犬の夏バテ対策は?【保存版】暑い時のケア~症状と対処法!

はどうして厚さが苦手で夏バテしやすいんでしょうか?

犬の夏バテの原因や熱中症との違い、夏バテになると出る症状のチェック方法や病院に連れて行く目安を覚えておいてください。

また、夏バテをしているときの解消法やおすすめの食事対策などもご紹介します。

犬の夏バテ対策はコレ1つを見ればすべて網羅してありますのでぜひチェックしてみてください!

natubate
高知県で最高気温を更新した時です。・・あ、暑そう(T_T)

犬はどうして夏バテするの?原因に注目!

日本の夏は梅雨ころから暑さが始まり
ジメジメした湿度が高い状態から
梅雨が明けて急に暑さが本格的になります。

このように日本の夏の環境は
高温多湿である地域が多いんですね。

私たち人間の場合には
暑くて体温調節をするときに
汗をかくことで体の中に暑さが
こもらないようになっていますよね?

でも犬は体の表面を被毛で覆われていますし、
発汗することで体温を下げることができません。

犬にとって夏の暑さにおいて
体温調節をすることがうまくできないんです。

なので、パンティングという
荒い呼吸で熱を下げようとしますが…

過度にパンティングを行うと
さらに体温が上昇してしまうことがあります。

このような中で犬は暑さと闘いますので
どうしても疲労が体に蓄積されて
夏バテになってしまうんですね(´・ω・`)

 

また、暑さの対策として
冷房の効いた室内に入れてあげる
飼い主さんも多いでしょう。

これはもちろん暑さ対策として有効ですが
これも夏バテの原因になってしまうことがあります。

 

犬は私たち人間の呼吸している位置より
下の位置で呼吸をしています。

冷たい空気は下にたまるので
思ったよりも冷たい空気を吸っていて
体を冷やしてしまうことがあります。

体が冷えることによって
内臓の働きが悪くなったり
血行不良になったりといった
人間でいう冷え性や冷房病になり
体調を崩しやすくなります。

体調が悪くなりがちなのに加えて
散歩に出たときの寒暖の差で
体のリズムがうまくとれなかったり
自律神経の働きが崩れて
夏バテになる犬も多いんですね。

 

犬が夏バテになる原因は

夏の犬は体温調節がうまくできない

冷房による体の冷え

など、暑さに対して体が無理をするので
体調を崩してしまうのが原因です。

 

犬の体の構造上暑さによる
体温調節が苦手な上に
犬は自分で室温を変えたり
環境を変えることができません。

犬が夏バテをしてしまうかどうかは
全て私たち飼い主さん次第!
と言えますので責任重大です(`・д・´)

 

犬は人間よりはるかに熱中症になりやすく
内臓などに深刻なダメージを受けやすいです。

ですから、夏は特に気をつけて
健康管理をしてあげないといけないんですね。

 

犬の平均的な体温は38度前後です。
動物は体温が42度以上になると
体の組織が変異して死に至るんですが・・・

犬は平均体温が38度ですから
わずか4度上がっただけで
命の危険を迎えてしまいます。

暑さが命の危険に直結していることも
忘れずに注意をしていきましょう!

夏バテになりやすい犬種とは?

その犬種がどこで産出されたかによって
暑さに強い、弱いがわかります。

というのも、やはり寒い地方の犬は
被毛が密集していて体温を守れるよう

「ダブルコート」

の被毛(被毛が二重構造になっている)が多くなります。

 

また、短頭種(マズルが短い犬種)は
呼吸がしづらいため
体温を下げるのが苦手で
熱中症にもなりやすいと言われています。

 

夏バテになりやすい犬種は

  • ポメラニアン
  • シーズー
  • フレンチブルドッグ
  • 柴犬
  • コーギー
  • パグ
  • ミニチュアシュナウザー
  • ラブラドールレトリーバー
  • キャバリアキングチャールズスパニエル
  • ゴールデンレトリーバー
  • ボーダーコリー
  • ペキニーズ
  • アメリカンコッカースパニエル
  • ボストンテリア
  • シェットランドシープドッグ
  • 日本スピッツ
  • ボルゾイ
  • ジャーマンシェパードドッグ など

犬の夏バテと熱中症の違いは?

