】
耳ダニ感染症・ミミヒゼンダニ感染症ともいい、耳垢を食べるダニが外耳道に寄生する病気です。
<耳疥癬を起こしやすい犬種>
特にありません。
<症状>
耳の中に悪臭のする黒いワックス状の耳垢がたまり、強いかゆみがあります。しきりに耳の後ろを引っ掻いたり、耳をものにこすりつけたり、頭を振るなどのしぐさをします。
<原因>
ミミヒゼンダニ(耳ダニ)が外耳道の皮膚に住みつき皮膚や組織液、耳垢などを食べて生活します。卵を産みどんどん繁殖していきます。
<治療>
耳垢をきれいに掃除して、駆虫薬でダニを駆逐します。ただし卵には効果がないので、1週間に2~3回ほど駆虫薬を使ってダニを駆除していきます。
細菌に感染していたり、炎症が激しい時はそれぞれの治療を行います。
【耳に異物が入った】
急に耳を振ったり傾けたりしたら耳に異物が入ったのかもしれません。
耳に入る異物というと虫や植物の種などがあります。
こんな場合は、無理にとってあげようとすると、たいへん危険です。というのも、奥に押し込まれてしまい取り出しにくくなってしまう可能性があります。
愛犬が急に耳を振ったり傾けたりしたら急いで動物病院に行って獣医さんに処置をしてもらうようにしてください。
発症しやすい外耳炎!治療費はいくらかかる?
実は皮膚炎や下痢といった
全ての病気の中でも外耳炎はかかりやすい病気です。
炎症の程度によって治療費は大きく変わりますが
まだ初期段階の軽度であれば
通院の費用として診察と処置と薬代で
10,000円~20,000円(病院により違います)くらいかかります。
これが重症になり、中耳炎になっていたり
炎症の症状のでかた次第では
数十万円かかってしまうこともあります。
ご紹介したように、耳の病気は
外耳炎が進行したり悪化することで
中耳炎や内耳炎になったり
引っ掻いたり頭を振ることで血管を傷つけ
耳血腫になってしまうことがあります。
私たちは
外耳炎の初期段階で病気を発見すること
が大切になってきます。
あともう一つ大切なのはペット保険に加入しておくこと。
何かおかしい…と言う段階で
すぐに病院で獣医師に見てもらうことが
病気の早期発見早期治療に繋がります。
https://www.anicom-page.com/hakusho/book/pdf/book_201612.pdf#page=15より
疾病別医療費表によると
耳の病気で1年で平均21,000円が
診療費として使われているそうです。
ペット保険は人間の健康保険と同じです。
いざというときのためにぜひ
納得できるペット保険を選んでおいてください。
現在、加入者の満足度が高く
人気があるのが安心ペット保険と
げんきナンバーワンです。
公式サイトで、月々の掛け金を
簡単にシミュレーションできますし
そのまま無料の資料請求ができます。
まだペット保険に加入されていない方は
ぜひ資料請求をしてじっくり内容を検討されてみてください。
犬の耳は掃除する必要はない??
野生の動物は耳の掃除をしていません。
耳の状態が良ければ、
耳掃除はほとんど必要ない
という獣医師もいらっしゃいます。
これは人間の耳も同じなんですが
耳垢はホコリと汚れから鼓膜を守っていて
さらに抗菌性もあり表面を潤す役割もしているそうです。
そして耳は自浄作用があるので
乾燥した耳垢は私達があごを動かすたびに
あごの動きによって外耳道から外に出ていく
という仕組みになっているそうです。
耳の状態が良ければ、耳の中の汚れは
本来は勝手に耳から出ていってくれるということです。
これが耳の掃除をする必要が無いという根拠です。
しかし!!!
季節や気温、湿度によって
どうしても高温多湿になってしまうので
いつでも耳の状態を良くしておくのは困難なことです。
また犬種によっては、垂れ耳で
ただでさえ風通しが悪い状態とか
もともと耳垢が出やすいから
自浄作用が追いつかない場合もあります。
ですので、やはり愛犬の耳は
良くチェックしてあげて、
耳垢のたまり具合を見たり、
色やニオイを確認する必要があります。
犬の耳のケアと頻度は?チェックの方法
耳の病気を予防するには
耳のお手入れ(ケア)が重要になります。
耳のお手入れは月に1~2回ですが
耳のチェックは毎日の健康チェックとして
スキンシップを兼ねて行うと良いです。
耳のチェックの仕方は
まず、耳を根元から触ってください。
熱を持っていたり、腫れたりしていないか?
を入念にチェックします。
次に、耳の中をのぞいて
耳垢がたまっていないかチェックをします。
その時、異臭がしないかも
合わせてチェックしてください。
健康な耳は、耳の皮膚がなめらかで
においも傷もなく、綺麗なピンク色をしています。
清潔で乾いていて、腫れなどもない状態です。
犬の耳のケア方法と注意することは?
耳のチェックで耳垢が見つかったら
耳のケアをしましょう。
耳の中はとてもデリケートなので
よく気をつけて行ってください。
耳の皮膚はとても薄くてデリケートです。綿棒のようなソフトなものでも、擦ることで皮膚に傷がつきます。汚れや菌などを、綿棒がさらに耳の奥に押し込めてしまうこともあるので、綿棒での耳そうじはおすすめできません。皮膚のバリア機能が耳そうじで損なわれると、外耳炎の発症リスクが高くなるので注意が必要
これは多くの獣医師さんがおっしゃっていることです。
病気の予防でもある耳のケアですが
たしかに普段から清潔にしておくこと
が大切なんですが・・・
あまり頻繁に耳掃除を行うと
かえって炎症を招きやすくしてしまう
ということがあります。
耳垢も、あまり神経質に取り除こう
としないで、取れる範囲で行ってください。
また、ケアの時は、絶対に見える範囲だけで行うこと!
これは耳を傷つけて痛みを与えると
耳のケアを嫌がる子にしてしまいます。
犬の耳のケアをするときは綿棒を使わずに
ガーゼやコットンを使って優しくケアをしていきましょう。
イヤーローションなどを使う時は
コットンやガーゼに含ませて使ってください。
直接、イヤーローションを耳に入れると
トラブルの原因になります。
イヤーローションというのはこういうやつですね(^^)
シートタイプのものもあります。
「犬 耳 ローション」などで検索してみてください。
アトピーの子や耳の病気になりやすい子は
定期的に動物病院でチェックしてもらうことも大切です。
最近では耳の内視鏡が普及し
耳の健康診断の精度が上がっています。
耳の病気になりやすい犬種や
既に耳の病気になったことがある犬は
耳の病気予防にもなるので
かかりつけの獣医師と相談して
検診を取り入れてみてください。