犬の夏の生活で注意しないといけないのが
夏バテと熱中症です。

この2つはどんな違いがあるのか見てみましょう。

犬の夏バテとは

犬の夏バテは原因で見たように
犬の体が暑さに対応しようとする中で
疲労し体調不良になることです。

ですから、急激に夏バテになる
ということはありません。

時間をかけてじわじわ夏バテになっていきます。

犬の熱中症とは

犬の熱中症は急激に起こります。

犬は高温多湿の状態に非常に弱く
5~15分高温多湿の環境にいると
熱中症を発症してしまいます。

犬は熱中症になると、最悪の場合
死に至ってしまいますので
熱中症を疑える時はすぐに
応急処置をする必要があります。

応急処置の方法は「犬の体温は何度?」の
犬の熱が高い時の応急処置は?家庭での対処法
でご紹介していますので
ご覧になっておいてください。

犬の平均体温や体温の測り方
体のどこを触れば熱が出ているか
などがわかるので必見です。


犬が夏バテになるとどうなる?夏バテ症状チェック!

犬が夏バテになっているかどうかの基準は春の様子です。

春の間に愛犬の状態を
しっかり観察しておくことが重要!

特に

元気具合

食事の量

睡眠時間

この3つはチェックしておいてください。

夏バテになるとどうなるかですが
いくつかの症状となって現れます。

それがコチラ!!

元気がなく動かない

ご飯の量が減る

だるそうにぐったりしている

散歩の歩き方が遅い

寝ている時間が増える

熱がある

便に異常がある(軟便・下痢など)

嘔吐する

こういった症状が出ていたら
犬の夏バテを疑ってください。

夏バテの症状を放置しておくと…

食欲不振により体重が低下する(痩せてくる)

脱水症状になりぐったりする

内臓の働きが悪くなり機能障害がおこる

など、状態が悪化し
動物病院で輸液による治療をしたり
投薬による治療が必要になることもあります。

 

脱水症状についてと
病院に行くタイミングについては
後ほど詳しくご紹介しますので…

今は症状1つ1つを見ていきます。

【元気がなく動かない】

いつもはお部屋の中を歩き回っている子が
一か所で動かずにいたり、
名前を読んでもこちらに来なかったり
おもちゃに興味を示さないなど
春に比べて元気がないと感じたら
夏バテが原因かもしれません。

お散歩が好きな子が
お散歩に反応しない場合も
元気がない可能性があります。

【ご飯の量が減る】

私たちもそうですが、
暑いと食欲がなくなりますよね(^^;)

同じように犬も食欲がなくなりがちですが
明らかにご飯を残すようになったり
おやつまで喜ばなくなる場合は
夏バテしているのかもしれません。

【だるそうにぐったりしている】

起きてはいるようだけど
とにかくぐったりしているとか
反応がとにかく鈍いなど
体がしんどそうな様子がうかがえます。

犬が散歩も行かないとなると
夏バテレベルは高めだと思ってください。

【散歩の歩き方が遅い】

一応散歩には出るけど、歩き方が遅いとか
休み休み歩く、すぐに家に帰りたがる
途中で歩かなくなるなど
いつもと違う散歩の様子になったら
暑くて外を歩くのが嫌だと言っています。

【寝ている時間が増える】

犬の睡眠時間は年齢で違いますが

子犬・・・18~19時間
成犬・・・12~15時間
老犬・・・18~19時間

これが目安になります。

睡眠は体力を回復させたり
エネルギーをチャージさせるので
夏バテになっている犬は
必然的に睡眠時間が多くなります。

ぐったりしているのと睡眠との
判断は難しい部分があると思いますが
完全に目を閉じていて
軽く呼んでも反応しないときは
睡眠している可能性が高いです。

【熱がある】

熱が体にこもってしまうことで
発熱してしまうことがあります。

また、冷房による冷房病で
鼻水が出るなどの人間の夏風邪
に近い症状を出すこともあります。

【便に異常がある(軟便・下痢など)】

食欲が低下することで栄養バランスが悪くなったり
体が冷えすぎて内臓の働きが悪くなり
便が柔らかくなったり(軟便)
下痢を起こしてしまうことがあります。

基本的に、便の異常がある場合は
その便を持って動物病院で
見てもらうことがおすすめです。

夏バテだと思っていたら
他の病気だったということもありますからね(´・ω・`)

【嘔吐する】

嘔吐といっても犬が何かを吐き出すには
嘔吐以外に吐出と嚥下困難など
いくつか種類があります。

犬が嘔吐をした場合
嘔吐物をチェックしてみてください。

嘔吐の場合は吐いたものが
ある程度消化されている状態です。

犬の嘔吐に関してはコチラをチェック

便に異常があり嘔吐もするようだと
夏バテが悪化していたり
熱中症になっていたり
脱水症状になるなどが出てきます。

夏バテではなく熱中症かも?熱中症の症状もチェック!

犬の夏バテは時間がかかりながら
じわじわ症状が出てきますが、
熱中症の場合は急激に起こります。

犬の熱中症は命の危険があるので
熱中症の症状もチェックしておきましょう。

まず、犬がいた環境が大きく左右します。

  • 直射日光に当たっていなかったか?
  • 暑い昼間に外に長時間いなかったか?
  • 車の中など高温多湿になる状況ではなかったか?
  • 適度に涼しい風を浴びられる環境だったか?

など、犬がいた環境をしっかり把握し
以下の症状が出ていないかを確認します。

【熱中症の症状一覧】

ぐったりしている

呼吸が荒い(あえぐような呼吸)

よだれが多量に出ている

嘔吐した

体が熱い(体温が高い)

意識が無い

痙攣を起こしている

皮膚や舌などの粘膜が青紫色(チアノーゼ)

前半に比べて「体が熱い」から
後ろの症状はかなり症状が重いです。

緊急を要している状態なので
できるだけ犬の体を冷やしながら
急いで動物病院に連れて行きましょう。

犬が夏バテして脱水症状?見分けるチェック方法!

夏バテの怖いところは脱水症状を起こしてしまうところです。

犬は暑い時体温を下げるために
パンディングを行って体温調節をしますが
パンディングにも水分が必要です。

犬は体の水分のうち10%を失うか
カリウムやナトリウムなどのミネラルがなくなると
脱水症状を起こしてしまいます。

まず犬が1日に必要な水分量は
環境省のガイドラインを見てみると

– 【犬が1日に必要な水分量】 – 犬の体重(kg)と、飲む水の量(ml)
2kg – 190ml
3kg – 260ml
4kg – 320ml
5kg – 370ml
6kg – 430ml
7kg – 480ml
8kg – 530ml
9kg – 580ml
10kg – 630ml
15kg – 850ml
20kg – 1060ml
25kg – 1250ml
30kg – 1440ml
35kg – 1610ml
引用元: 飼い主のためのペットフード・ガイドライン – 環境省

とあります。
また獣医師会発行の資料によると

体重(㎏)0.75乗 x 132(ml)
体重(㎏)x 30 + 70(ml)

このどちらかの計算式で算出できるので
ご自分の愛犬に一日に必要な水分量を
計算して把握しておいてください。

脱水症状を起こしているときのチェック方法

犬の行動を症状が軽い⇒重いの順で
ご紹介していきます。

【軽度】

元気がある場合は、

  • 落ち着きなく歩き回る
  • 何かを探しているようなそぶりをする
  • 唇を繰り返し舐める
  • 不安げな表情をしている
  • 飲み水用のボウルに鼻をつける

【中度】

  • 元気がなくなる
  • 呼びかけても反応をしない
  • ぐったりしている
  • 食欲がなくなる
  • 目がくぼんで見える

【重度】

  • 水を与えても飲もうとしない
  • よだれを垂らしている
  • 血便が出る
  • 痙攣をおこす
  • 尿の色が濃い黄色

これらは犬の行動から脱水症状の時の
症状になりますが、他にも犬の脱水状態を
チェックする方法があります。

皮膚の状態のチェック
口の中のチェック
歯茎のチェック

1つ1つご紹介していきます。

【皮膚の状態のチェック】

首の皮膚を軽くつまんで5センチほど優しく持ち上げてから離します。

脱水症状があると皮膚の水分も少なくハリがなくなるので、持ち上げる前の状態まで2秒以上かかる場合は脱水状態になっています。

【口の中のチェック】

脱水状態の時には水分が少ないため口の中がうるおっておらずにネバネバした状態になっています。

【歯茎のチェック】

歯茎の一部を指で白くなるまで押して離してみてください。

この時、すぐにピンク色に戻らない場合は脱水症状が疑えます。

脱水状態の解消方法と注意点

犬も人間と同様に、体の水分は
ただの水ではなくカリウムなどのミネラルが
含まれていて2つのイオンでバランスをとっています。

 

脱水状態が疑える時は、水分の補給が
必要ではあるんですが…

体が水分をうまく吸収できないことがあります。

症状が軽度の時は比較的
普通の水でも大丈夫ですが
尿としてそのまま水が排出されると
効率的に水分補給ができません。

 

また、症状が重くなってきた場合
普通の水だと体内の電解質のバランスが
崩れることによって脱水症状が悪化
してしまうこともあります。

 

ですので、できるだけ脱水が疑える時は
犬用のスポーツドリンクなどを与えましょう。

夏バテの心配がある夏になったら
特に常備しておくと安心です。

「犬 スポーツドリンク」などで検索すると
ジュースタイプのものや
粉末タイプのものなど数種類ありますので
使いやすいものを選んでもらうと良いと思います。

※人間用のスポーツドリンクも2倍にすれば与えることはできますが、カロリーのことなどを考えたらやはり犬用のものが安心です。

犬の夏バテは病院に行くべきなの?判断基準とは

犬は夏バテをしやすい動物なので
普段から注意が必要ですが
元気がないとか寝ていることが多い
という場合だとどれくらいの夏バテなのか
判断に迷ってしまうかもしれません。

ご紹介してきた脱水症状が疑える時は
犬用のスポーツドリンクなどをあげてみて
自分で飲めるなど水分補給ができる状態なら
そのまま水分をこまめに与えて様子を見ることができます。

しかし、自分で水分補給ができなかったり
脱水症状の中度~重度の症状がある場合は
必ず動物病院に連れて行きましょう。

目安としては

自分で水分補給ができない(飲もうとしない)

呼吸が荒い

数日食事をとれていない

尿が極端に少なく色が濃い黄色

嘔吐がある

水分補給ができないうえに
嘔吐をすると症状の悪化が速まるので
自分で水を飲もうとしなくなったら
動物病院で診てもらうと良いですね。

 

動物病院といえば…

たぶん、もうペット保険は入られている
と思います。

私たちの健康保険がない状態と
ペット保険に入っていない状態は
同じですからね。。。

ペット保険に入るのは必須だと思いますが
現在入っているペット保険を
見直してみたりはしていますか?

ペット保険もどんどん進化してますし
動物病院での支払いが簡単だから
と言って割高なペット保険に
入られている方も非常に多いです。

口コミが良く、使用者の満足度も高く
スムーズに治療費が受け取れると
今、評判が良いペット保険は

もっとぎゅっと少額短期保険/安心ペット保険
ペット&ファミリー/げんきナンバーわん

この二つのペット保険は評判が良いです。

資料請求は無料なので
ペット保険に加入を検討されている方や
ペット保険を見直そうという方は
公式サイトから資料を請求してみると良いと思います。

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犬の夏バテは予防できる!対策方法は?

犬が夏バテしてしまうかどうかは
飼い主さんの管理が大きく影響します!

そう!

愛犬を夏バテから守ってあげるのは
飼い主であるあなた次第なんですね♪

 

犬が夏バテしないようにするには
具体的にどうしたらよいのかをご紹介します。

室内空調の管理
水分補給について
ご飯の工夫
お散歩の注意
ケアで予防

この5つのポイントをしっかり押さえれば
愛犬が夏バテすることなく
元気に夏を乗り切れますよ(^^)

【室内空調の管理】

夏の間の室内は

湿度45~65%
温度25~28度

くらいを保つように心がけてください。

暑いからと言って冷やし過ぎないことも大切です。

部屋の広さや部屋の冷え具合はそれぞれ違いますし、人間の体感だとさらに個人差があるので、部屋の下の方に温度計と湿度計を置いて、犬の生活の高さの空調をチェックしてあげましょう。

たまに、夕方の暑さがおさまった頃に、遮光カーテンにして自然の風をあててみるなども必要です。

【水分補給について】

特に夏バテしやすい夏の水分補給はできるだけ体に吸収されやすいものを選んであげると良いです。

でもしっかり水を飲める子ならば、新鮮な水をいつでも飲めるようにしてあげれば大丈夫です。

麦茶が好きな子もいますよね。
麦茶はノンカフェインなので、麦茶で水分補給することも可能です。

気をつけたいのはお留守番時ですが、ケージにボトルを取り付けるタイプのもので水の量が少なかったり、床に置くタイプでもこぼしてしまって水が飲めないなどの場合です。

お留守番をさせる時は、水分が足りなくなってしまわないように、特に注意をしてください。

【ご飯の工夫】

夏バテをすると食欲が落ちてしまいやすいです。
のちほど食事については詳しく見ていきますが、水分を食事から摂る工夫もしていきましょう。
普段ドライフードをあげている場合は、ウェットフードに変えるのも一つの方法です。

ただ、フードを変えることでご飯を食べなくなってしまう子もいるので、ウェットフードをもし食べない場合は、いつも食べているフードをふやかしてみたり、ふりかけをかけてみるという工夫もしてみてください。

また、ご飯をあげる時間ですが、涼しい朝晩にあげてみるのも良い方法です。

【お散歩の注意】

お散歩の時間は直射日光に当たりやすい昼間は避けます。

アスファルトも相当暑くなっているので、肉球がやけどしてしまうこともあります。
私たちにとって夕方は涼しく感じるかもしれませんが、アスファルトに近い犬はまだまだ暑く感じますので、できるだけ日が落ちて地面が冷めた時間帯に行くようにしてください。

朝のお散歩もまだ日が弱い朝早めの時間帯が良いでしょう。
お散歩中は水分も出ていきやすいので、できるだけ効率よく水分を体に吸収できるように、普通の水よりも、犬用のスポーツドリンクなどにしたほうが夏バテ気味の犬には良いと思います。

【ケアで予防】

お散歩から帰ってきた時はブラッシングをしていると思いますが、ブラッシングは被毛の間に空気を入れるので熱を逃がす効果があります。

室内の温度湿度がちょうど良い時は良いですが…
こまめにブラッシングをしてあげることもケアとして効果があります。

犬の体を触って少し暑いと感じたときは、濡らしたタオルを体に当てて冷やしてあげると体温を下げることができます。

最近ではグッズが充実していますから、クールマットや熱さまし用のジェルタイプの氷枕なども上手に使って体温調節してあげてください。

このようなひんやりタイプのあご枕というのもありました♪

こちらは生地表面温度を25度付近に保つクール加工がされ、防虫加工もされたタイプのドッグウェアです。

グッズはかなり充実してきていますので、あなたの愛犬に使いやすいものを探すのも楽しそうです(^^)

 

今までご紹介してきたのは犬の夏バテ予防でしたが、
万が一夏バテになってしまった時の
解消法はどうしたらよいでしょうか?

犬が夏バテになってしまった場合の解消法

犬の夏バテを解消してあげるには
とにかく水分補給と栄養補給が重要です。

ですので、水を自分で飲まないとか
食事の量がガクッと減ってしまったら
動物病院で獣医師に相談してください。

とにかく脱水症状になってしまうのが怖いです。

ただ、まだ自分で水分やごはんを
摂れる場合はこまめな水分補給と
ご飯の工夫で夏バテを解消することができます。

ここでご飯の工夫というのが、
予防もそうですが
夏バテしてしまった犬に対して有効です。

どんな食事にしてあげたらよいのか見ていきましょう。

犬の夏バテに効果がある食事の工夫とは?

犬が夏バテをしているときは、
体力を回復するためにも
早く元気になるためのご飯を
用意してあげたいものです(^^)

https://xn--o9jlq0699b12ff3dl2xxp8c.com/onaziazi-365
ご紹介していますが、

犬は味を感じる細胞が人間の
5分の1しかなく、嗅覚が優れています。

ですから、犬にとって「おいしい」のは
ニオイが良い食べ物ということになります。

そして特にだしの風味なんかは
犬が好きなにおいなんですね(^^)

どうしてもドライフードを食べないときは
簡単にできる手作り食をあげてみるのも
犬の夏バテ解消に効果的です。

でも、

「そもそもどんな食材が良いかわからない」

という方も多いと思います。

犬が夏バテの時に与えるとよい
夏バテ解消BEST5栄養素と
その食材をご紹介します。

 

1.タンパク質

<丈夫な体を作り抵抗力を強化します>

鶏肉、卵、牛乳、豚肉、イワシ、アジ、タラ、マグロ、鮭、豆乳、豆腐、大豆、乳製品

 

2.糖質

<エネルギーを補給し疲労回復します>

白米、玄米、ハトムギ、うどん、そば、小麦、サツマイモ、果物、果汁を与えるのも効果的

 

3.ビタミンB1

<糖質の代謝促進と疲労回復効果がある活力源です>

豚肉、鶏レバー、鮭、イワシ、玄米、大豆、納豆、豆腐、インゲン、ほうれん草

 

4.ビタミンC

<ストレスへの抵抗力を付け食欲増進します>

ブロッコリー、カリフラワー、ピーマン、トマト、かぼちゃ、ほうれん草、果物

 

5.アスパラギン酸

<乳酸を分解し、新陳代謝の促進と体力をアップさせます>

アスパラガス、大豆、高野豆腐、ちりめんじゃこ、鰹節

 

犬の夏バテ時に最適レシピ

<食欲刺激・元気が出る>
【ちりめんじゃこごはん】

~材料~

卵 (必須アミノ酸を含む優秀なタンパク源)
雑穀米 (ビタミン、ミネラルを含み、体力増強)
しいたけ (βグルカンが免疫力向上)
小松菜 (カルシウム含有量が多い、解毒作用あり)
すりごま (ビタミンE源と抗酸化食品)
ちりめんじゃこ (カルシウムが豊富で犬が好む香り)

~作り方~

1、シイタケ、小松菜を食べやすい大きさに切る。
2、鍋に小さじ1のオリーブオイルを熱し、卵を割りほぐしいり卵を作る。
3、炊いた雑穀米とちりめんじゃこ、すりごまをくわえて卵と炒め合わせる。
4、全ての具材を合わせて水をくわえ、全体に火が通るまで煮込む。

 

<疲労回復・高い滋養強壮>
【カツオと納豆のとろろごはん】

~材料~

カツオ (疲労回復とナイアシンで代謝アップ)
卵黄 (ビタミンDを含み、消化しやすいように生卵黄を使う)
玄米ご飯 (ビタミンB群で疲労回復)
納豆 (高たんぱくで低カロリー、栄養素が消化されやすい)
やまいも (胃腸の粘膜を保護し、アミラーゼで疲労回復)
のり (ビタミンB1を含むミネラル源)
すりごま (ビタミンB、Dで代謝をアップし体の機能を強化)
こんぶ (アルギン酸で腸内環境を整えフコダインが免疫力アップ)
小松菜 (カルシウム含有量が多い、解毒作用あり)

~作り方~

1、やまいもはすりおろし、カツオは食べやすい大きさに切る
2、フライパンを熱してカツオを炒め、細かく刻んだこんぶをくわえる。
3、2に具材がかぶるくらい水を加えて煮込む。
4、沸騰したら細かく刻んだ小松菜と炊いた玄米をくわえて再沸騰させ、火を止める。
5、4を器に盛り、卵黄と混ぜた納豆、とろろ、のり、すりごまをトッピングする。

夏バテ解消に効果的!野菜と果物

夏に旬を迎える食材は、
生で食べると体の中から
クールダウンできます。

しかも水分を多く含むものが多いので
脱水症状予防にも効果的!

あげ方やあげる時の注意も合わせて
ご紹介していきます。

<トマト>
酸味が強いトマトだと、犬が嫌ってしまうので、あげる前に食べてチェックしてください。
種や皮がウンチで出ることもありますが、それは問題ありません。

<きゅうり>
全体の95%が水分で構成されていますので水分補給代わりに昼間のおやつとしてあげてみましょう。
ヘタの苦い部分に抗がん作用物質であるククルビタシンCが含まれますが、苦みが苦手な子にはヘタ部分は避けてください。

<スイカ>
スイカは漢方の世界では「白虎湯」と呼ばれ水分を多く含み利尿作用があります。
夏バテ予防にオススメの果物ですので、水代わりにスイカをあげても良いです。(種を食べても心配いりませんが、気になるようなら種を取ってから上げてください)

 

この3つは犬が夏バテした時や
予防効果もある旬の食材です。

ただし、夏バテに良いからと言って
たくさん食べ過ぎると体を冷やして
尿コントロールが利かなくなり
おねしょをしたり、
トイレの前でおもらしをする場合があります。

 

<りんご>

強い抗酸化作用を持つポリフェノールが豊富でリンゴ酸が疲労回復に役立ちます。
犬が夏バテのときだけじゃなく、普段から健康増進や維持のために与えたい果物です。
りんごがのどに詰まらないように、すりおろしてあげるのがBESTです!

<いちご>

ビタミンCが豊富で皮膚や粘膜を丈夫にしたり抵抗力もつけてくれる食材です。
イチゴにはシュウ酸が含まれているので結石の心配があるという方もいますが、イチゴを食べたから結石ができたというのは少し極端でしょう。
ただ、イチゴを丸呑みしてのどに詰まらせる危険があるので、あげる時は必ず細かく刻むかつぶしてあげてください。

犬の夏バテはこれでバッチリ!

あなたの可愛い愛犬が
夏バテによりつらい思いをするのは
見ていてかわいそうですよね(´・ω・`)

しかし、今回最後までお読みいただいた
愛犬想いのあなたなら、これで
夏バテ予防と解消法の知識はバッチリです♪

賢くケアをして、
脱水症状を含む夏バテを克服し
夏も元気いっぱいに過ごしてもらえたら嬉しいです(^^)

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